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「建立」の意味と読み方とは?ヒントは「寺」

2024年9月2日

ナヤミィ

建立って、なんと読むのかな??

フクロウ

「建立」はね、「こんりゅう」とも読むんだよ。

建立こんりゅうの意味

1 寺院や堂・塔などを建てること。「寺を―する」

2 心の中である物事をつくり上げること。

出典 デジタル大辞泉(小学館)

建立こんりゅうはここに注意

建立けんりつ」とも読みますが、「建立こんりゅう」とは少し意味が違っているので、上手に使い分けましょう。

言葉の難しさ・・・★★☆☆☆

読み書きがカンタンなため。

すぐ忘れてしまいそう?それなら・・・

フクロウ

つまり「建立こんりゅう」の意味は、寺院などの建物を建てることなんだね。

ナヤミィ

同じ漢字なのに、読み方が違ってさらに意味も変わってくるんだね・・・。

フクロウ

そうだね、どちらの使い方も覚えておきたいよ。


建立こんりゅう」の「こん」は他に「けん・てる・くつがえす」とも読みます。意味は、

  • 建物などをたてる。「建築」など
  • 意見をだす。「建白けんぱく」など

となっています。何かしら、建てるのですね。

りゅう」は他に「りつ・つ・リットル」とも読みますよね。意味は、

  • まっすぐに立てる。「立錐りっすい」など
  • さだめる。成り立たせる。「確立」など
  • ある地位につかせる。「擁立ようりつ」など
  • 新しい季節がはじまること。「立春りっしゅん」など
  • 容量の単位。

となっています。立たせるからには、しっかり立っていて欲しいですよね。

それぞれの読み方をした時の意味ですが、

  • 建立けんりつ」・・・建物などを築き上げる。国家を建立けんりつすること。
  • 建立こんりゅう」・・・寺院などの建物を建てること。(こちらは上にも書いてありますね)

となっており、「建」はどちらも「建てる、おこす」というような意味で使われていますね。🧐

「立」にも「しっかりたつ、安定させてたつ、たてる、成り立たせる」といった似た意味があるので、しっかり定めて建物として成り立たせるイメージとして「建立こんりゅうと覚えるのはいかがでしょうか?

ここで問題になるのは、やはり読み方の違いでしょうか。

建立けんりつ」は、建物などを築き上げる「建設けんせつ」と同じ読み方。

建立こんりゅう」の場合ですが、「こん」と読む他の言葉に「再建さいこん」というものがあります。

再建さいこん」も「建立」と同じく、「再建さいけん」という別の読み方もありますが、実際は下のような違いがありますよ。

  • 再建さいけん」・・・焼けたり壊れたりした一般の建造物をたてなおすこと。
  • 再建さいこん」・・・焼けたり壊れたりした神社や寺院などをたてなおすこと。

これを見てわかることは、こん」の場合はどちらも一般の建物ではなく、寺院などを指しているということですね!

なので、寺などに使われるのは「こん」の方だと覚えておきましょう!😁

それか、再建さいこん」は神社も含まれるので、神社には狐がいる=狐の鳴き声はコンコン=「こんという覚え方もいいと思います。

こちらの方がイメージはしやすいかも知れませんね。

「狐」と「竜」がいる、というイメージをすれば「建立こんりゅう」にもなります。

こん」は部首の「えんにょう」と、「いち」になっていますね。

「えんにょう」は進んだりのびる意味を表す字に使われ、「いち」はふでの意味も持っています。

のびやかに立つふでから、この「建」が成り立ったと言われていますよ。

りゅう」は、線の上に人が立っている象形から成り立っているそうです。

フクロウ

「こん」の読み方はどういう意味か、覚えておこう!

建立の覚え方イメージ
コンコン

この言葉、どう使う?

  • あのお寺、とっても古いけどいつ建立こんりゅうされたんだろうか。

建立こんりゅう」の類語

特に寺院などをつくること、という言葉が似ていますね。

  • 造立ぞうりゅう・・・建物、特に寺院などをつくること。

同じ読み方の熟語👀

  • 根粒こんりゅう・・・根粒菌が植物の根に入り、共生してつくるこぶ状のもの。
  • 根瘤こんりゅう・・・根粒と同じ。

建立こんりゅう」の熟語・ことわざ・慣用句

  • 建立奉加こんりゅうほうが・・・建立するため、金品などを奉納ほうのうすること。
ナヤミィ

何かちょっと難しくない・・・?

フクロウ

そうかも。覚えておけたら、くらいで大丈夫だよ!

まとめ

建立こんりゅう」は、寺院などを建てることなんですね。

「建」は「建てる、おこす」というような意味で使われていますね。🧐

「立」にも「しっかりたつ、安定させてたつ」という似た意味があるので、しっかり定め、建物として成り立たせるイメージで覚えましょう!

こん」は部首である「えんにょう」と「いち」でできています。

「えんにょう」は進むことやのびる意味を表す字に主に使われており、「いち」はふでの意味も持つとのこと。

そのため、のびやかに立つふでから成り立ったと言われています。

りゅう」は、線の上に人が立っている象形から成り立ったとのこと。覚えやすいですね!

読み方が「こん」の場合、寺院などを指しているみたいです。そのため、寺などに使われるのは「こん」の方だと覚えておきましょう!

もしくは、「再建さいこん」というものは神社も含まれるため、神社に狐がいる=狐の鳴き声はコンコン=「こん」と関連付けて覚えてみるのも、イメージしやすそうです。

「狐」と「竜」がいるというイメージで「建立こんりゅう」と読むことも、しやすいのではないでしょうか。

建立けんりつ」は他にも言い換えることができますが、「建立こんりゅう」はまた特別なので覚えておきたいですね。

余裕があり、「せっかくだから覚えておくか😁」という方は覚えておく。で大丈夫です!

二文字

Posted by 管理人