サンプル

「不羈」の意味と読み方とは?ヒントは「とらわれない」

2024年9月9日

ナヤミィ

不羈って、なんと読むのかな??

フクロウ

「不羈」はね、「ふき」と読むんだよ。

不羈ふきの意味

[名・形動]《「羈」「羇」ともに、つなぐ意》

 物事に束縛されないで行動が自由気ままであること。また、そのさま。「独立―」

「或は英人の支配を受くる者あり。或は―なる者あり」〈柳河春三編・万国新話〉

 才能などが並はずれていて、枠からはみ出すこと。また、そのさま。「―の才」

出典 デジタル大辞泉(小学館)

不羈ふきはここに注意

」は1級のため少しだけ難しいです、注意しましょう!

言葉の難しさ・・・★★☆☆☆

読み方が少しだけ難しいため。

すぐ忘れてしまいそう?それなら・・・

フクロウ

つまり「不羈ふき」の意味は、自由気ままなこと、才能などが枠からはみ出すことなんだね。

ナヤミィ

いったい、何に束縛そくばくされているんだろう・・・?

フクロウ

漢字を分けてみると、覚えやすそうだよね!


不羈ふき」の「」は他に「ぶ・~ず」とも読みます。意味は、

  • 否定をあらわす。~しない。不満ふまん」など
  • よくない。「不調ふちょう」など

となっています。実は、この漢字の2画目までがカタカナの「フ」に、そして草書体そうしょたいがひらがなの「ふ」になったそうです!🧐

」は他に「おもがい・たづな・つなぐ・とりしまる・たび・たびびと」とも読みます。意味は、

  • たづな。また、たづなで繋ぎとめる。羈絆きはん」など
  • 馬で旅をする。「羇旅きりょ」など
  • くつわを固定するために、馬の頭の上からかけるひも。

となっています。馬の面に被せる、皮ひものことを言っているようですね。🐴

」には繋ぎとめる、という意味があることが分かりましたよね。それを否定する、つまり繋ぎとめる物が何もない。そこから、自由気ままであり、そのおかげか才能がぐんぐんと伸びて枠に収まらないイメージで「不羈ふきと覚えてみてはいかがでしょうか?💪

」は花のめしべの子房しぼうの象形から成り立った、と言われています。ちなみに、部首は上の「一」となっていますよ。

」は部首が「あみめ」となっていて、その下に「革」と「馬」で出来ていますね。パーツごとに考えると、そこまで難しくはありません。革で出来たあみを、馬の面に被せるイメージで「を覚えてみましょう!

読み方に関しては、馬に乗る時の「」と同じ音読みで覚えてみましょう!🐴

フクロウ

束縛そくばくされずに自由に過ごしたら、才能がどんどん伸びるかも知れないよね!

不羈の覚え方イメージ
自由に伸ばしていけば、そのうち限界突破するかも・・・?

この言葉、どう使う?

  • 僕のおじさんは、不羈ふきの作家さんだ。
  • 彼のような不羈ふきな性格の人に関わると、振り回されてしまうよ。
  • 彼女は不羈ふきであったが、周囲の人はどうやら違ったようだ。

不羈ふき」の類語

自由気まま、または枠にとらわれないという意味の言葉が似ていますね。

  • 自由じゆう・・・自分の思ったままに振る舞うこと。
  • 逸材いつざい・・・人並以上に優れていること。

不羈ふき」の対義語

不羈ふき」は自由であり、枠にとらわれないことなのに対して、こちらは自由では無いことになります。

  • 自縛じばく・・・自分で自分をしばりつけ、思うままに出来ないこと。

同じ読み方の熟語👀

数が多いため、5つだけ並べます。

  • 不軌ふき・・・法律などにしたがわないこと。また、反逆すること。
  • 不帰ふき・・・2度と帰っては来ないこと。
  • 不起ふき・・・病気などが治らないままで、亡くなるまで起き上がることができないこと。
  • 不忌ふき・・・遠慮なく言うこと。また、亡くなること。
  • 付記ふき・・・本文に付け加えること。

不羈ふき」の熟語・ことわざ・慣用句

数が多いため、5つだけ並べます。

  • 不羈奔放ふきほんぽう・・・誰にも縛られずに、自由にすること。
  • 放縦不羈ほうじゅうふき・・・何にも縛られずに、好きに振る舞うこと。
  • 傲慢不羈ごうまんふき・・・偉そうに他人を見下し、他人に縛られないこと。
  • 不羈之才ふきのさい・・・とてもすぐれた才能のこと。
  • 不羈磊落ふきらいらく・・・くだらないことにこだわらず、縛られないこと。
ナヤミィ

確かに、縛られるよりは自由にした方が、とがった方向に伸びる気もする!

フクロウ

馬も、皮ひもから解放されているかも知れないね・・・!

まとめ

不羈ふき」は自由気ままなこと、才能などが枠からはみ出すということなんですね。

「不」は否定する、つまり繋ぎとめる物が何もない状態です。自由気ままなおかげか、才能がぐんぐんと伸びて枠に収まらないイメージで覚えてみましょう!💪

」は花のめしべの子房しぼうの象形から成り立った、と言われています。

」は部首が「あみめ」で、下に「革」と「馬」ですね。革で出来たあみを、馬の目(面)に被せるイメージで覚えてみましょう!

読み方は、馬に乗る時の「」と同じ音読みで大丈夫ですね!🐴

二文字

Posted by 管理人