「鈍色」の意味と読み方とは?ヒントは「ねずみ」
鈍色って、なんと読むのかな??
「鈍色」はね、「にびいろ」と読むんだよ。
鈍色の意味
染め色の名。濃いねずみ色。昔、喪服に用いた。鈍 (にび) 。にぶいろ。
出典 デジタル大辞泉(小学館)
鈍色はここに注意
読み方に注意しましょう!
言葉の難しさ・・・★★☆☆☆
漢字自体はカンタンなため。
すぐ忘れてしまいそう?それなら・・・
つまり「鈍色」の意味は、染め色の名で、濃いねずみ色のことなんだね。
「鈍」ってあるからどういった色なのかな?と思っていたよ。
確かに、鈍い色ってなんだろう。となるよね。
「鈍色」の「鈍」は他に「どん・とん・鈍い・鈍る・鈍い」とも読みます。意味は、
- 鈍い、刃物の切れ味が悪い。「鈍器」など
- おそい。動作や頭の働きがのろい。「鈍感」など
- にぶくなる。「鈍磨」など
- 進むのが遅い。「鈍行」
- ゆるい。「鈍角」
となっています。刃物の切れ味が悪くなったり、動きが遅くなる意味を持っていますよね。
「色」は他に「しょく・しき」とも読みますよね。意味は、
- いろ。「配色」など
- 顔の様子。「顔色」など
- ようす。「異色」など
- 男女間の欲。「色情」など
- 仏語で、形あるすべてのもの。「色即是空」など
となっています。色や様子の意味で使われることが多いですよね。
切れ味が落ちる「鈍る」からきているため、まずはカタナを思い浮かべましょう。
そのカタナの色は、おそらく灰色に近いのではないでしょうか?
その色のカタナの切れ味が落ちるイメージで「鈍色」と覚えましょう!
「鈍」の書き方ですが、刃物に関係する文字なので部首である「かねへん」が使われています。
その右側に、「屯」を書くだけですね。
「屯」には多くのものが集まる、といった意味もあるため、金属が集まった結果重くなって遅くなってしまったイメージも面白いかも知れません。
「鈍」は「とん」とも読むので、同じ読み方ができる「屯」を使うことを覚えておきたいですね。😆
「色」はカンタンですね!実は、元々は色彩のことを言っている字ではなかったそうですよ・・・!
ちなみに「にびいろ」ではなく、「にぶいろ」とも呼ばれるそうです。
どちらも間違いではないので、覚えておきたいですね!
カタナが鈍る、よりもカタナそのものをイメージしてみよう!
この言葉、どう使う?
- 空が鈍色だ・・・、いい天気とは言えないな。
- ネズミは鈍色だろう?何を言っているんだ?
- 今回は鈍色にしよう。
「鈍色」の類語
濃いネズミ色に近い色が似ていますね。
- 重いねずみ色
- 灰がかった
- くすんだ
刃物の切れ味が落ちる、だと錆を想像しちゃうなぁ・・・。
そうだね、だからこそカタナ自体をイメージしておこう。
まとめ
「鈍色」は染め色の名で、濃いねずみ色ということなんですね。
切れ味が落ちる「鈍る」から考えてみましょう。
刀を思い浮かべてください、その刀の色はおそらく灰色に近い色ではありませんか?
この灰色の刀の切れ味が落ちるイメージをしてみましょう!
「鈍」は刃物に関係するので部首の「かねへん」ですね。
その右側に、「屯」を書きましょう。
「屯」には、多くのものが集まるといった意味もあります。金属が集まり重くなり、遅くなってしまったイメージもできますよね。
「色」は元々、色彩のことを言っている字では無かったみたいです。
実は「にびいろ」だけでなく「にぶいろ」とも呼ばれるそうです。
どちらも間違いではないので、覚えておきたいですね!
鈍い色・・・と聞いても、あまりねずみ色は想像しないかも知れません。
あなたはまず、どんな色をイメージされましたか?🧐