「関雎」の意味と読み方とは?ヒントは「仲が良い」
関雎って、なんと読むのかな??
「関雎」はね、「かんしょ」と読むんだよ。
関雎の意味
《「詩経」周南・関雎から。「関」は「関関」の略で、和らいだ鳴き声、「雎」は「雎鳩 (しょきゅう) 」の略で、雌雄の仲のよいという水鳥のミサゴ》夫婦仲がよくて礼儀正しいこと。
出典 デジタル大辞泉(小学館)
関雎はここに注意
「雎」の持つ意味に、注意しましょう!
言葉の難しさ・・・★★☆☆☆
「雎」は1級ではありますが、書くことがカンタンなため。
すぐ忘れてしまいそう?それなら・・・
つまり「関雎」の意味は、夫婦の仲が良く、礼儀正しいことなんだね。
まず、「雎」が分からないや。鳥なのかな?
実はそうなんだ!みさご、っていうみたいだよ。
「関雎」の「関」は他に「せき・関わる・からくり・かんぬき」とも読みます。意味は、
- 出入口。「玄関」など
- 国境などにある、通行人を調べる場所。関所。「税関」など
- 扉を閉じるためのもの。かんぬき。「関鍵」
- 物同士がつながっている仕掛け。「機関」など
- かかわる。「関与」など
- 関白の略。「摂関」
となっています。また、この漢字を2つ並べた関関には、鳥がのどかに鳴く意味があります。
「雎」は他に「みさご」とも読みます。意味は、
- ミサゴ。タカ科の鳥である。また、礼儀正しいものに例えることもできる。
となっています。この鳥、タカ科のようですね!水辺に住み、魚を捕食するようです。
関関には鳥がのどかに鳴く意味があるため、仲の良いミサゴの夫婦がのどかに鳴いている。うるさくしない、礼儀をわきまえた夫婦のイメージで「関雎」と覚えましょう!
「関」は部首である「門」の中に、「关」となっています。
ですが、「关」は日本語では読めないようです。😥
とは言っても書くことは難しくありません、「関」は7級レベルですからね。
旧字は「關」となっており、これを分解すると「幺」と「丱」となっています。
「幺」はほそい。おさない。
「丱」はおさない子どもの髪型の意味があるため、実際の成り立ちとは違いますが、おさない子どもが門を管理しているイメージをしてみてはいかがでしょうか?🧐
「雎」は「且」に、「隹」となっています。
部首は「隹」という「ふるとり」の方になっていますよ。
そして「ふるとり」は、鳥に関する字に主に使われています。
「且」は神さまに供える供物に関係した象形となっているため、礼儀正しいですよね。神さまに対して、ですので。
「隹」は鳥を意味していますので、そこから、礼儀正しい鳥をイメージして「雎」と覚えてみましょう!🐦
関は、並べるとのどかな意味を持つんだね。
「関雎」の類語
夫婦の仲が良い、という意味の言葉が似ていますね。礼儀正しいかどうかは・・・。
- 比翼連理・・・夫婦の仲がいいことのたとえ。
- 鴛鴦之契・・・まるでオシドリのように、夫婦仲がいいこと。
- 琴瑟相和・・・人同士、特に夫婦仲がいいことのたとえ。
同じ読み方の熟語👀
- 官署・・・官庁とその補助する機関のこと。
- 甘藷・・・サツマイモの別の名前。
- 甘蔗・・・サトウキビの別の名前。
- 寒暑・・・寒さと暑さのこと。
- 漢書・・・中国の書物のこと。
- 旱暑・・・日照りのため、とても暑いこと。
- 患所・・・病気や傷があるところ。
「関雎」の熟語・ことわざ・慣用句
- 関雎之化・・・夫婦の仲が良く、家庭がうまくいっていることのたとえ。
- 関雎の楽しみ・・・夫婦の仲が良く、礼儀も正しい。円満な生活を営む楽しみのこと。
結婚するなら、やっぱり仲良く暮らしていきたいなぁ・・・!
価値観が近いほど、うまくいきそうだね。
まとめ
「関雎」は夫婦の仲が良く、礼儀正しいということなんですね。
仲の良いミサゴの夫婦がのどかに鳴いている。つまり騒がない、礼儀をわきまえた夫婦のイメージで覚えてみましょう!
「関」の旧字は「關」となっており、これを分解した「幺」はほそい。おさない。「丱」はおさない子どもの髪型の意味があるため、実際の成り立ちとは違いますがおさない子どもが門を管理しているイメージをしてみましょう。
「雎」の「且」は神さまに供える供物に関係した象形となっているため、礼儀正しそうに見えます。
部首である「ふるとり」の「隹」は鳥を意味していますので、礼儀正しい鳥をイメージして覚えてみましょう!🐦
仲が良く、生活がうまくいけば気持ちに余裕が持て、周囲に対しても穏やかな気持ちで対応できそうです。
そこが、礼儀正しさにつながるかも知れません。
生活がうまくいっていなければ気持ちが荒み、周囲に対してとげとげしい対応をしてしまうかも知れませんからね。🤔