「蠹毒」の意味と読み方とは?ヒントは「害」
蠹毒って、なんと読むのかな??
「蠹毒」はね、「とどく」と読むんだよ。
蠹毒の意味
1 害虫による食害。
2 物事をそこない害すること。また、その害毒。
「鴉片 (あへん) の―に斃るる者」〈東海散士・佳人之奇遇〉
出典 デジタル大辞泉(小学館)
蠹毒はここに注意
「蠹」は1級ということもあり、難しい部類に入ると思います。
書き間違えのないよう、注意しましょう!
言葉の難しさ・・・★★★★☆
書くことが結構難しいため。
すぐ忘れてしまいそう?それなら・・・
つまり「蠹毒」の意味は、害することなんだね。
虫が2つも入っているから、虫が関係しているっていうのは覚えやすそうだけど・・・。
そうなんだ。虫のせいだね。
「蠹毒」の「蠹」は他に「きくいむし・しみ・蠹む・蠹なう」とも読みます。意味は、
- 木などを食べる虫。きくいむし。
- しみ。服や本などを食べる虫。「蠹魚」など
- むしばむ。「蠹害」など
となっています。木や服などを食べてしまう、虫の意味を持っていることが分かりました。
木や服などを食べてしまい、中に侵入する虫をイメージしてみましょう。この食べた部分を侵入するための「戸」に例えて、音読みを覚えてみても良さそうです。
「毒」は他に「毒なう・毒い」とも読みます。意味は、
- 健康を害するもの。どく。「猛毒」など
- そこなう。害を与える。「毒手」など
となっています。体にとって、良くないものですよね。
木などを食べる虫、そんな虫がむしばむことにより、毒を与えて被害が出るイメージで「蠹毒」を覚えてはいかがでしょうか?🧐
「蠹」は少し覚えにくそうなので、良く知っているパーツを分けて覚えてみましょう。
中央の「石」から上と、下で分けます。
上部分は「中」の上に「一」を貫通させてください、「一」が「中」をむしばむイメージです。
そして「中」の下に「冖」を付けてあげましょう。
「冖」には布などを上からかぶせ、覆ってしまう意味がありますので、下部分の「石」の下に居る複数の部首である「虫」が覆われているイメージで覚えてみましょう!
たとえ覆っても、害する虫ではあるのですが・・・。😥
「毒」は説がいくつかありますが、下に使われている部首である「毋」には「してはいけない」という、禁止をあらわす意味があるようです。
そこから、禁止されている危ない物をイメージして「毒」を覚えてみてはいかがでしょうか?🤔
上部分は、「土」に「一」を足してありますね。「土」に「一」を足してはいけない、とイメージすることもできます。
パーツで分けると、虫がどうなっているのかイメージがしやすそうだね。
この言葉、どう使う?
- 失うものは何も無い。誰を蠹毒しようとも、何も思わないのだ。
「蠹毒」の類語
害を与える、という意味の言葉が似ていますね。
- 賊害・・・損害を与えること。
- 毀損・・・物を壊すこと。利益などを損なうこと。
- 損害・・・傷つけること。損をすること。
同じ読み方の熟語👀
- 荼毒・・・害毒を流すこと。「荼」のニガナの毒から。
- 渡独・・・ドイツへ行くこと。
虫嫌いな人からしたら、嫌な熟語に感じそうだね・・・。
その虫のおかげで、漢字の書き方も少しは覚えやすくなっていると思うよ。
まとめ
「蠹毒」は、害することなんですね。
虫が毒を与えて、被害が出るイメージで覚えてみましょう。🧐
「蠹」の上部分は「中」の上に「一」を貫通させましょう。
そして「中」の下に「冖」を付けます。
「冖」には布などを上からかぶせ覆ってしまう意味がありますので、下部分の「石」の下に居る複数の部首の「虫」が覆われているイメージができます。
たとえ覆っても、害する虫ではありますが・・・。😥
「毒」は説がいくつかありますが、下に使われている部首の「毋」には「してはいけない」という、禁止をあらわす意味があるとのこと。
禁止されている危ない物をイメージして「毒」を覚えてみましょう!☠️
上部分は「土」に「一」が足されています。「土」に「一」を足すと危険、とイメージもできますね。🧐