「羈絆」の意味と読み方とは?ヒントは「つなぐ」
羈絆って、なんと読むのかな??
「羈絆」はね、「きはん」と読むんだよ。
羈絆の意味
《牛馬をつなぐ意から》足手まといとなる身辺の物事。きずな。ほだし。
「この世の―と濁穢 (じょくえ) を脱ぎ捨てる」〈寅彦・藤棚の陰から〉
出典 デジタル大辞泉(小学館)
羈絆はここに注意
「羈」は1級ということもあり、あまり書く機会がありません。パーツで分けて覚えるとあまり難しくはありませんが、注意しましょう!
言葉の難しさ・・・★★★☆☆
あまり見かけない漢字が使われているため。
すぐ忘れてしまいそう?それなら・・・
つまり「羈絆」の意味は、牛馬をつなぐことを意味していて、そこから足手まといも意味している熟語なんだね。
牛馬を繋いで、何で足手まといって意味にもなったんだろう?
繋がれたら不自由になるからかな、と僕は考えているよ。
「羈絆」の「羈」は他に「おもがい・たづな・羈ぐ・羈まる・たび・たびびと」とも読みます。意味は、
- たづな。また、たづなで繋ぎとめる。「不羈」など
- 馬で旅をする。「羇旅」など
- くつわを固定するために、馬の頭の上からかけるひも。
となっています。馬の面に被せる、皮ひものことをあらわしているようですね!🐴
「絆」は他に「ばん・きずな・絆ぐ・絆す」とも読みます。意味は、
- 繋ぎとめるひも。きずな。「羈絆」など
- 繋ぎとめる。「絆創膏」など
となっています。絆も、何かしらで繋がっているからこそですよね。
それに、指を切ってしまった時などは絆創膏で傷を繋ぎとめている、と考えることもできます。
馬の面に被せる皮ひものことを、馬と人との絆の証としてイメージして「羈絆」と覚えてみてはいかがでしょうか?🧐
馬にとっては邪魔なものかも知れませんので、馬からしたら足手まといかも・・・。
ただ、馬が言う事を聞かなければ足手まといになってしまいますよね。余計な物なのかも知れません!
「羈」は部首が「あみめ」となっていて、その下に「革」と「馬」でできていますね。
パーツごとに考えると、そこまで難しくはありません。
革で出来たあみを、馬の面に被せるイメージで「羈」を覚えてみましょう!
読み方に関しては、馬に乗る時の「騎」と同じ音読みで覚えてみましょう!🐴
「絆」は部首である「糸」に「半」となっています。
とは言っても、「半」は上の点々が逆さになっているように見えますね。
「半」は2つに分ける、半分のような意味がありますよね。ですが、ここでは点々が逆さ。
そこから、実際の成り立ちとは違いますが、逆に2つに分かれているものを糸で繋ぎとめるイメージで「絆」を覚えてみるのはいかがでしょうか?✨
どうして足手まといになるのか、イメージしてみよう!
この言葉、どう使う?
- 古い羈絆が、僕の心を害していく。
- 学校の羈絆を脱し、自由を得る。
- 今月を乗り切れば、社会的羈絆からようやく解放される・・・!
「羈絆」の類語
足手まとい、という意味の言葉が似ていますね。
- 足枷・・・自由に行動できなくさせるためのもの。足手まといとなるもの。
- 桎梏・・・行動を制限して、自由に行動させないもの。
- 荷厄介・・・何かが負担となっていること。
同じ読み方の熟語👀
- 帰帆・・・船で港に帰ること。
- 帰阪・・・大阪に帰ること。
- 規範・・・手本のこと。
確かに、顔に何かを被せられたら邪魔に思ってしまいそう・・・。
行動が制限されてしまうからね。
まとめ
「羈絆」は牛馬をつなぐことから、足手まといも意味している熟語なんですね。
馬の面に被せる皮ひもが、馬と人の絆の証のイメージで覚えてみてはいかがでしょうか?
ただ、馬からしたら邪魔な物になりそうなので、足手まといかも知れませんよね。🐴
「羈」は部首が「あみめ」、その下に「革」と「馬」となっています。
革で出来たあみを、馬の面に被せるイメージで覚えてみましょう!
馬に乗る時の「騎」と同じ音読みで、問題ありませんね。
「絆」の「半」は2つに分けるような意味がありますよね。ですが、ここでは点々が逆さとなっています。
そこから、実際の成り立ちとは違いますが、逆に2つに分かれているものを糸で繋ぎとめるイメージで覚えてみましょう!