「流眄」の意味と読み方とは?ヒントは「見ること」
流眄って、なんと読むのかな??
「流眄」はね、「りゅうべん」と読むんだよ。
流眄の意味
流し目で見ること。また、流し目。りゅうめん。
出典 デジタル大辞泉(小学館)
流眄はここに注意
「眄」は画数こそ少ないですが、1級ということもあり書き方がちょっとしたパズルのようにも見えるため、注意が必要です。
言葉の難しさ・・・★★★☆☆
書き方がすこしややこしいため。
すぐ忘れてしまいそう?それなら・・・
つまり「流眄」の意味は、流し目のことなんだね。
流し目って、どうやって見ることなんだっけ?
顔は向けないけれど、目だけを横に動かして見ることだね。
「流眄」の「流」は他に「る・流れる」とも読みますよね。意味は、
- 水のように流れるもの。「流水」など
- 水と一緒に流れる。「流木」など
- 川に流す。「放流」など
- 広がる。「流布」など
- さすらう。「流民」など
- それる。「流弾」など
- バツとして遠い所へ移す。「流刑」など
- なめらか。「流暢」など
となっています。他にもあるので、さまざまな意味が持てる漢字なんですね。😁
水などが流れるという使い方をするイメージが強いと思いますが、「流行」などでも使われているように、「流」には伝わっていき広がる、という使い方もできるようになっています。
「眄」は他に「めん・眄る・眄みる・眄める・ながしめ」とも読みます。意味は、
- 流し目で見る。横目で見る。「流眄」
- かえりみる。「顧眄」など
- わき見。「右顧左眄」
となっています。正面を見ているわけでは無さそうですね。🤔
目だけを横に動かして見る流し目と同じく、視線が川の流れのように左右に流れていく様子をイメージして「流眄」と覚えてみてはいかがでしょうか?👀
「流」は部首の「さんずい」に「㐬」となっています。
「㐬」は単体ではほぼ見ることはありませんが、子が生まれる、という意味を持っています。
そこから、子が羊水と共に流れて生まれてくる、とイメージして「流」を覚えましょう!
「眄」は「目」に「丏」となっています。
「丏」とは覆い隠されていること、または矢を防ぐための低い垣根のことを意味しています。
成り立ちには様々な説があるようですが、とにかく覆われていて見えないようですね。😣
ただ、「丏」には中心から左右に開いた空間があるようにも見えます。
そこから、前では無く左右どちらかを少しだけ目で見ているとして「眄」を覚えて見るのも悪く無いのではないでしょうか。👀
※ちなみに、とても似ている漢字で「丐」というものがあります。
こちらにはねだる、あたえる。という意味があるため、「丏」とは違いますね。
「丏」は中央右が完全に囲まれているようにも見えるため、ここから「こっちの漢字は覆われているから「丏」だな。」と思い出せるようになりたいですね!🤗
目だけを動かすことも、結構あるよね。
「流眄」の類語
流し目で見る、という意味の言葉が似ていますね。
- 横目・・・目だけで横を見ること。木目などが横に通っていること。
- 尻目・・・目だけで後ろの方を見ること。
- 後目・・・目だけで後ろの方を見ること。
ちょっと気になるくらいなら、僕も流し目しちゃうかも知れないなぁ。
ながしめ、とも読むことが出来るから、意味は覚えやすそうかな。
まとめ
「流眄」は、流し目のことなんですね。
視線が川の流れのように左右に流れていく様子をイメージしてみましょう!👀
「流」の「㐬」は子が生まれるという意味があることから、子が羊水と共に流れて生まれてくるイメージで。
「眄」の「丏」は覆い隠されている、または矢を防ぐための低い垣根の意味がありますね。
左右に空間が少しありますが覆われて隙間があまり無いため、左右どちらかを少しだけ目で見ているとして「眄」を覚えてみましょう。
目だけでも感情を込めることができますから、相手の気を引くような色目を使う時も、「ながしめ」と言えますね。