「潸然」の意味と読み方とは?ヒントは「涙」
潸然って、なんと読むのかな??
「潸然」はね、「さんぜん」と読むんだよ。
潸然の意味
[ト・タル][文][形動タリ]涙を流して泣くさま。
出典 デジタル大辞泉(小学館)
潸然はここに注意
見覚えのあるパーツで作られていますが、少しクセがありますので注意しましょう!
言葉の難しさ・・・★★★☆☆
書き方が、少し厄介なため。
すぐ忘れてしまいそう?それなら・・・
つまり「潸然」の意味は、涙を流して泣くことなんだね。
「潸」に涙といった意味があるのかな?
実はそうなんだ。下で見てみよう!
「潸然」の「潸」の意味は、
- 涙がながれるようす。「潸然」
- 雨がふるようす。「潸潸」
となっています。雨が降る、といった意味も持っているようですよ。
「然」は他に「ねん・然り・然える」とも読みます。意味は、
- そのとおり。「当然」など
- 他の語のうしろにつけて、その状態をあらわす時に使う。「遽然」など
- 燃える。
となっています。状態をあらわすのにも使えるそうです!
雨が降るようすも、空が泣いているように見えるのでしょうか。🧐
雨が降るのと涙がながれる状態を同じものとイメージして、「潸然」と覚えましょう!
「潸」は部首である「さんずい」に、「林」と「月」でできていますね。
月は満月をイメージしましょう。林には数が多いという意味もあるので、満月のように丸い目から、林のように多くの水が流れている。
つまり、涙が流れているのをイメージしましょう。
月ともあるので、月から多くの水が降ってくる。つまり空から降る雨もイメージしやすいですね!😆
ただ、「林」の書き方にクセがあるので注意しておきたいです!👀
「然」は成り立ちが少し残酷なのですが、カンタンに書くといけにえを燃やす、ということから成り立ったようです。
確かに、下が「ひへん」ですね。上に乗っているのはただの「タ」では無く、犬も「大」では無いことに注意しておきましょう。
「潸」の作り方を覚えよう!
この言葉、どう使う?
- 彼は潸然として涙を流している。その理由とは・・・?
- いつからだろう。知らぬうちに、涙が潸然と浮かんでいるのが見えた。
- 昔を思い出して急に悲しくなり、潸然と泣いてしまった。
「潸然」の類語
涙を流す、という意味の言葉が似ていますね。
- さめざめ・・・涙を流し、静かに泣くようす。
- めそめそ・・・弱弱しく泣くこと。
- しくしく・・・弱弱しく泣くようす。
同じ読み方の熟語👀
- 三千・・・とても数が多いことをあらわす。
- 参禅・・・禅の道に入り、修行をすること。または座禅をくむこと。
- 産前・・・出産する前のこと。
- 惨然・・・痛ましいようす。
- 燦然・・・キラキラと光っている。鮮やか。
- 粲然・・・燦然と同じ。
この「潸」の漢字、なんだか凄いイメージしやすいかも・・・?
ちょっとクセがあるけど、分けて考えてみるとカンタンに見えるね!
まとめ
「潸然」は涙を流して泣く、ということなんですね。
雨が降るように、涙がながれる状態をイメージして覚えましょう!
「潸」は部首の「さんずい」、それと「林」「月」で出来ているようにみえます。
月は満月を。林には数が多いという意味もあるため、満月から、多くの水が流れているイメージをしてみましょう。
まるで、目から涙が流れているようですよね。😪
月から多くの水が降る、つまり空から降る雨もイメージしやすいです。😆
ただ、「林」の書き方にクセがあるので注意が必要となっています!👀
「然」はいけにえを燃やす、ということから成り立ったようです。確かに、下が「ひへん」となっています。
涙を流すことを意味する言葉はいろいろありますが、今回は「林」も入っているので、なかなかの量なのかも知れませんね・・・。🧐
何かつらいことがあれば、誰かに話してみましょう。