「帯佩」の意味と読み方とは?ヒントは「身につける」
帯佩って、なんと読むのかな??
「帯佩」はね、「たいはい」と読むんだよ。
帯佩の意味
1 太刀を身に帯びること。また、その姿。
「容儀―絵にかくとも筆に及びがたし」〈平家・五〉
2 芸能や武術の、身の構えや作法。
「―、身遣ひと申すもこれなり」〈花伝・三〉
出典 デジタル大辞泉(小学館)
帯佩はここに注意
「佩」は1級ということもあり、あまり見ない漢字となっていますので書くときは注意しましょう!
言葉の難しさ・・・★★★☆☆
漢字が少し難しいため。
すぐ忘れてしまいそう?それなら・・・
つまり「帯佩」の意味は、太刀を身に帯びたりすることや、武術などの作法のことなんだね。
確かに、「帯」には身に着けるという意味があるよね!でも、「佩」はどうなんだろう?
こちらにも、似た意味があるんだ!
「帯佩」の「帯」は他に「おび・帯びる」とも読みますよね。意味は、
- おびのような物。おび。「靭帯」など
- 身に着ける。「携帯」など
- 一緒に行動する。「所帯」など
- 一定範囲の地域。おび状の範囲。「一帯」など
となっています。一緒にいたり、身に着けていたり・・・、近くにいるんですね。
「佩」は他に「おびだま・佩びる・佩く」とも読みます。意味は、
- 身につける。「佩剣」など
- 心にとどめ、忘れない。「感佩」
- 腰につける飾り。「玉佩」など
となっています。読み方に「おびだま」ともあるように、帯に着ける飾りの玉と、他に剣も身に着けるイメージのようです。
どちらにも身に着ける、という意味があることが分かりました。
それは刀剣であったり、しっかりと心にとどめて忘れないようにする必要のある、芸能の作法や武術の身の構えでもあるイメージで「帯佩」と覚えましょう!
「帯」は、部首が「巾」の「はばへん」となっています。
「はばへん」は、布に関する字に主に使われていますね。
「帯」に、おびから飾りのたれ布が重なっていて、それが垂れ下がっている象形から帯びることを意味する「帯」が成り立ったと言われていますよ。
「佩」は部首である「にんべん」に「几」、その中に「帀」となっています。
「几」は机などの台を意味し、「帀」はめぐらす、行きわたると言った意味を持ちます。
そこから、大事なことを忘れず心にとどめておけるように、人が机で落ち着きながら、大事な出来事に考えをめぐらせるイメージで「佩」を覚えてみてはいかがでしょうか?🧐
大事な出来事のように、学んだ事を忘れないように机で考えをめぐらせれば、その学んだ事はきっと身に着けることもできるはずです!💪
どうやって身に着けているのかを、イメージしてみよう!
この言葉、どう使う?
- 帯佩する姿を目の当たりにした。
「帯佩」の類語
身に着ける、という意味の言葉が似ていますね。
- 佩用・・・体につけて使うこと。
- 携持・・・携えて持つこと。
- 携行・・・身に着けて持っていくこと。
同じ読み方の熟語👀
- 大杯・・・大きなさかずきのこと。
- 大敗・・・大差で負けること。
- 大旆・・・堂々とした旗印のこと。
- 頽廃・・・おとろえて廃れること。
- 退廃・・・頽廃と同じ。
「帯佩」の熟語・ことわざ・慣用句
- 容儀帯佩・・・礼儀にかなった身なり、振る舞いのこと。
確かに、自分の身につけられるものは、物体だけでは無いよね・・・!
そう、学んだ作法や、武術の心得も身につけると言えるんじゃないかな。
まとめ
「帯佩」は太刀を身に帯びたりすることや、芸能などの作法のことなんですね。
どちらにも身に着ける、という意味があることを覚えておきましょう!
「帯」は、部首が「巾」の「はばへん」です。
「はばへん」は、布に関する字に主に使われるとのこと。
おびから飾りのたれ布が重なって、垂れ下がっている象形から成り立ったそうですね。
「佩」の部首は「にんべん」となっています。「几」は机など、台を意味しており、「帀」はめぐらすと言った意味を持ちます。
大事なことを忘れず心にとどめて置けるように、机で落ち着いて考えをめぐらせるイメージで覚えてみましょう!🧐
学んだ事を忘れないように、机で考えをめぐらせれば、学んだ事もきっと身に着けることもできますよね。😆