「炯炯」の意味と読み方とは?ヒントは「光る」
炯炯って、なんと読むのかな??
「炯炯」はね、「けいけい」と読むんだよ。
炯炯の意味
[ト・タル][文][形動タリ]目などが鋭く光るさま。「眼光―」
「そう云う時は翁の―たる目が大きく睜 (みは) られて」〈鴎外・妄想〉
出典 デジタル大辞泉(小学館)
炯炯はここに注意
「炯」を書くことはカンタンそうに見えますが、右側の書き方には注意しましょう!「回」でも「同」でもありません!
言葉の難しさ・・・★★☆☆☆
単純なパーツで構成されているため。
すぐ忘れてしまいそう?それなら・・・
つまり「炯炯」の意味は、目が鋭く光りかがやくことなんだね。
この漢字を見ても、そう思えないや。どこに目があるんだろう・・・?
漢字を書くこと自体は、カンタンなんだけどね。
「炯炯」の「炯」は他に「炯る・炯らか」とも読みます。意味は、
- 光。
- 光りかがやくさま。あきらか。「炯眼」など
となっています。確かに、火が使われていると光っているようにも見えますが・・・。🤔
「炯」は「火」と「冋」で出来ています。
火はともし火の意味もあるように、周囲を照らす灯りにも使われます。そして、「冋」ははるか遠く。また、遠く離れた国境という意味を持ちます。
そこから、遠い国境近くまで目を光らせておけるように、火をともしておくイメージで「炯」を覚えましょう!
ちなみに、この「炯」の異体字は「烱」となっています。右側のパーツが、少し違っていますよね?
こちらに使われている「冏」には、明らかなさま。きらきらと輝くさま。という意味があるようなんです。
「冏」で覚える場合は、そのまま火の灯りできらきらと輝いている様子がイメージできますね!
どちらの意味も覚えてみると、遠い国境付近まで、きらきらと輝く火の灯りのおかげで目を鋭く光らせて見張るイメージが出来上がりますね。✨
「炯」が2つもあるので、それはもうとってもギラギラと目を光り輝かせているはず・・・!
ちなみに、何故違うんだろう?と思い調べたところ、右側の「冋」と「冏」にもそもそも異体字があるようなので、元々違った意味の漢字だけど、「似ているから大丈夫でしょう🤗」みたいな感じなのかも知れませんね・・・。🤔
せっかくだから、異体字も覚えておくとイメージがさらにしやすくなるね!
この言葉、どう使う?
- 勇者の眼光は、炯炯と光っている。
- その炯炯たる眼光は、いったい何を見つめているのだろう。
- 暗闇に炯炯と光る目は、いったい誰のものだ?
「炯炯」の類語
目などがキラキラ光る、という意味の言葉が似ていますね。
- 燦然・・・キラキラと光り輝いていること。また、はっきりとしていること。
- 赫赫・・・赤く輝いているさま。
- 煌々・・・キラキラと明るく、光り輝くさま。
同じ読み方の熟語👀
- 煢煢・・・孤独で頼りにするものがいない。
- 熒熒・・・小さく、キラキラと光り輝くさま。
- 軽軽・・・軽々しい。
- 荊卿・・・荊軻という、中国戦国時代の刺客。
「炯炯」の熟語・ことわざ・慣用句
- 眼光炯炯・・・目がきらきらと鋭く光っていること。他を圧倒する目をあらわす。
例えば暗闇で目だけがキラッと光っていると、見張られているような気がして少し怖いなぁ。
同じ漢字が2つも並んでいるから、とってもギラギラしていそうだよね。
まとめ
「炯炯」は目が鋭く、光り輝いているということなんですね。
「炯」の「冋」ははるか遠く。また、遠く離れた国境という意味を持ちます。
そして異体字は「烱」となっていて、こちらに使われている「冏」には、明らかなさま。きらきらと輝くさま。という意味があります。
どちらの意味も含めて覚えると、遠い国境付近まで、きらきらと輝く火の灯りのおかげで目を鋭く光らせて見張るイメージが出来る、ということを覚えておきましょう!✨