「稼穡」の意味と読み方とは?ヒントは「農業」
稼穡って、なんと読むのかな??
「稼穡」はね、「かしょく」と読むんだよ。
稼穡の意味
穀物の植えつけと、取り入れ。種まきと収穫。農業。
出典 デジタル大辞泉(小学館)
稼穡はここに注意
「穡」はあまり見ることが無いため、間違えやすいと思います。注意しましょう!
言葉の難しさ・・・★★★☆☆
「穡」を書くことが少し難しいため。
すぐ忘れてしまいそう?それなら・・・
つまり「稼穡」の意味は、種まきや収穫のことなんだね。
「稼」は稼ぐ、という意味だよね?
実はそれだけじゃないんだ、もしかしたら忘れてしまっているのかも知れないよ。
「稼穡」の「稼」は他に「稼ぐ・稼り・稼える」とも読みます。意味は、
- 穀物を植える。「稼穡」
- とった穀物。「禾稼」
- かせぐ。「稼業」など
となっています。働くだけでなく、穀物に関する意味もありますね。
「穡」は他に「穡れる・穡しむ」とも読みます。意味は、
- 穀物をとりいれる。
- 農業。「稼穡」など
- おしむ。
となっています。こちらにも穀物に関する意味があります。他に、おしむという意味もあるようです。🤔
「稼」には植える、「穡」には取り入れるという意味があることが分かりましたね。
そこから穀物を植えて取り入れる、この一連の行動をイメージして「稼穡」と覚えておきましょう!
「稼」は「のぎへん」に「家」となっています。「のぎへん」は穀物をあらわしていますよ。
そのため、実際の成り立ちは別ですが穀物が植えられ、育っている場所=穀物の家をイメージしてみましょう!穀物の家が育てば、稼ぐこともできますね!
「穡」は「のぎへん」に「嗇」となっています。
「のぎへん」は穀物を、「嗇」は穀物などを取り入れることを意味します。
ただ、こちらには何かをおしむ、という意味もあります。ケチなのかも知れないですよね。
部首にもある通り、穀物を取り入れるイメージをしましょう。ケチなので、1つも残さずとるイメージです!😆
「嗇」自体は、「土」の間に「人」を2人、その下に「回」を置きます。
土をいじるのに1人だと足りない・・・、そのため2人でやっと回せるイメージで「嗇」を覚えてはいかがでしょうか。💪
どちらにも「のぎへん」があることを、忘れずに!
この言葉、どう使う?
- 稼穡を学ぶ必要が出てきたんだよね。
- 稼穡だけでは、生活が苦しい。他の道も探してみないといけないな・・・。
- 稼穡の道を志す。
「稼穡」の類語
農業に関する意味の言葉が似ていますね。
- 農作・・・田んぼや畑をたがやして、作物を作ること。
- 畑作・・・畑でものを作ること。
- 耕種・・・土地をたがやし、種などを植えること。
同じ読み方の熟語👀
- 火食・・・煮たり、焼いたりして食べること。
- 仮色・・・他色のこと。
- 仮植・・・仮に植えること。
- 河蝕・・・川の流れが川底などを侵食すること。
- 家職・・・家業。
- 華燭・・・華やかなともし火のこと。また、結婚の席にともす火のこと。
- 貨殖・・・財産をふやすこと。
- 過食・・・食べすぎ。
- 華飾・・・華やかに飾ること。
「穡」に面白い意味があったから、ちょっとイメージしやすくなったかも・・・!
何か1つでも付け足せる点があると、イメージがさらに広がるね。
まとめ
「稼穡」は、種まきや収穫のことなんですね。
穀物を植えて取り入れる一連の行動をイメージして覚えましょう!
「稼」の「のぎへん」は穀物をあらわしています。
そこから、穀物が植えられ、育っている場所=穀物の家をイメージしてみましょう。
「穡」の「のぎへん」は穀物を、「嗇」は穀物などを取り入れることを意味します。
ただ、こちらには何かをおしむ、という意味もあります。つまりケチなので、1つも残さずとるイメージですね!😆
僕も昔、学校の近くで植える体験をした覚えがあります。😄
少量でも大変ですが、2人以上だとその分楽ができますし、楽しいかも知れませんよね・・・?
植えたら、取り入れる。当たり前かも知れませんが、この行動を忘れないようにしましょう!
こちらはいかがでしょうか?
穀物と野菜ではまた違いますが・・・、例えば毎日食べる野菜。
調理方法は調べても、それまでの成長の過程は調べませんよね?
こちらの本では、野菜や果物約90種類の花、その成長の様子が紹介されています。
僕たちがスーバーなどで見る前は、いったいどんな様子なのか?🤔
彼らの育ち方も、少し興味がある方はぜひ!
どうやって美味しく食べようか・・・。基本的に、考えるとしたらそこからだよね。