サンプル

「囃子」の意味と読み方とは?ヒントは「気分」

2024年8月19日

ナヤミィ

囃子って、なんと読むのかな??

フクロウ

「囃子」はね、「はやし」と読むんだよ。

囃子はやしの意味

《動詞「はや(囃)す」の連用形から》

1 能・狂言・歌舞伎・長唄・寄席演芸など各種の芸能で、拍子をとり、または気分を出すために奏する音楽。主に打楽器と管楽器とを用いるが、芸能によって唄や三味線が加わることもある。

2 能の略式演奏形式の一。1曲の主要部分(または全曲)を特に囃子を入れて演奏するもの。番囃子・舞囃子・居囃子・素囃子がある。

出典 デジタル大辞泉(小学館)

囃子はやしはここに注意

はや」は1級となっています。そのため少し難しいですが、「はやし」おそらく聞いたことはあるのではないでしょうか?

言葉の難しさ・・・★★★☆☆

読み書きが少し難しいため。

すぐ忘れてしまいそう?それなら・・・

フクロウ

つまり「囃子はやし」の意味は、歌舞伎などの芸能で、拍子ひょうしをとりつつ気分を出すために演奏する音楽のことなんだね。

ナヤミィ

祭囃子まつりばやしなら、聞いたことがあるなぁ。

フクロウ

それなら、みんなも聞いたことがあるかも知れないね!


囃子はやし」の「はや」は他に「そう・はやし・はやす」とも読みます。意味は、

  • はやし。歌などの調子をとるための、かけ声など。
  • もてはやす。調子にのせる。「従順じゅうじゅん」など

となっています。この漢字があるだけで、気分が上がりそうですね!🤗

」は他に「す・こ・み・おとこ・ね」とも読みます。意味は、

  • こども。「子孫しそん」など
  • 成人男子。「君子くんし」など
  • 学問などで優れた人につける。「孔子こうし」など
  • 人。「才子さいし」など
  • 種。たまご。「種子しゅし」など
  • ちいさいもの。「粒子りゅうし」など
  • もともとの名前につけたり、添えたりする語。「扇子せんす」など
  • 十二支の1番目。「甲子かっし
  • 元のものから生じた。「利子りし

となっています。

人前で演技をすることのできる人たちに対して、調子にのってもらうためのかけ声をイメージして「囃子はやしと覚えてはいかがでしょうか?🤔

「囃」は1字でも「はやし」と読めますが、「子」がついているからといって「はやしし」にはならない点に、少しだけ注意が必要ですね。「はやし」だけで十分です!

はや」は「口」に「ざつ」となっています。ざつ」というのは、実は「雑」の旧字だったのです!そのため、混じる、あらい、純粋じゅんすいではないといった意味を持っています。

旧字とは言っても、左上のパーツが少し変わっているだけです。「とう(なべぶた)」の下に「じゅう」を置いてあげましょう。「じゅう」には従う、という意味がありますよ。

ちなみに「とう(なべぶた)」は、何の意味も持っていないそうです・・・😅

右側に使われている「すい」には尾の短い鳥の意味があるため、そんな鳥が木の上にいて、左側の口から発せられることに従い、気分を上げるために歌いだすイメージで「はやを覚えてみましょう!

」は、小さい子をあらわしています。上部分が頭、その下が手足のようです。

フクロウ

いったい誰が気分を上げてくれるのか・・・覚えたかな?

囃子の覚え方イメージ
いったい、どんな音を出しているのでしょうか・・・?

この言葉、どう使う?

  • 耳をすますまでもなく、囃子はやしがどこからか聞こえてくる。
  • その時、囃子はやしの音がぴたっと消えた。
  • 囃子はやしの楽器の音のせいで、演技に集中できない。

同じ読み方の熟語など👀

  • はやし・・・木がたくさん集まり、生えているところ。

囃子はやし」の熟語・ことわざ・慣用句

  • 歌より囃子はやし・・・歌よりも、囃子の方が大事だということ。それが転じて、話をする人よりも相槌あいづちをうってくれる人の方が大切であるということのたとえ。
  • 囃子方はやしかた・・・能や歌舞伎などで囃子を演奏する役。
  • 囃子事はやしごと・・・能や狂言で楽器だけで演奏する部分。
  • 囃子詞はやしことば・・・歌いだしや中間部分、最後に調子をとるために入れる言葉。
  • 囃子座はやしざ・・・能舞台で本舞台に一番近いところ。囃子方が演奏する場所。
  • 囃子田はやしだ・・・花田植えのこと。
  • 囃子物はやしもの・・・囃子に使うための楽器。
ナヤミィ

鳥が歌っている、か・・・。鳴き声が美しい鳥もいるし、いい歌になりそう!

フクロウ

良い感じの音楽が鳴っていれば、気分も上がりそうだね!

まとめ

囃子はやし」は歌舞伎などの芸能で、拍子ひょうしをとりつつ気分を出すために演奏する音楽のことなんですね。

人前で演技をする人たちに、調子にのってもらうためのかけ声をイメージして覚えてみましょう!

はや」の「ざつ」というのは、「雑」の旧字。そのため、混じる、あらいといった意味を持っているようでしたね。

とう(なべぶた)」の下の「じゅう」には従うという意味が。しかし、「とう(なべぶた)」は何の意味も持っていないそうです。

右側に使われている「すい」には尾の短い鳥の意味があるため、そんな鳥が木の上にいて、左側の口から発せられることに従い、気分を上げるために歌いだすイメージで覚えてみましょう!

」は、小さい子をあらわしていますよ。

「囃」にいったいどんなパーツがあるのかちゃんと見て覚えておければ、誰が、どんなところで、どのように音を出しているのか、イメージがしやすくなります🤔

覚えて気分を上げましょう!🎵

二文字

Posted by 管理人