「春愁」の意味と読み方とは?ヒントは「わびしい」
春愁って、なんと読むのかな??
「春愁」はね、「しゅんしゅう」と読むんだよ。
春愁の意味
春の季節に、なんとなくわびしく気持ちがふさぐこと。春の愁い。《季 春》「―のかぎりを躑躅 (つつじ) 燃えにけり/秋桜子」
出典 デジタル大辞泉(小学館)
春愁はここに注意
「しゅんしゅう」は、少し言いにくいかも知れませんね。
言葉の難しさ・・・★★☆☆☆
書くことがとてもカンタンなため。
すぐ忘れてしまいそう?それなら・・・
つまり「春愁」の意味は、春になんとなくわびしくなることなんだね。
「愁」の方に「秋」も入っているけど、春なんだね!
そうなんだ。どちらも使えるわけではなさそうだから、注意が必要かな。
「春愁」の「春」は他に「はる」とも読みますよね。意味は、
- 四季の1つでもある、はるのこと。「春眠」など
- 正月のこと。「迎春」など
- 盛んなとしごろ。「青春」など
- 性欲。「春情」など
- とし。「春秋」
となっています。みなさんご存じ、季節のことですね。
「愁」は他に「愁える」とも読みます。意味は、
- なげき。うれい。思い悩む。「哀愁」など
となっています。嘆いたり、思い悩むといった意味を持っていますね。
春に、何となくですが悲しくなり、思い悩んでいるイメージで「春愁」と覚えましょう・・・。🤔
「春」は下に「日」がありますよね。上の部分はというと、草が群がっているようです。そこから、ぽかぽか太陽の光を浴びて、多くの草が生えそろう季節をイメージして春と覚えましょう!夏もあたたかいですが、ぽかぽかとは言えませんからね。😅
「愁」は「秋」と、部首である「心」になっていますね。「秋」はそもそも「禾」と「火」、そして「亀」が合わさった字のようなんです。今では「亀」が無くなっているようですね。🤔
「禾」には穀物と言った意味があるので、「禾」と「亀」を「火」で燃やした結果・・・「亀」が消えて、「禾」という穀物だけが残った。
収穫の秋とも言いますし、残っているのかも知れないですね。そこから穀物を得る季節として「秋」を覚えてみましょう!
ここに消えてしまった「亀」の「心」を足して、「ボクだけが消えてしまった・・・悲しいな」と思っているイメージで「愁」を覚えてはいかがでしょうか?
なんとなく寂しい気持ちになることって、誰にでもあるよね。
この言葉、どう使う?
- この気持ちを、春愁とでも言うのだろうか。
- 歳をとっても、春愁はつきまとう。
- なんでだろう、何故かわびしい気持ちになってしまう。・・・、春愁だと思うことにしよう。
「春愁」の類語
わびしく感じる、という意味の言葉が似ていますね。
- 哀愁・・・寂しくなる気持ち。
- 愁思・・・心配すること。思い煩うこと。
- 憂鬱・・・落ち込んでいて、気分が晴れないこと。また、草木が暗くなってしまうほど生い茂ること。
同じ読み方の漢字👀
- 俊秀・・・才能があり、優れていること。
「春愁」の熟語・ことわざ・慣用句
- 春愁秋思・・・春に感じるわびしさと、秋に感じるもの寂しさ。いつも悲しさを感じること。
しゅんしゅう、しゅんしゅう・・・。何度も見ていると、順番が分からなくなってしまったよ・・・!
同じような文字が並んでいるからね、順番は間違えないように注意!
まとめ
「春愁」は春になんとなく侘しくなる、ということなんですね。
春に何となく悲しくなり、思い悩むイメージで覚えましょう。🤔
「春」の上の部分は、草が群がっているようです。そこから、日の光を浴び、多くの草が生えそろう季節をイメージして覚えましょう!
「愁」は「秋」と、部首の「心」となっています。「秋」は「禾」と「火」、そして「亀」が合わさった字のようですが、今は「亀」がありませんね。
「禾」は穀物の意味があるので、「禾」と「亀」を「火」で燃やした結果「亀」が消え、「禾」だけが残った。そこから、収穫の秋に穀物を得る季節として覚えてみましょう!
ここに消えてしまった「亀」の「心」を足すことで、「ボクだけが消えてしまい、悲しい」と思っているイメージで「愁」を覚えてはいかがでしょうか?🧐
理由もなく気分が重い、という意味だとメランコリーとも言いますね。
春だけであれば良いのですが・・・、なんとなく侘しくなることは、どなたにでも起こりうると思います。
たまにはこういった気持ちも、大切なのかも知れませんね。
ちなみに、今回の記事で300個目となります。なんとなく、しみじみとした気持ちになります。😄