「贔屓」の意味と読み方とは?ヒントは「お気に入り」
贔屓って、なんと読むのかな??
「贔屓」はね、「ひいき」と読むんだよ。
贔屓の意味
[名](スル)《「ひき(贔屓)」の音変化》気に入った人を特に引き立てること。後援すること。また、引き立てる人。「同郷の力士を―にする」「弟のほうを―してかわいがる」「―の客」「―筋」
出典 デジタル大辞泉(小学館)
贔屓はここに注意
「屓」は異体字となっています。元の漢字は・・・?
言葉の難しさ・・・★★★☆☆
漢字は難しそうに見えますが、パーツだけで見るとカンタンなため。
すぐ忘れてしまいそう?それなら・・・
つまり「贔屓」の意味は、お気に入りの人などを引き立てることなんだね。
いつもご贔屓に~とか、聞くこともあるなぁ。
けっこう聞くことがあると思うよ!
「贔屓」の「贔」は他に「ひ」とも読みます。意味は、
- 力強い。味方をする。「贔屓」
となっています。味方になってくれるようです!😊
「屓」は他に「ひいき」とも読みます。意味は、
- 力強い。引き立てる。また、鼻で息をする。「贔屓」
となっています。こちらは引き立ててくれるそうです!
どちらの漢字も、助けてくれそうな意味を持っているのが分かりました。
大きく力強い味方が、引き立ててくれる・・・とても頼りになるイメージで「贔屓」と覚えてみましょう!💪
確かに、気に入った人を応援するなら気合が入りますし、当然力の入れようも変わってきますよね!
「贔」は「貝」が3つもあります。
部首も「貝」ですね。
「貝」には貨幣の意味もありますので、お金をたくさん持っている人が味方をしてくれる・・・、なんとも頼もしく力強い漢字となっていますね。
「屓」は、部首の「尸」である「しかばね」の下に「貝」となっています。
どうやらこの漢字には鼻で息をするという意味もあるようです、ここを覚えておきましょう!
「しかばね」とは死体の意味も持つので、お金を持っている人が鼻息を荒くして、死ぬほど引き立ててくれる・・・。
というイメージだと覚えやすいのではないでしょうか。🧐
贔屓するなら、力もはいっちゃうよね!
この言葉、どう使う?
- どう贔屓目に見ても、勝てるとは思えんがね・・・。
- 兄弟の中でも、兄だけ贔屓しているそうよ・・・。
- いつもご贔屓いただき、まことにありがとうございます!
「贔屓」の類語
お気に入りを引き立てる、という意味の言葉が似ていますね。
- えこひいき・・・お気に入りだけ肩をもつこと。
- 身びいき・・・関係のある人をひいきすること。
- 半官びいき・・・弱者に同情してひいきすること。
「贔屓」の対義語
「贔屓」はお気に入りだけ引き立てることなのに対して、こちらは平等に扱うことになります。
- 公正・・・かたよりなく、公平であること。
同じ読み方の熟語👀
- 贔負・・・贔屓と同じ。
「贔屓」の熟語・ことわざ・慣用句
- 贔屓の引き倒し・・・ひいきしすぎてしまい、かえってその人を不利にしてしまうこと。
- 贔屓贔屓・・・それぞれ、自分の好きにひいきすること。
- 依怙贔屓・・・気に入った者だけに味方をすること。
- 贔屓偏頗・・・えこひいきすること。
- 贔屓目・・・好意をもった見方。
- 判官贔屓・・・弱者などに同情し、味方になること。
色んな使い方があるんだね。なんだか贔屓されてない?
全部使うことはそうそう無いからね。自分の覚えたいものだけで大丈夫!
まとめ
「贔屓」はお気に入りを引き立てる、ということなんですね。
どちらの漢字も、助けてくれそうな意味を持っていましたね。
力強い味方が自分を引き立ててくれる、頼りになるイメージで覚えてみましょう!💪
お気に入りの人を応援するなら気合が入りますし、当然力も入るはず・・・!
「贔」は「貝」が3つあります。
部首も「貝」となっていますよ。
「貝」は貨幣の意味もあるため、お金持ちが味方をしてくれる、とても頼もしく力強い漢字ですね。
「屓」は部首の「尸」である「しかばね」の下に「貝」で、鼻で息をするという意味もあるようですよ。
「しかばね」は死体の意味もあります。
お金持ちが、鼻息を荒くしながら死ぬほど引き立ててくれるイメージができますね!
「えこひいき」などは聞いたことがあるのではないでしょうか?
ただ、あまり贔屓しすぎると周囲からあまり良いように思われないでしょう、ほどほどにしておきたいです。😄