「眷顧」の意味と読み方とは?ヒントは「特別」
眷顧って、なんと読むのかな??
「眷顧」はね、「けんこ」と読むんだよ。
眷顧の意味
[名](スル)特別に目をかけること。ひいき。「―をこうむる」
出典 デジタル大辞泉(小学館)
眷顧はここに注意
「眷」が少し難しいので、注意しましょう!
言葉の難しさ・・・★★★☆☆
漢字と意味が、少しだけ難しいため。
すぐ忘れてしまいそう?それなら・・・
つまり「眷顧」の意味は、特別に目をかけてひいきすることなんだね。
ひいきって、他の言い方もあったんだ!
そうみたい。ひいきせず、今回も同じように覚えてみよう!
「眷顧」の「眷」は他に「眷みる・眷み・眷け・みうち」とも読みます。意味は、
- 振り返ってみる。目をかける。「眷顧」など
- みうち。「眷属」
- こいしたう。「眷恋」
- なさけ。
となっています。目をかける、といった意味もあるのが分かりました!
「顧」は他に「顧みる」とも読みますよね。意味は、
- ふりかえってみる。「右顧左眄」など
- 思いをめぐらす。「顧問」など
- 目をかける。「顧客」など
となっています。そういえば、顧客にも使われている漢字でしたね!
どちらにも目をかけるといった意味がありますが、他にも振り返ってみる、という意味がありますよね。
例えば、帰り道が違うため駅で別れた時に、別れた相手が大事で目をかけている人のため、別れが惜しくて振り返ることもあるでしょう。
別れが惜しく振り返る・・・そのくらい、贔屓にしているイメージで「眷顧」を覚えてみてはいかがでしょうか?😍
「眷」はパーツだけで見ると、「八」の下に「人」がささった「二」があり、その下に「目」となっていますね。
ちなみに、部首は「目」となっています。
振り返って「見る」意味があるので、目が使われているのは理解しやすいですね!
「顧」は「雇」と、部首である「頁」になっています。
「頁」は頭部の意味もあるので、頭の出来が良い人を、ひいきして雇うとして覚えてみても良いでしょう🧐
他には、「古」に通じて古い方を頭でふりかえってみる、として「顧」が成り立ったと言われていますよ。
気にしていないと、振り返ったりはしないよね。
この言葉、どう使う?
- ありがたいことに、眷顧をこうむることに成功した。
- 王の好みの音楽家が、特に眷顧を受けた例もあると聞くが・・・。
- アイツだけ眷顧をうけている・・・何か卑怯な手を使ったはずだ!
「眷顧」の類語
特別に目をかけられている、という意味の言葉が似ていますね。
「眷顧」の対義語
「眷顧」は特別に目をかけられていることなのに対して、こちらは冷たくされることになります。
- 冷遇・・・不当な待遇をされること。
「ひいき」することに色んな言い方があるのって、やっぱりひいきされているのかな・・・!
その分たくさん覚えることができるから、大変かもね。
まとめ
「眷顧」は特別に目をかけてひいきする、ということなんですね。
当然、ひいきという言葉の方が耳にしたことが多いでしょう。
ですが、ひいきせずに今回も他と同じように覚えておいていただけたら、と思います😆
別れが惜しい人のために振り返る・・・それほど大事にしているイメージで「眷顧」を覚えてみましょう!
「眷」はパーツに分けて「八」の下に「人」がささった「二」を、その下に「目」を書きましょう。分けるとカンタンになります!
部首は「目」とのことです。
振り返って「見る」意味を持つので、目が使われていることが覚えやすいですね。
「顧」は「雇」と部首の「頁」になっているため、「頁」が持つ頭部の意味を使い、頭の出来が良い人をひいきして雇うとして覚えてみましょう!