「闃然」の意味と読み方とは?ヒントは「静か」
闃然って、なんと読むのかな??
「闃然」はね、「げきぜん」と読むんだよ。
闃然の意味
[ト・タル][文][形動タリ]ひっそりと静まりかえっているさま。
出典 デジタル大辞泉(小学館)
闃然はここに注意
「闃」を書く機会は多くないため、間違えないように注意しましょう!
言葉の難しさ・・・★★★☆☆
漢字自体はそこまで難しくありませんが、あまり見ない漢字のため。
すぐ忘れてしまいそう?それなら・・・
つまり「闃然」の意味は、静まりかえっていることなんだね。
「げき」って読むから激しいものを想像したんだけど、実は真逆の意味なんだ・・・!
読み方でイメージが先行してしまうことも、あるよね。
「闃然」の「闃」は他に「闃か」とも読みます。意味は、
- しずか。ひっそりとしている。「闃寂」など
となっています。しずか、という意味だけなので、無理せず覚えることができます!
「然」は他に「ねん・然り・然える」とも読みます。意味は、
- そのとおり。「当然」など
- 他の語のうしろにつけて、その状態をあらわす時に使う。「遽然」など
- 燃える。
となっています。状態をあらわすのにも使えるんですね!
「闃」をよく見てみると、犬が入っていますよね。ひっそりとして、静まりかえっている時、ゆったりと犬の散歩をしている状況をイメージして「闃然」と覚えましょう!😆
読み方は、同じ読みができる「激」とはまるで真逆の意味に感じます。そこを忘れないようにして、同じ読み方ができると覚えておきましょう!
「闃」は「門」の中に「目」と「犬」が入っています。
人が出入りするための門、そこに番犬として犬が目を光らせていて、誰も近寄れずにひっそりと静まりかえっているイメージをしてみるといかがでしょうか。🐶
「然」は成り立ちが少し残酷なのですが、カンタンに書くといけにえを燃やす、ということから成り立ったようです。
確かに、下が「ひへん」ですね。上に乗っているのはただの「タ」では無く、犬も「大」では無いことに注意しておきましょう。
何のおかげで静かなのか、漢字を観察してイメージしてみよう!
この言葉、どう使う?
- 僕が選んで入ったその部屋は、闃然としていた。まさか、選択を誤ってしまったのか・・・?とりあえず、お菓子を食べよう。
- 引っ越したはいいものの、周辺は闃然としており、人が本当に住んでいるのかあやしくなってきた。
- さすがに、山の頂上は闃然としている。
「闃然」の類語
静まりかえっている、という意味の言葉が似ていますね。
- 森閑・・・何の音もせず、静かなこと。
- 閑散・・・ひっそりとしていて、静かなこと。
- 静寂・・・静まりかえっていること。
「闃然」の対義語
「闃然」は静かなことなのに対して、こちらはうるさいことになります。
- 喧騒・・・物音などが多く、さわがしいこと。
- 狂騒・・・狂ったようにさわがしいこと。
僕は、どちらかと言ったら静かな方が好みかな~。
あまりに静かなところだと、寂しくなってしまうかも知れないね。
まとめ
「闃然」はひっそりと、静まりかえっているということなんですね。
「闃」には犬がいます。ひっそりとしている時に、ゆったりと犬の散歩をしている状況をイメージしてみましょう。
「闃」は、人が出入りするための門に番犬が目を光らせていて誰も近寄れないため、静まりかえっているイメージで覚えてみましょう。
「然」はいけにえを燃やす、ということから成り立ったようです。下が「ひへん」ですもんね。
「げき」の読み方にそぐわない気もしますが、そこはまず間違いなく「激」のイメージのせいでしょう。
だからこそ、「闃然」を見て「そういえば、あの漢字とは全然違うイメージの意味だったような・・・。🤔」
と、思い出すようにできそうではありませんか?🧐