「蟄居」の意味と読み方とは?ヒントは「こもる」
蟄居って、なんと読むのかな??
「蟄居」はね、「ちっきょ」と読むんだよ。
蟄居の意味
[名](スル)
1 家の中にひきこもっていること。「終日―して書に親しむ」
2 江戸時代、武士に科した刑罰の一。自宅や一定の場所に閉じ込めて謹慎させたもの。終身のものは永蟄居という。
3 虫などが冬眠のため地中にこもっていること。
出典 デジタル大辞泉(小学館)
蟄居はここに注意
「蟄」が難しめなので注意しましょう!
言葉の難しさ・・・★★★☆☆
読み書きが少し難しいため。
すぐ忘れてしまいそう?それなら・・・
つまり「蟄居」の意味は、家にひきこもったり、虫などが地中にこもることなんだね。
初めて聞いたよ、こんな言葉もあるんだ~。
あまり聞かない言葉だよね。下で見てみよう!
「蟄居」の「蟄」は他に「ちつ・ちゅう・蟄れる・蟄もる」と読みます。意味は、
- 虫が地中で冬眠する。「啓蟄」
- 人が家の中にひきこもる。「蟄居」
となっています。人以外に、虫がひきこもることにも使えるんですね。
「居」は他に「い・こ・居る・居る」とも読みますよね。意味は、
- いる。すわる。「起居」など
- 住む。「蟄居」など
- そのまま。「居然」
となっています。こちらには、住むというような意味がありますよね!
住んでいるところにかくれる、自分の部屋にひきこもるイメージで「蟄居」と覚えてはいかがでしょうか?🤔
「蟄」は「執」と「虫」になっていますよね。
「執」は捕らえられてひざまずいている人の象形からできています。捕らえる、という意味がありますからね!「虫」がついているので、人や虫が捕らえられていて部屋から動くことができない、というイメージで覚えてみましょう!🧐
「居」は人が「古」に腰をかけているようです。
「古」は固いカブトから成り立ったと言われているため、固くてしっかりとしたものに人が腰をかけている。しっかりと座る。を意味して「居」が成り立ったそうですよ!
ちなみに、部首は「尸」となっています。
漢字に虫が入っているから、イメージできたら覚えやすいよね!
この言葉、どう使う?
- 何週間も自分の部屋に蟄居していたのだ、外に出たときの解放感は格別だろう。
- 明日の予定は・・・そうだな。一日中蟄居して、本を読むことに決めた!
- 虫が蟄居している。
「蟄居」の類語
家などにひきこもる、という意味の言葉が似ていますね。
- 籠城・・・城などにたてこもり、敵を防ぐこと。また、家にこもっていること。
- 閉居・・・家にとじこもっていること。
- 籠る・・・中にいるまま、外に出ないことなど。
「蟄居」の対義語・・・?
「蟄居」は家などにひきこもることなのに対して、こちらはそこから出ることになります。
- 外出・・・外へとでかけること。
「蟄居」の熟語・ことわざ・慣用句
- 蟄居屏息・・・家にこもり、じーっと隠れていること。
- 蟄居閉門・・・江戸時代、武士などに科せられた刑罰のひとつ。また、家に閉じこもっていること。
人だけではなくて、虫にも使えるのが面白いね!
おかげで覚えやすいし、良い文字だと思うよ。
まとめ
「蟄居」は家にひきこもったり、虫などが地中にこもるということなんですね。
自分の住むところにかくれる、自分の部屋にひきこもるイメージで覚えてみましょう。
「蟄」の「執」は捕らえられ、ひざまずいている人の象形からとのこと。「虫」がついているため、人や虫が捕らえられていて、部屋から動くことができない、というイメージで。
「居」の「古」は固いカブトから成り立ったと言われているため、固くてしっかりとしたものに人が腰をかけ、しっかりと座ることを意味して成り立ちました。
ちなみに、部首は「尸」となっているようです。
「蟄」は漢字に虫が入っているので、虫が地中で冬眠するというのも覚えやすいのではないでしょうか?「執」の下に「虫」がいますからね。
他に、江戸時代に武士に科した刑罰のひとつで、自宅や一定の場所に閉じ込めさせたものという意味もあります。こちらに関しては忘れてしまっても問題ないかと・・・。🧐