「玉折」の意味と読み方とは?ヒントは「砕ける」
玉折って、なんと読むのかな??
「玉折」はね、「ぎょくせつ」と読むんだよ。
玉折の意味
玉が砕けること。転じて、才子・佳人が若死にすることのたとえ。
出典 デジタル大辞泉(小学館)
玉折はここに注意
この漢字からイメージされることから、さらに転じて意味を持つ点に注意しましょう!
言葉の難しさ・・・★☆☆☆☆
読み書きがとてもカンタンなため。
すぐ忘れてしまいそう?それなら・・・
つまり「玉折」の意味は、玉が砕けるところから転じて、才子が早く亡くなってしまうことの例えなんだね。
そもそも才子、ってどういう意味なんだっけ・・・?
頭の回転がはやい、要領の良い人のことだね。優れているんだ!
「玉折」の「玉」は他に「たま」とも読みますよね。意味は、
- 美しいたま。「宝玉」など
- 美しい。優れた。「玉露」など
- 人を敬い、その人に関係することにつける美称。「玉稿」など
- 天子や天皇に関する物事につける美称。「玉座」など
- 将棋の駒のひとつ。「玉将」
- 芸者のこと。「玉代」
となっています。美しい・・・とは、良い意味をお持ちのようです。✨
「折」は他に「しゃく・おり・折れる・折ける・折める」とも読みます。意味は、
となっています。亡くなる、という意味も持つことが分かりました。
美しく綺麗な玉が折れ曲がり壊れてしまうように、優れた若い人が道半ばで、折けるようにして亡くなってしまうイメージで「玉折」と覚えてみましょう。
まあ、玉が折れるとはあまり言わない気はしますけどね・・・。😅
「玉」は3つの綺麗で美しいたまを、縦にヒモで通していることをあらわしているそうですよ!
「折」は「てへん」に「斤」となっています。「斤」は斧も意味していますが、「てへん」はここではバラバラになった木や草から来ているそうです。🌲そのため、斧を使い草木を折ったり切り離したりするイメージで「折」を覚えてみましょう!
意味に判断するというものもあります。正解か、不正解か・・・。それも、斧を振りかぶり、きっちりと切り分けて判断するのかも知れませんね。🤔
まだまだ輝けるのに、亡くなってしまうんだね・・・。
「玉折」の類語
若くして亡くなる、という意味の言葉が似ていますね。
- 夭折・・・若いのに亡くなってしまうこと。
- 夭逝・・・早くに亡くなってしまうこと。
- 早世・・・若いのにこの世を去ること。
同じ読み方の熟語👀
- 玉屑・・玉を砕いたことによる粉末。また、降る雪のことも言う。
「玉折」の熟語・ことわざ・慣用句
- 蘭摧玉折・・・優れた人が、能力を発揮しないまま早死にしてしまうこと。本来は、蘭の花が散り、玉が砕けること。
例え有能じゃなくっても、早く亡くなってしまうのは悲しいよ・・・。
そうだね。だからこそ、より一層「玉」がどういう意味で使われているのか、覚えやすいはず。
まとめ
「玉折」は玉が砕ける。それが転じて、才子が早く亡くなってしまうことの例えということなんですね。
美しく綺麗な玉を若い人に例えて、優れた若い人が人生これからという時に、折けるようにして亡くなってしまうイメージで覚えてみましょう。
「玉」は3つの綺麗で美しいたまを、縦にヒモで通していることをあらわしているようですね。
「折」の「斤」は斧も意味しています。ここでの「てへん」は、バラバラになった草木から来ているそうです。そのため、斧を使い草木を折り、切り離すイメージで覚えてみましょう!
若くして亡くなることを喜ぶ人は、そうそう居ないとは思います・・・。
今回はその分、「玉」に込められた意味が覚えやすくなっているのではないでしょうか。