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「浅葱」の意味と読み方とは?ヒントは「色」

2024年7月8日

ナヤミィ

浅葱って、なんと読むのかな??

フクロウ

「浅葱」はね、「あさぎ」と読むんだよ。

浅葱あさぎの意味

《薄いネギの葉の色の意。「葱」を「黄」と混同して「浅黄」とも書く》

1 緑がかった薄い藍色 (あいいろ) 。

2 《着用する袍 (ほう) の色が浅葱であるところから》六位の人の称。

3 「浅葱裏 (あさぎうら) 」の略。

4 「浅葱幕 (あさぎまく) 」の略。

出典 デジタル大辞泉(小学館)

浅葱あさぎはここに注意

「あさつき」とも読みますが、その場合はヒガンバナ科ネギ属の多年草のことになります。読み方で違うようなので、間違えないように注意しましょう!

言葉の難しさ・・・★★★☆☆

読み方を分けて覚える必要があるため。

すぐ忘れてしまいそう?それなら・・・

フクロウ

つまり「浅葱あさぎ」の意味は、少し緑がかった、薄い藍色のことなんだね。

ナヤミィ

「葱」って、確かネギのことなんだっけ?

フクロウ

その通り。ただ、色についても意味を持っているみたいなんだ!


浅葱あさぎ」の「浅」は他に「あさい」と読みますよね。意味は、

  • 水が少ない。「浅瀬あさせ」など
  • うすい。あわい。浅緑せんりょく」など
  • あさはか。知識が少ない。「浅学せんがく」など

となっています。水が少ない、とありますね。コップに少しだけの水をイメージしてみましょう。

その水が知識だったり、少しだけの絵具だったり・・・。つまり、少ししか無いのですね。🧐

「葱」は他に「そう・ねぎ・き・あおい」と読みます。意味は、

  • ネギのこと。
  • 青い。「浅葱あさぎ

となっています。ネギもそうですが、青色の意味を持っていることが分かりました。

ちなみに、ネギは「根葱」から来ているという説があります。

根を食べることから「」「」となったとか・・・。

ネギの葉のように、緑がかった青色の絵具をイメージしましょう。

それが少しだけしか用意できず、たくさんうすめることになってしまったため、緑が少しあわくなってしまった。

そこから、少し緑がかった薄い藍色で「浅葱あさぎ」と覚えてはいかがでしょうか?🤔

濁点だくてんは忘れずに!

「浅」は部首の「さんずい」があります。

「浅」は「せん」が旧字となっており、こちらに「さん」という漢字が入っています。

そして「さん」には少ないという意味の他に、傷をつけるという意味も持っているようですね。

そこから、細かく切り刻み、薄く切る。

つまり、「さんずい」である水を細かくして薄くしてしまうイメージで「浅」を覚えてみましょう!

「葱」は部首の「くさかんむり」の下に「そう」があり、この漢字にはあわてるという意味があります。

青い、には未熟みじゅくという意味もあるため、あわてて育ったためにまだまだ未熟みじゅくであるイメージで「葱」を覚えてみるのも面白いかも知れませんね。

フクロウ

どういった色が薄くなっているのか、イメージイメージ!

浅葱の覚え方イメージ
少しだけ、緑がかって見えますね。

この言葉、どう使う?

  • 浅葱あさぎに染められる。
  • 山の上の方が、浅葱あさぎ色で埋め尽くされている。
  • 浅葱あさぎ色の外套がいとうを着てでかける。

浅葱あさぎ」の類語

藍色に近い色が似ていますね。

  • 青藍せいらん・・・鮮やかな藍色のこと。
  • 紺碧こんぺき・・・少し黒味がある紺色。
  • 露草つゆくさいろ・・・露草つゆくさで染められた、青色のこと。

同じ読み方の熟語👀

  • 浅黄あさぎ・・・薄い黄色のこと。
  • 浅木あさぎ・・・節が多い木材のこと。

浅葱あさぎ」の熟語・ことわざ・慣用句

  • 浅葱色あさぎいろ・・・浅葱の色。
  • 浅葱裏あさぎうら・・・着物の裏地が浅葱色のもの。
  • 浅葱威あさぎおどし・・・鎧のおどしの1つ。浅葱色の糸を使う。
  • 浅葱桜あさぎざくら・・・サトザクラの1種。
  • 浅葱縞あさぎじま・・・浅葱色の糸を使った縞の織物のこと。
  • 浅葱幕あさぎまく・・・歌舞伎に使う浅葱色の無地の幕。引き幕の内側に使う。
  • 浅葱椀あさぎわん・・・黒漆くろうるし塗りの上に浅葱色の漆で花鳥を描いたお椀のこと。
ナヤミィ

ネギの色ってどうなんだろう?と思ったけど、なかなかのものだね!

フクロウ

当然好みはあるだろうけど、これも良い色だよ。

まとめ

浅葱あさぎ」は少し緑がかった、薄い藍色のことなんですね。

緑がかった青色の絵具を少しだけしか用意できず、薄めることになってしまったため、緑が少しあわくなってしまったイメージで覚えてみましょう!

「浅」の「浅」は「せん」が旧字で、「さん」には少ないという意味の他に、傷をつけるという意味も持っているとのこと。

部首の「さんずい」である水を、細かく薄くするイメージですね。

「葱」の「そう」はあわてるという意味があります。

慌てて育ったため、未熟であるイメージで覚えてみましょう!

身近な物に例えた色だと、覚えやすいですよね!

ネギの色が薄まり、緑が減った色・・・と覚えてみても面白そうです。🤗

二文字

Posted by 管理人