「軋轢」の意味と読み方とは?ヒントは「仲が・・・」
軋轢って、なんと読むのかな??
「軋轢」はね、「あつれき」と読むんだよ。
軋轢の意味
《車輪がきしる意から》仲が悪くなること。「―を生じる」
出典 デジタル大辞泉(小学館)
軋轢はここに注意
どちらも1級ですが、左側は同じ「車」のため、右側に注意しましょう!
言葉の難しさ・・・★★★☆☆
読み書きが少し難しいため。
すぐ忘れてしまいそう?それなら・・・
つまり「軋轢」の意味は、仲が悪くなることなんだね。
ケンカしてしまったのかな・・・?
お互いの間に、きしむ音のような嫌な雰囲気が流れているのかも知れないね・・・。
「軋轢」の「軋」は他に「軋る・軋む・軋しい・軋かい」とも読みます。意味は、
- 車輪などがこすれ合って、音を立てる。きしむ。「軋轢」
- くわしい。「軋辞」
となっています。車輪などが何かとこすれて、音を立てているそうです。
下で、いったい何がこすれているのでしょうか・・・?
「轢」は他に「轢る・轢く・轢る」とも読みます。意味は、
- 車でひく。「轢死」など
- きしむ。擦れ合う。「軋轢」
となっています。こちらもきしむ、という意味がありますが、結果はもっと重いものになりそうです。
車で何かを轢いたり、タイヤに何かがこすれて嫌な音がなっているように、お互いの間に嫌な音がなっているイメージで「軋轢」と覚えてみてはいかがでしょうか?🤔
「軋」は部首である「車」に、「乚」となっています。
「乚」は他にも読み方がありますが、こちらの読み方だと隠す、という意味を持ちます。隠と同じですね。🕵️
車で隠れている部分、ということは車体の下辺り。
下には、タイヤが付いていますよね。
そのタイヤと何かがこすれ合い、きしむ音を立てているイメージで「軋」を覚えてみましょう!🔊
「轢」は部首である「車」に、「樂」となっています。
「樂」は「楽」の旧字となっていますが、轢かれて楽しいはずもありませんよね・・・。
他に奏でる、という意味もあります、音楽でも使われています。
そこから、車が何かにあたった時になる音をイメージして「轢」と覚えてみましょう。
きっと、好ましい音では無いよね・・・。
この言葉、どう使う?
- 昔は仲が良かったのに、今では軋轢を生じている。
- 家族間での軋轢に苦しみ続けた結果、今ではほとんど音信不通となっている。
- 軋轢を生んでしまうのは、すべて自分勝手な私が悪いのだろうか・・・。
「軋轢」の類語
仲が悪くなる、という意味の言葉が似ていますね。
- 不和・・・仲が悪いこと。
- 仲違い・・・仲が悪くなること。
- 確執・・・自分の主張を譲らずに生じる不和のこと。
「軋轢」の対義語
「軋轢」は仲が悪くなることなのに対して、こちらは仲が良いままのことになります。
- 円満・・・調和がとれていて穏やかなこと。
- 懇意・・・仲良くしていること。
良いムードの音楽をかけて仲直りすることもあると思うし、例え聞こえなくてもお互いの中に鳴る音は大事なんだなぁ・・・。
聞こえない音、というのはなかなか面白いかも知れないね。
まとめ
「軋轢」は、仲が悪くなることなんですね。
タイヤに何かがこすれて嫌な音がなっているように、お互いの間に嫌な音がなっているイメージで「軋轢」と覚えてみましょう。
「軋」に使われる「乚」は他にも読み方がありますが、こちらの読み方だと隠す、という意味を持ちます。🕵️
車で隠れている部分、つまり車体の下・・・タイヤが付いています。そのタイヤと何かがこすれ合って音を立てているイメージで「軋」を。🔊
「轢」に使われる「樂」は「楽」の旧字となっていますが、楽しいの他に奏でる、という意味もあります。
車が何かにあたった時になる音で「轢」と覚えてみましょう。
仲が悪くなった、それだけであればまだ取り返しがつきます。
もしそうなってしまった場合は、良い音で塗り替えして、昔の仲を取り戻したいですね。