「栄転」の意味と読み方とは?ヒントは「上」
栄転って、なんと読むのかな??
「栄転」はね、「えいてん」と読むんだよ。
栄転の意味
[名](スル)今までより高い地位・役職に就くこと。転任をいう尊敬語としても用いる。
出典 デジタル大辞泉(小学館)
栄転はここに注意
それぞれの意味を注意深く見れば、問題点はありません。
言葉の難しさ・・・★☆☆☆☆
読み書きが、カンタンなため。
すぐ忘れてしまいそう?それなら・・・
つまり「栄転」の意味は、今よりも高い地位につくことなんだね。
栄える、転ぶ・・・。これで良い方に行けるのかな?
転がる、として見てみよう!
「栄転」の「栄」は他に「栄える・栄え」とも読みますよね。意味は、
- 物事がさかんになる。「繁栄」など
- ほまれ。名誉。「栄光」など
となっています。いい方向に進む意味を持っていますね!🤗
「転」は他に「転がる・転ける・転ぶ・転る・転た・くるり」とも読みます。意味は、
- ころがす。ころがる。「回転」など
- ころぶ。「転倒」など
- 場所を変える。「栄転」など
- 変化する。「好転」など
となっています。転がっていれば、どこかしらに移動することもありますよね。
ただ転がるだけではなく、物事がさかんになるように上へ上へと転がり向かっていく様子をイメージ。
もしくは、名誉ある場所へ変わることをイメージして「栄転」と覚えてはいかがでしょうか?🧐
「栄」は元々「榮」で、燃えている火を組み合わせて立っている象形となっています。
部首である「木」を燃やして立てかけている・・・とすると松明をイメージするのが良いですね。
それがさかんに燃えてかがやいていることから、「栄」が成り立ったと言われています。
「転」は元々「轉」が使われており、部首である「車」の右側は糸を巻く手をあらわしていたとのこと。
まるで糸をぐるぐると巻き付けることから、車をまわすとして「転」が成り立ったと言われていますよ!
下には転がりたくないね・・・!
この言葉、どう使う?
- その日栄転してきた男は、どこか気に入らない人物だった。
- 誰かが栄転してくるたびに、自分の惨めさを思い知る。
- 「栄転するまで、ここには戻りません」そう言った彼が、明日帰ってくるのだ。
「栄転」の類語
地位があがる、という意味の言葉が似ていますね。
- 昇進・・・仕事上の地位があがること。
- 登用・・・人をそれまでよりも高い地位にあげること。
- 出世・・・社会的に高い地位を得ること。
「栄転」の対義語
「栄転」は地位が上がることなのに対して、こちらは地位が下がることになります。
- 左遷・・・低い地位におろすこと。
同じ読み方の熟語👀
- 栄典・・・おめでたい、祝いの式典。
上に転がる・・・って、イメージしてみるとなんだか大変そうだね・・・!
上に行くには、それ相応の大変さがあるんだよ。
まとめ
「栄転」は、今よりも高い地位につくということなんですね。
良い方向へ、上へ上へと転がり向かっていく様子をイメージして覚えてみましょう!
上へ転がることは難しいでしょう、ですが良い方向へ向かうためには、苦労もしないといけませんよね!
「栄」は元々「榮」のようなので、部首の「木」を燃やして立てかけている松明をイメージします。
松明がさかんに燃えてかがやいていることから成り立った、と覚えてみましょう!
「転」は元々「轉」となっており、部首の「車」の右側は糸を巻く手をあらわしていたとのこと。
糸をぐるぐると巻き付けるところから、車をまわすとして成り立ったみたいですね。👀
「転」はただ転がったり、転んだりするだけでは無いんですね・・・!😉
ちなみに、今回の言葉は転任をいう時の尊敬語としても使われているそうですよ、ご存じでしたか?
こちらはいかがでしょうか?
栄転のお祝いに、胡蝶蘭はいかがでしょうか?
花言葉ですが、贈った方への幸せと、発展を願う気持ちが込められているそうです。
日本ではチョウが舞っているように見え、そのことから胡蝶蘭は幸せが飛んでくる、といったとても縁起の良い花言葉を持つようになりました。
栄転後もさらに発展を願う気持ちを込めて、本当に大事な相手に贈りたいお花ですね。😁
どこかのお店の開業祝で見たこと、あるんじゃないかな?