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「折衷」の意味と読み方とは?ヒントは「まとめる」

2024年1月9日

ナヤミィ

折衷って、なんと読むのかな??

フクロウ

「折衷」はね、「せっちゅう」と読むんだよ。

折衷せっちゅうの意味

名](スル)いくつかの異なった考え方のよいところをとり合わせて、一つにまとめ上げること。「両者の意見を―する」「和洋―」「―案」

出典 デジタル大辞泉(小学館)

折衷せっちゅうはここに注意

ちゅう」は「あい」などにも似ているため、書き間違えてしまわないように、注意しておきましょう。

言葉の難しさ・・・★★☆☆☆

読み書きがあまり難しく無いため。

すぐ忘れてしまいそう?それなら・・・

フクロウ

つまり「折衷せっちゅう」の意味は、良い所を合わせて、まとめることなんだね。

ナヤミィ

いいとこ取り、ということか!

フクロウ

そうだね、とても良い物になりそう!


折衷せっちゅう」の「せつ」は他に「しゃく・おり・る・くじける・さだめる」とも読みます。意味は、

  • おる。おれ曲がる。「屈折くっせつ」など
  • くじける。「挫折ざせつ」など
  • わける。2つに離す。「折衷せっちゅうなど
  • 亡くなる。「夭折ようせつ
  • 機会。
  • 判断する。「折獄せつごく

となっています。折れるだけではなく、分けるという意味も持つことが分かりました!

ちゅう」は他に「うち・こころ・まこと」とも読みます。意味は、

  • なか。かたよらない。「折衷せっちゅう
  • 心の中。まごころ。「衷心ちゅうしん」など
  • 肌着。

となっています。偏っていない、つまり心の中心と考えることも出来ますね。

色んな方向に伸びている意見を分けて折り曲げ、中心によせてかたよないようにするイメージで「折衷せっちゅうと覚えてみましょう!

せつ」は「てへん」に「きん」となっています。

きん」はおのも意味していますが、「てへん」はここではバラバラになった木や草から来ているそうです。🌲

そのため、斧を使い草木を折ったり切り離したりするイメージで「せつ」を覚えてみましょう!

正解か、不正解か・・・。

それも斧を振りかぶり、きっちりと切り分けて判断するのかも知れませんね。🤔

ちゅう」は「衣」の間に「中」を入れてあげましょう。

中の方に着る衣として肌着を、衣の中あるもの、心の中として「ちゅう」をイメージすることができます。👀

フクロウ

どちらかが不利にならないように、ちょうど良い所でまとめないといけないね。

折衷の覚え方イメージ
みんなの意見、良い所を1つにまとめましょう!

この言葉、どう使う?

  • 折衷せっちゅう案を出してきたぞ!
  • 2人の意見を折衷せっちゅうした結果、うまくいくようになった。
  • 各社の社訓を折衷せっちゅうして、まったく新しい物が誕生たんじょうした。

折衷せっちゅう」の類語

互いの意見を纏める、という意味の言葉が似ていますね。

  • 妥協だきょう・・・お互いが譲りゆず合い、おだやかに纏めること。
  • 折合おりあい・・・ゆずり合い解決すること。

同じ読み方の熟語👀

  • 雪中せっちゅう・・・雪の中。
  • 折中せっちゅう・・・折衷と同じ。

折衷せっちゅう」の熟語・ことわざ・慣用句

  • 和洋折衷わようせっちゅう・・・日本と西洋のものを、程よく混ぜること。
  • 雅俗折衷がぞくせっちゅう・・・風雅ふうがなものと卑俗ひぞくなものを、ほどよく混ぜること。
  • 斟酌折衷しんしゃくせっちゅう・・・それぞれの事情をくみとり、中間をとること。
  • 折衷案せっちゅうあん・・・2つ以上の意見の良い所を合わせて、纏めた案のこと。
  • 折衷学派せっちゅうがくは・・・江戸中期の、儒学じゅがくの一派のこと。
  • 折衷主義せっちゅうしゅぎ・・・相異なる哲学や思想から、長所と思われるものを抽出し、折衷させて新しい体系を作り出そうとする立場のこと。
  • 折衷苗代せっちゅうなわしろ・・・水苗代と畑苗代と折衷したもの。
  • 折衷様せっちゅうよう・・・鎌倉末期から室町時代にかけて行われた、寺院建築様式のひとつ。
  • 折衷せっちゅうテスト・・・サンドイッチテストのこと。
ナヤミィ

どちらかに有利となると、後でもめ事に発展するかもしれないし・・・。難しいよね。

フクロウ

そうだね。それに、お互いの良い所を合わせたら、もっと良い物になるかもしれない。纏めるのは大事なことだと思うよ!

まとめ

折衷せっちゅう」は良い所を合わせ、まとめるということなんですね。

お互いの色んな意見を折り曲げつつ、ちょうどよく分けてどちらかにかたよらないようにするイメージで覚えてみましょう!

せつ」の「きん」はおのも意味していますが、「てへん」はここではバラバラになった草木から来ているそうです。

斧を使い草木を折ったり、切り離したりするイメージで覚えたいですね。

斧で、きっちりと切り分けてあげましょう!

ちゅう」は「衣」の間に「中」を入れてあげます。

中の方に着る衣として肌着を。

それに、衣の中や心の中というイメージもできますよね。🤗

どちらかだけが得をするのではなく、お互いの良い点をまとめて、1つの物にしましょう!

二文字

Posted by 管理人