「袂別」の意味と読み方とは?ヒントは「わかつ」
袂別って、なんと読むのかな??
「袂別」はね、「べいべつ」と読むんだよ。
袂別の意味
[名](スル)たもとをわかつこと。わかれること。
出典 デジタル大辞泉(小学館)
袂別はここに注意
「袂」の部首は、他に似ているものがありますよね。間違えないように、注意しましょう!
言葉の難しさ・・・★★☆☆☆
書くことがカンタンなため。
すぐ忘れてしまいそう?それなら・・・
つまり「袂別」の意味は、たもとをわかつことなんだね。
たもとをわかつ、ってどういう意味なんだっけ・・・?
一緒にいた人と、別れてしまうことなんだ!
「袂別」の「袂」は他に「たもと」とも読みます。意味は、
- たもと。服のそで。「分袂」など
- かたわら。
となっています。そで。つまり、自分の手元近くをあらわしているようですね。
袖塀、という門の両側にある低い塀を意味する熟語があります。
こちらでは袖が使われています、まるで、門を胴体として両側にある塀を両腕の袖、とでも言っているかのようですね。
「袂」はこの袖塀に使われているものと同じ読み方ができる、と覚えておきましょう!意味も、袖をイメージできるので、連想しやすいと思います。🤗
「別」は他に「べち・別れる・別ける・別つ」とも読みますよね。意味は、
- わかれる。一緒にいたものと離れる。「送別」など
- わける。違い。「性別」など
- 違う。ほかの。「別途」など
- とりわけ。特に他と違う。「格別」など
となっています。違いがあるためわける、または離れていくという意味がありますよね。
服のそでのように、そのくらいに近い存在だったものが離れていってしまうイメージで「袂別」と覚えましょう!
「袂」は「ころもへん」に「夬」となっています。「ころもへん」は一般的に「衣」に関係するものに付いています。今回だと、服のそでもあらわしているため、衣に関係していますよね!
そして「夬」には、区別するという意味もあるようです。これとは別に「ゆがけ」という、弓を射る時に指を守るためにはめる道具の意味も持ち合わせていますよ。😆
服と、指を守る道具を付けるところの分かれ目・・・、つまり服のそで辺りをイメージして「袂」と覚えてみてはいかがでしょうか?🧐
「ころもへん」は、よく似ている「しめすへん」に点を1つ足してあげることで書きましょう。
「ネ」と「衣」を見比べてみると、点を1つ書き足すことによって似た文字にも見えますよね。
実際に、「ネ」に点を1つ足したものと「衣」を、空中にでも良いので書いてみると分かりやすいです!
「別」は「りっとう」が使われています。左側は、どうやら頭部と人の骨の象形となっているようす・・・。
この骨から、りっとうを使い切り分けるイメージで「別」と覚えておきましょう!
別れるのには、何か理由があるよね・・・!
この言葉、どう使う?
- おそらく、今夜が最後の袂別となる。気を引き締めていかないと・・・。
- 2人の関係は、1か月後には袂別に終わってしまうようだ。
- ずるずると引き延ばしてしまったが、さすがに袂別しなければ、と思い直した。
「袂別」の類語
今まで一緒だったものと離れる、という意味の言葉が似ていますね。
- 決別・・・きっぱりと離れること。
- 離別・・・人と別れること。離婚のこと。
- 分袂・・・たもとをわかつこと。
離れてしまうなんて、何があったんだろう・・・。
どうしようも無い時も、あるんだろうね。理由は本人たちにしか分からない・・・!
まとめ
「袂別」はたもとを分かつ、離れるということなんですね。
おそらく、たもとを分かつ、の方が聞き覚えがあるのではないでしょうか。
服のそでのように、とっても近い存在だったものが離れていってしまうイメージで覚えましょう!
「袂」は服と、指を守る道具を付けるところの分かれ目。服のそで辺りをイメージして覚えてみましょう。🧐
「別」の左側は頭部と人の骨の象形となっているようなので、この骨から、りっとうを使い切り分けるイメージで覚えておきましょう!
「袂」はいったいどこの部分を意味しているのか、そこを覚えられるかが今回のポイントになりそうですね。🧐