「泡沫」の意味と読み方とは?ヒントは「はかない」
泡沫って、なんと読むのかな??
「泡沫」はね、「うたかた」と読むんだよ。
泡沫の意味
《「うたがた」とも》
1 水面に浮かぶ泡 (あわ) 。「―の如 (ごと) く消える」
2 はかなく消えやすいもののたとえ。「―の恋」「―の夢」
出典 デジタル大辞泉(小学館)
泡沫はここに注意
どちらにも「さんずい」が付くことを、覚えておきましょう!
言葉の難しさ・・・★★☆☆☆
書くことは、そこまで難しく無いため。
すぐ忘れてしまいそう?それなら・・・
つまり「泡沫」の意味は、泡のようにはかなく、消えやすいものの例えなんだね。
「うたかた」・・・う~ん、少し難しいなぁ。
他に、泡沫とも読むことが出来るよ!ただ、使われ方は変わってしまうけどね。
「泡沫」の「泡」は他に「ほう・あわ・あぶく」と読みます。意味は、
- あわ。「気泡」など
となっています。水中でぶくぶくすると、空気をふくんだ水の玉、あわが出来ますよね。
「沫」は他に「まつ・あわ・しぶき」と読みます。意味は、
- 水のあわ。「水沫」など
- しぶき。「飛沫」
- よだれ。
となっています。ただ出来たあわ、というよりは少し強めに飛んでいそうなあわですね。
どちらにも「あわ」という意味がありますが、その「あわ」はちょっと触っただけでも割れて消えてしまいますよね。
そのくらいすぐ無くなってしまう、儚いものの例えで「泡沫」と覚えましょう!🧐
「泡」は部首である「さんずい」に、「包」となっています。
「包」はつつむ、という意味がありますよね。水で出来た、中に空気をつつんでいるものをイメージして「泡」を覚えてみましょう!
「沫」は部首である「さんずい」に、「末」となっています。
「末」は端っこの他に、こまかいもの。という意味があるため、飛んできたこまかい水をイメージして「沫」を覚えてみてはいかがでしょうか?🧐
シャボン玉も、吹いてもすぐ消えてしまう。その姿はまるで、歌っている方の声が消えていくようにも見えませんか?
この言葉、どう使う?
- それは、泡沫の夢だったんだ。
- 彼女は、泡沫の如く消えてしまった。
- 泡沫の恋をしていたんだ。もう、終わったよ・・・。
「泡沫」の類語
すぐに消えるようなあわ、という意味の言葉が似ていますね。
- 水泡・・・水のあわ。儚いことの例えにも。
- 気泡・・・液体などの内部、表面に出来る、気体をふくみ丸くなったもの。
- 水沫・・・水のあわ。
同じ読み方の熟語👀
- 唄方・・・歌い物の三味線音楽で、歌を専門にする人。
「泡沫」の熟語・ことわざ・慣用句
- 泡沫人・・・はかなく消えていく人のこと。
確かに、触っただけでも割れちゃうね。
泡って、何もしなくても消えてしまうからね。儚い存在だよ・・・。
まとめ
「泡沫」は泡のようにはかなく、消えやすいものの例えなんですね。「ほうまつ」とも読めます。
「あわ」は少し触っただけでも消えてしまいます。そのくらいすぐ無くなってしまう、儚いものの例えで覚えましょう!🧐
「泡」の「包」はつつむ、という意味があります。水で出来た、中に空気をつつんでいるものをイメージして覚えてみましょう!
「沫」の「末」は端の他に、こまかいものという意味があります。飛んできたこまかい水をイメージして覚えてみてはいかがでしょうか?
シャボン玉も吹いてもすぐ消えますが、その姿は歌っている方がいるようにも見えませんか・・・?🤔