「舟楫」の意味と読み方とは?ヒントは「ふね」
舟楫って、なんと読むのかな??
「舟楫」はね、「しゅうしゅう」と読むんだよ。
舟楫の意味
1 ふねとかじ。また、ふね。
2 ふねで運ぶこと。水運。「―の便」
出典 デジタル大辞泉(小学館)
舟楫はここに注意
「楫」はあまり見ることが無い漢字のため、注意しましょう。
言葉の難しさ・・・★★☆☆☆
書くことが、そこまで難しくは無いため。
すぐ忘れてしまいそう?それなら・・・
つまり「舟楫」の意味は、ふねとかじのことであり、舟で運ぶことなんだね。
かじ、って何のことなんだっけ?
舟をこぐ時に使う、道具のことだね。
「舟楫」の「舟」は他に「しゅ・ふね・ふな」とも読みますよね。意味は、
- 小さなふね。ふね。「方舟」など
- ふねのような形のおけ。
となっています。確かに、湯舟もふねに見えるような・・・。🤔
「楫」は他に「しょう・かじ・かい・楫ぐ」とも読みます。意味は、
- かじ。かい。ふねをこぐための道具。「楫師」
- ふねをこぐ。
となっています。舟に関係のある言葉のようですね!
舟を、木でできた「楫」を使って進めているイメージで「舟楫」と覚えましょう!
「舟」は水の上の乗り物、つまりふねから来ているようです!🚤
「楫」は「木」に「咠」となっています。
「咠」には耳元でささやく・・・という意味があるようです。👂確かに、口と耳がとっても近い漢字となっていますね!
舟にかじ、と言えば舟を進めるための大事な道具です。操るには、確かな技が必要ですよね。それこそ、耳元でささやく位の繊細な技量が・・・!
それに、「かい」と言えば人力で舟をこぐための道具です。
ボートなどを長めの木の板でこいでいるところを、動画でも何でもいいので見たことはありませんか?🤔
そのように、木の板で繊細に船をこぎすすめているイメージで「楫」と覚えてみましょう!
・・・読み方が覚えにくいかも知れません。そんな時は、同じく「しゅうしゅう」と読むことのできる「習習」を思い出してみましょう。
「習習」には風がそよそよと吹くさま、という意味があるため、耳元でささやく「咠」が使われている「楫」と関連付けやすくなります。
そよそよも、ささやくも、どちらも力が抑えられているイメージがありますからね!
水の上を進むんだから、繊細な技量が必要だよね!
この言葉、どう使う?
- 舟楫をたくみに操る、凄腕がいるって話・・・聞いたことあるかい?
- 最近は、舟楫の便は少なくなったよ。
- 乱暴な彼は、舟楫で海上を荒らしまわったそうだ。
「舟楫」の類語
ふねをこぐ、またはふねで運ぶ、という意味の言葉が似ていますね。
- 水運・・・水路を使って物を運ぶこと。
- 海運・・・海の上を、舟を使って物や人を運ぶこと。
「舟楫」の対義語・・・?
「舟楫」はふねで運ぶ、つまり海上のことなのに対して、こちらは陸を使って運ぶことになります。
- 陸運・・・陸を使って物などを運ぶこと。
- 陸送・・・陸上を使い運ぶこと。また、未登録車両の車を運転して運ぶこと。
同じ読み方の熟語👀
- 収集・・・集めること。
- 収拾・・・拾い集めること。
- 修習・・・技などを習い、身につけること。
- 秋収・・・秋の収穫のこと。
- 集輯・・・いろんなものを集めて、編集すること。
- 習習・・・そよかぜが吹くさま。
- 啾啾・・・小さな声で、しくしくと泣くさま。
- 蒐集・・・何かを集めること。
ふねとかじ、セットになっているんだね!
そう、だから舟を楫で進めるイメージができるよ!
まとめ
「舟楫」はふねとかじのことであり、舟で運ぶということなんですね。
舟を、木でできた「楫」を使って進めているイメージで覚えましょう!
「舟」は、水の上の乗り物であるふねから。
「楫」の「咠」には耳元でささやく、という意味があるようですね。口と耳がとっても近い漢字になっている所からも、それが読み取れます。
かじを操るには、耳元でささやく位の繊細な技量が必要そうですよね。そのため、木の板で繊細に船をこぎすすめているイメージで覚えてみましょう!
書くこと自体は難しくありません、見慣れない「楫」も、分けて見ればカンタンな3つのパーツになりますからね。🧐
「咠」の意味を覚えて、何故ささやくような意味が使われているのか・・・?
といったところを、木と合わせて覚えておきたいです!😆