「小恙」の意味と読み方とは？ヒントは「ちょっとした」

2023年3月17日2024年9月4日

小恙しょうようの意味

《「恙」は、やまいの意》ちょっとした病気。

出典　デジタル大辞泉（小学館）

小恙しょうようはここに注意

「恙よう」を書くことは難しくありませんが、あまり見かけない漢字だと思うので、間違えないように注意しましょう！

言葉の難しさ・・・★★☆☆☆

読み書きは少しカンタンなため。

すぐ忘れてしまいそう？それなら・・・

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「小恙しょうよう」の「小しょう」は他に「小ちいさい・こ・お・さ」とも読みます。意味は、

• ちいさい。「小型こがた」など
• 少しだけ。わずか。「少量しょうりょう」など
• とるに足らない。「小事しょうじ」など
• 自分に関係することを謙遜けんそんしていう。「小生しょうせい」など
• 語調をととのえるために使う接頭語。「小川おがわ」など

となっています。

「恙よう」は他に「つつが・恙うれい」とも読みます。意味は、

• つつが。ツツガムシ科のダニのこと。
• 憂うれいごと。
• 病気。「恙病ようびょう」

となっています。なんと、虫の名前をあらわしていたんですね！その他に、心配ごとなどの意味を持っているのが分かりました。🧐

ダニは小さいですし、そこもふまえて、わずかでとるに足らない位の心配ごと、病気として「小恙しょうよう」と覚えましょう！あくまで重くない、軽い病気のイメージです。

「小しょう」はちいさい点が３つあるのをイメージして、小さいを意味する「小」になると覚えておきましょう。

「恙よう」は「羊」と、部首である「心」が元になっていますね。

「羊」が含まれている漢字で「痒よう」がありますが、これには腫はれ物や病やまいといった意味があります。ここから、心が病やむとして「恙よう」を覚えましょう！

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この言葉、どう使う？

• 大丈夫大丈夫、小恙しょうようにかかっただけだからさ！
• 小恙しょうようだからと言って、甘く見てはいけない。
• 小恙しょうようだから、きっと早く治りますよ・・・。

「小恙しょうよう」の類語

あまり重くない病気、という意味の言葉が似ていますね。

• 軽症けいしょう・・・症状が軽めなこと。

「小恙しょうよう」の対義語

「小恙しょうよう」はちょっとした病気のことなのに対して、こちらは重い病気のことになります。

• 重病じゅうびょう・・・症状が重い病気のこと。
• 悪疾あくしつ・・・たちが悪く、治りにくい病気のこと。
• 難病なんびょう・・・治りにくい病気のこと。

同じ読み方の漢字👀

• 商用しょうよう・・・商売上で使うこと。
• 小用しょうよう・・・小さな用事。
• 賞揚しょうよう・・・ほめること。
• 逍遥しょうよう・・・思ったまま、あちこちを歩き回ること。
• 小葉しょうよう・・・小さな葉。
• 従容しょうよう・・・ゆったりしていて慌てないこと。
• 請用しょうよう・・・祈祷きとうなどをしてもらうため、僧などをまねくこと。

まとめ

「小恙しょうよう」は、ちょっとした病気ということなんですね。

ダニのように小さくわずかで、とるに足らない病気として覚えましょう！

あくまでも重くない、軽い病気のイメージです。

「小しょう」はちいさい点が３つありますね。

「恙よう」は「羊」と、部首の「心」が元のようです。

「羊」は「痒よう」にも使われていますが、これには腫はれ物や病やまいといった意味がありますので、心が病やむとして覚えましょう！

「恙よう」さえ覚えておけば、意味もカンタンに覚えられる言葉になっています！

ただ、覚えてもあまり嬉しくない漢字になっている気はしますね・・・。😅