「仰臥」の意味と読み方とは?ヒントは「あおむけ」
仰臥って、なんと読むのかな??
「仰臥」はね、「ぎょうが」と読むんだよ。
仰臥の意味
[名](スル)あおむけに寝ること。「ベッドに―する」⇔伏臥 (ふくが) 。
出典 デジタル大辞泉(小学館)
仰臥はここに注意
どちらもそこまで難しい漢字ではありませんが、「臥」の方はあまり書く機会が無いため注意しましょう。
言葉の難しさ・・・★★☆☆☆
読み書きはカンタンなため。
すぐ忘れてしまいそう?それなら・・・
つまり「仰臥」の意味は、あおむけ、つまり上を向いて寝ることなんだね。
何だか、読み方が大げさな感じがするなぁ。ちょっと強そう。
大げさと言う意味の仰々しいにも使われているからね、そういったイメージを持つのも当然のことかも・・・!
「仰臥」の「仰」は他に「こう・仰ぐ・仰せ・仰く・仰く」とも読みます。意味は、
- 上をみる。仰ぎ見る。「仰臥」など
- うやまう。「瞻仰」など
- おおげさ。「大仰」など
- おおせ。
となっています。うやまう対象を下には見ませんよね、そのため仰ぎ見るという意味と合います。
「臥」は他に「臥す・ふしど」とも読みます。意味は、
- 横になり、寝る。「臥竜」など
となっています。こちらにはそのまま、横になって寝るという分かりやすい意味があるのですね。
横になって寝る「臥」と、上を見る「仰」を合わせて、横になり、上を見ながら寝るイメージで「仰臥」と覚えましょう!あおむけの事です!
「臥」はあまり見かけませんが、四字熟語で臥薪嘗胆というものは見たことがあるのではないでしょうか?
将来のために、今は苦労に耐えることを意味していますが、ここでの「臥」も寝ることを意味していますよ!
「仰」は横から見た「人」と立つ「人」、それにひざまずく「人」の象形となっているとのこと。そのため、2人の人をひざまずいている人が仰ぎ見ているとして「仰」を覚えてみるのが良さそうですね!
こう見てみると、口数が多い人をうやまい、見上げている。慕っているイメージが出来ますね。😆
「臥」は「臣」に「人」となっていますね。そのまま覚えるのであれば、家来である「臣」が寝ている、ということで良いのですが・・・。
この「人」は横から見た人、「臣」はどうやら下を向いている目をあらわしているようなのです!
そのため、横になった人が下を向いて休みを取っているイメージが出来上がります。😴
まるで仰ぎ見ながら寝ているかのように、少し大げさなイメージをしてみよう!
この言葉、どう使う?
- よっぽど疲れていたのだろうか、仰臥したままピクリとも動かない。
- 私は仰臥して、遠い空の向こうを眺めていた。
- もうこんな時間か・・・、ベッドに仰臥することにしようじゃないか。
「仰臥」の類語
上を向いて寝る、という意味の言葉が似ていますね。
- あおむけ・・・顔などを上に向けること。
「仰臥」の対義語
「仰臥」は上を向いて寝ることなのに対して、こちらは下を向いて寝ることになります。
- 伏臥・・・うつぶせに寝ること。
「仰臥」の熟語・ことわざ・慣用句
- 仰臥位・・・上を向いて寝ている。
寝る時は上向きじゃないと、息苦しくなっちゃう・・・!
横であったり下であったり、人によって寝やすい向きは違うと思うよ。
まとめ
「仰臥」は上を向いて寝る、ということなんですね。
横になり寝る「臥」と、上を見る「仰」を合わせ、あおむきになるイメージで覚えましょう!
「臥」は四字熟語で臥薪嘗胆にも使われていますね。ここでの「臥」も、寝ることを意味しています。😴
「仰」は2人の人を、ひざまずいている人が仰ぎ見ているとして覚えてみましょう。おおげさな人をうやまい、見上げているイメージも出来ます。😆
「臥」は「臣」に「人」となっています。「人」は横から見た人、「臣」はどうやら下を向いている目をあらわしているようです。
そのため、横になった人が下を向いて休みを取っているイメージが出来ますね。😴