「検覈」の意味と読み方とは?ヒントは「厳しい」
検覈って、なんと読むのかな??
「検覈」はね、「けんかく」と読むんだよ。
検覈の意味
[名](スル)《「覈」はしらべる意》厳しく調べること。
出典 デジタル大辞泉(小学館)
検覈はここに注意
「検」はよく見かけますが、「覈」はあまり見る機会がありません。部首も、あまり見かけないですよね。
言葉の難しさ・・・★★★☆☆
漢字が少し、難しめなため。
すぐ忘れてしまいそう?それなら・・・
つまり「検覈」の意味は、厳しく調べることなんだね。
「検」は分かるけど、「覈」はどういった意味があるんだろう?やっぱり、厳しい・・・?
とてもいい所をついているね!
「検覈」の「検」は他に「検べる・検める」とも読みますよね。意味は、
- 取り調べる。「検閲」など
- 取り締まる。「検束」
- 検察庁などの略。「送検」など
となっています。検査などでも使われますし、何かしらを調べる際に使われていますよね。
「覈」は他に「覈べる・覈らかにする・覈える・覈しい」とも読みます。難しいですね・・・!意味は、
- 調べる。明らかにする。「検覈」など
- きびしい。「覈論」
となっています。こちらにも調べるという意味はありますが、他に厳しいという意味も持つことが分かりました!🧐
少し読み方が覚えにくそうですが、厳しいという意味があるので、「かく刈り」の厳しそうな人に調べられているイメージをしておくと、「覈」に結びつきやすいかも・・・!👮
秘密を覈らかにするために、覈しい目線で検査をして、検めるイメージで「検覈」を覚えてはいかがでしょうか?
「検」は、部首である「木」が使われていますね。
旧字が「檢」となっており、こちらには「口」と「人」が2つも使われています。
何人もの人が発言し、その発言におかしい部分が無いか調べられているイメージで「検」を覚えてみましょう!
「覈」は部首である「おおいかんむり」というものの下に、「敫」が使われています。
「敫」には光が四方向に輝き、広がるようすの意味があります。✨
そこから、「おおいかんむり」の下でさまざまな方向に目を光らせ、厳しく取り締まっているイメージで「覈」を覚えてみてはいかがでしょうか?🧐
「敫」自体は、「白」に「方」、そして「攵」となっています。「攵」には叩く、といった意味があります。
木魚などを叩く音をイメージすると分かりやすいかも知れません。
そこから、中心から何かを叩きに行くように、輝きすぎて白くなった光が四方に散らばっているイメージで覚えてみるのも良いのではないでしょうか。🤔
こう考えてみると、「敫」がすでに厳しいイメージがあるね・・・!
この言葉、どう使う?
- あいつは警察官にでもなったつもりか、怪しい人物を検覈し始めた。
- 深くまで掘り下げ、検覈することによって、初めて成果が出る。
- 今までのおこないを振り返り、自分のことを検覈するべき時が来たようだ。
「検覈」の類語・・・?
厳しくは無いかも知れませんが、調べる、という意味の言葉が似ていますね。
- 点検・・・異常が無いか、検査すること。
- 検閲・・・調べあらためること。
- 検知・・・機械などを使って調べること。
同じ読み方の熟語👀
- 剣客・・・剣道に優れている人のこと。けんきゃく、とも。
- 堅確・・・しっかりしていること。
- 懸隔・・・2つの物事に、とっても大きな差があること。
あまり厳しい目で見られると、怖くて何も言えなくなってしまうかも・・・。
とても大事なことは、厳しく調べる必要があるからね。厳しいのには理由があるはずだよ。
まとめ
「検覈」は厳しく調べるということなんですね。🧐
そこまで厳しく調べるということは、とても重要な秘密が隠されているのかも知れません。
「検」は旧字が「檢」となっており、こちらには「口」と「人」が2つも使われてるところから、何人もの人が発言し、その発言におかしい部分が無いか調べられているイメージで覚えてみましょう。
「覈」は「おおいかんむり」の下でさまざまな方向に目を光らせ、厳しく取り締まっているイメージで覚えてみましょう。