「建立」の意味と読み方とは?ヒントは「寺」
建立って、なんと読むのかな??
「建立」はね、「こんりゅう」とも読むんだよ。
建立の意味
1 寺院や堂・塔などを建てること。「寺を―する」
2 心の中である物事をつくり上げること。
出典 デジタル大辞泉(小学館)
建立はここに注意
「建立」とも読みますが、「建立」とは少し意味が違っているので、上手に使い分けましょう。
言葉の難しさ・・・★★☆☆☆
読み書きがカンタンなため。
すぐ忘れてしまいそう?それなら・・・
つまり「建立」の意味は、寺院などの建物を建てることなんだね。
同じ漢字なのに、読み方が違ってさらに意味も変わってくるんだね・・・。
そうだね、どちらの使い方も覚えておきたいよ。
「建立」の「建」は他に「けん・建てる・建す」とも読みます。意味は、
- 建物などをたてる。「建築」など
- 意見をだす。「建白」など
となっています。何かしら、建てるのですね。
「立」は他に「りつ・立つ・リットル」とも読みますよね。意味は、
- まっすぐに立てる。「立錐」など
- さだめる。成り立たせる。「確立」など
- ある地位につかせる。「擁立」など
- 新しい季節がはじまること。「立春」など
- 容量の単位。
となっています。立たせるからには、しっかり立っていて欲しいですよね。
それぞれの読み方をした時の意味ですが、
- 「建立」・・・建物などを築き上げる。国家を建立すること。
- 「建立」・・・寺院などの建物を建てること。(こちらは上にも書いてありますね)
となっており、「建」はどちらも「建てる、おこす」というような意味で使われていますね。🧐
「立」にも「しっかりたつ、安定させてたつ、たてる、成り立たせる」といった似た意味があるので、しっかり定めて建物として成り立たせるイメージとして「建立」と覚えるのはいかがでしょうか?
ここで問題になるのは、やはり読み方の違いでしょうか。
「建立」は、建物などを築き上げる「建設」と同じ読み方。
「建立」の場合ですが、「建」と読む他の言葉に「再建」というものがあります。
「再建」も「建立」と同じく、「再建」という別の読み方もありますが、実際は下のような違いがありますよ。
- 「再建」・・・焼けたり壊れたりした一般の建造物をたてなおすこと。
- 「再建」・・・焼けたり壊れたりした神社や寺院などをたてなおすこと。
これを見てわかることは、「建」の場合はどちらも一般の建物ではなく、寺院などを指しているということですね!
なので、寺などに使われるのは「こん」の方だと覚えておきましょう!😁
それか、「再建」は神社も含まれるので、神社には狐がいる=狐の鳴き声はコンコン=「建」という覚え方もいいと思います。
こちらの方がイメージはしやすいかも知れませんね。
「狐」と「竜」がいる、というイメージをすれば「建立」にもなります。
「建」は部首の「えんにょう」と、「聿」になっていますね。
「えんにょう」は進んだりのびる意味を表す字に使われ、「聿」は筆の意味も持っています。
のびやかに立つ筆から、この「建」が成り立ったと言われていますよ。
「立」は、線の上に人が立っている象形から成り立っているそうです。
「こん」の読み方はどういう意味か、覚えておこう!
この言葉、どう使う?
- あのお寺、とっても古いけどいつ建立されたんだろうか。
「建立」の類語
特に寺院などをつくること、という言葉が似ていますね。
- 造立・・・建物、特に寺院などをつくること。
同じ読み方の熟語👀
- 根粒・・・根粒菌が植物の根に入り、共生してつくるこぶ状のもの。
- 根瘤・・・根粒と同じ。
「建立」の熟語・ことわざ・慣用句
- 建立奉加・・・建立するため、金品などを奉納すること。
何かちょっと難しくない・・・?
そうかも。覚えておけたら、くらいで大丈夫だよ!
まとめ
「建立」は、寺院などを建てることなんですね。
「建」は「建てる、おこす」というような意味で使われていますね。🧐
「立」にも「しっかりたつ、安定させてたつ」という似た意味があるので、しっかり定め、建物として成り立たせるイメージで覚えましょう!
「建」は部首である「えんにょう」と「聿」でできています。
「えんにょう」は進むことやのびる意味を表す字に主に使われており、「聿」は筆の意味も持つとのこと。
そのため、のびやかに立つ筆から成り立ったと言われています。
「立」は、線の上に人が立っている象形から成り立ったとのこと。覚えやすいですね!
読み方が「建」の場合、寺院などを指しているみたいです。そのため、寺などに使われるのは「こん」の方だと覚えておきましょう!
もしくは、「再建」というものは神社も含まれるため、神社に狐がいる=狐の鳴き声はコンコン=「建」と関連付けて覚えてみるのも、イメージしやすそうです。
「狐」と「竜」がいるというイメージで「建立」と読むことも、しやすいのではないでしょうか。
「建立」は他にも言い換えることができますが、「建立」はまた特別なので覚えておきたいですね。
余裕があり、「せっかくだから覚えておくか😁」という方は覚えておく。で大丈夫です!