「竿檣」の意味と読み方とは?ヒントは「マスト」
竿檣って、なんと読むのかな??
「竿檣」はね、「かんしょう」と読むんだよ。
竿檣の意味
簡単な見張り台や探照灯などを備え付けた軍艦のマスト。
出典 デジタル大辞泉(小学館)
竿檣はここに注意
「竿」は釣り竿で見る漢字なのでまだ身近なのですが、「檣」はあまり見かけないため注意しておきましょう。
言葉の難しさ・・・★★☆☆☆
読み書きが少しカンタンなため。
すぐ忘れてしまいそう?それなら・・・
つまり「竿檣」の意味は、軍艦のマストのことなんだね。
マスト、って何のことだっけ?
甲板上に立てられている、柱などのことだね。
「竿檣」の「竿」は他に「さお・ふだ」とも読みます。ふだ、とも読むことはあまり知られていないかも知れませんね。意味は、
- さお。細長い棒のこと。「竿灯」など
- 竹のふだ。「竿牘」
となっています。細長い棒、というのは分かりやすいですが、竹で出来た手紙にも使われたのですね・・・!
「檣」は他に「ほばしら」とも読みます。意味は、
- 帆柱。マストのこと。「船檣」など
となっています。ほばしらとも読むため、イメージはしやすい漢字となっていますね。🧐
船の上に立つ柱が、まるで細長い釣り竿のようにも見えるイメージで「竿檣」と覚えてみましょう!
例え太い柱でも、船の上にあると細く見えてしまいそうですからね。
読み方が覚えにくい場合は、艦上の竿檣と、リズムよく言ってみましょう!
「竿」は部首の「たけかんむり」の下に、「干」となっています。
「干」は乾かす、という意味があることは多くの方が覚えているはず。
また、他にかかわったり、欲しがるという意味も持ちますよ。
一番覚えやすいのは、竹でできた細長い棒を立てて、ここに何かを干して乾かすイメージではないでしょうか。🧐
「檣」は部首である「木」に、「嗇」となっています。
「嗇」は出し惜しみをしたり、収穫したものを取り入れる、という意味を持っています。
「嗇」自体は、「土」の間に「人」を2人、その下に「回」を置きます。
土をいじるのに1人だと足りない・・・、そのため2人でやっと回せるイメージはいかがでしょうか。💪
「木(きへん)」は木を使って作った物などに関する字が多いため、2人で土をいじって育てた、大事で丈夫な木を使って、帆柱に用いるイメージをしてみましょう。
船の上に立てる柱ですから、簡単に折れては困りますからね。🤗
誰がどうやって作ったのか・・・。僕たちは、漢字からイメージを作ってみよう!
「竿檣」の類語
船の上に立っている柱、という意味の言葉が似ていますね。
- 帆柱・・・帆を張るための柱のこと。
- 船檣・・・船の中心線上に立つ柱のこと。見張り台などにも使われる。
- マスト・・・帆を張るための柱のこと。今では航海灯などを取り付けたりする、柱状の物をいう。
同じ読み方の熟語👀
数が多いため、こちらでは5個並べます。
- 干渉・・・他の人のことにかかわり、自分に従わせようとすること。
- 感傷・・・物事に対して感じ、心を痛めること。
- 環礁・・・環状のサンゴ礁のこと。
- 甘蕉・・・バナナのこと。
- 簡捷・・・簡単、かつすばやく行われること。
確かに、船の上に帆が張られた柱を見たことがある気がするなぁ・・・。
漫画などで見る海賊船にも、柱が立っているよね。
まとめ
「竿檣」は軍艦などのマスト、ということなんですね。
身近なものだと、ワンピースに出てくる船にも柱があり、そこに帆が張られていますよね。🧐
船の上に立つ柱が、細長い釣り竿のようにも見えるイメージで覚えてみましょう。
読み方は、艦上の竿檣とリズムよく言って、頭に刻んでおきましょう!
「竿」の「干」は乾かす、という意味がありますよね。
一番楽なのは、やはり竹でできた細長い棒を立てて、ここに何かを干して乾かすイメージになると思います。☀️
「檣」は丈夫なものを作りたいので、2人で土をいじって育てた、大事で丈夫な木を使って、帆柱に用いるイメージで覚えてみましょう!