「嶄然」の意味と読み方とは?ヒントは「抜きんでる」
嶄然って、なんと読むのかな??
「嶄然」はね、「ざんぜん」と読むんだよ。
嶄然の意味
[ト・タル][文][形動タリ]《「嶄」は高く険しい意》一段高くぬきんでているさま。ひときわ目立つさま。
出典 デジタル大辞泉(小学館)
嶄然はここに注意
「嶄」はそこまで難しい漢字ではありませんが、なかなか見る機会が無いため少し覚えにくいかも知れません。
言葉の難しさ・・・★★★☆☆
あまり見ませんが、読み書きがそこまでは難しくないため。
すぐ忘れてしまいそう?それなら・・・
つまり「嶄然」の意味は、他よりも抜きんでていて目立つことなんだね。
確かに山が入ってはいるけれど、斬ってしまったら小さくならない?
「斬」には、他にも意味があるよ!
「嶄然」の「嶄」は他に「さん・嶄しい」とも読みます。意味は、
- 山が高く、けわしいこと。
- 高く、他よりも抜きんでていること。「嶄然」
となっています。山とあるように、他よりも高く抜きんでる、という意味を持っていることが分かりました。⛰️
「然」は他に「ねん・然り・然える」とも読みます。意味は、
- そのとおり。「当然」など
- 他の語のうしろにつけて、その状態をあらわす時に使う。「闃然」など
- 燃える。
となっています。様子をあらわす時にも使えるそうですね!
高い高い山のように、他よりも抜きんでており目立っている状態をイメージして「嶄然」と覚えましょう!
実際、山のように背が高い人は目立ちますからね。👀
「嶄」は部首である「山」に、「斬」となっています。
「山とはいえ、斬ったら小さくなってしまうのでは・・・?🤔」
そう考えてしまうかも知れませんが、「斬」には他に、際立つという意味があるようです。「斬新」に、そういった意味がありますよね!
そこから、他よりも抜きんでている山をイメージして「嶄」と覚えてみましょう!
「然」は成り立ちが少し残酷なのですが、カンタンに書くといけにえを燃やす、ということから成り立ったようです。
確かに、下が「ひへん」ですね。上に乗っているのはただの「タ」では無く、犬も「大」では無いことに注意しておきましょう。
「嶄」の使い方を注意して覚えよう!
この言葉、どう使う?
- 彼女は、ここに居る誰よりも嶄然として優れているように見えた。
- 急にあらわれたと思ったら、嶄然として頭角をあらわし、一気にお茶の間の注目の的になった。
- 嶄然として、彼独自の地位を確立している。
同じ読み方の熟語👀
- 残喘・・・残り少ない命のこと。
「嶄然」の熟語・ことわざ・慣用句
- 嶄然として頭角を現す・・・他よりも抜きんでていて、才能をあらわすこと。
確かに、とっても高い山は目立つよね。一番高い山は?とか、クイズにも出そうだし!
例えば棒グラフでも、他より抜きんでて高い部分は目立つからね。
まとめ
「嶄然」は他よりも抜きんでていて、目立つということなんですね。
とっても高い山のように、他よりも抜きんでて目立つイメージで覚えましょう!
「嶄」の「斬」には、斬る他に際立つという意味があるようです。「斬新」などもそうですよね!
そこから、他よりも抜きんでている山をイメージすることが出来ます。🧐
「然」はいけにえを燃やす、ということから成り立ったようですよ!
こちらはいかがでしょうか?
抜きんでている山以外でも、全国の名山を見てみたい!という方にはこちらの山あるきガイドはいかがでしょうか?
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抜きんでている山以外にも、良い山はたくさんあるからね。