「灰燼」の意味と読み方とは?ヒントは「燃える」
灰燼って、なんと読むのかな??
「灰燼」はね、「かいじん」と読むんだよ。
灰燼の意味
《「かいしん」とも》灰や燃え殻。建物などが燃えて跡形もないこと。
出典 デジタル大辞泉(小学館)
灰燼はここに注意
「灰」の読み方を間違えないように、注意しましょう!
言葉の難しさ・・・★★★☆☆
読み書きが難しめなため。
すぐ忘れてしまいそう?それなら・・・
つまり「灰燼」の意味は、建物などが燃え尽き、何も残らないことなんだね。
何も残らないのか・・・。確かに、灰の漢字が入っているもんなぁ。
灰や、燃え残りはあるみたいなんだけどね。
「灰燼」の「灰」は他に「はい」とも読みますよね。意味は、
- はい。ほろびる。「灰燼」など
- 生気がない。「死灰」など
- はい色。
となっています。灰になる、つまり燃え尽きるという意味もあることが分かりました。灰になってしまえば、活気もありませんよね。
「燼」は他に「燼し・燼り・燼り」とも読みます。意味は、
- 燃え残り。燃えさし。「燼滅」など
となっています。燃えきらず、残った火がくすぶっているようです。🧐
読みにくそうですが、「燼」の中の「盡」は、「尽」の旧字となっています。「尽」の方なら、読み方も覚えやすいですよね!🤗
全て灰と燃えさしになり、建物などは何も残っていない・・・というイメージで「灰燼」と覚えましょう!
「灰」は「厂」に、部首である「火」となっています。
ここでは、右手の象形と火の象形から、手で持てる冷たくなった火として「灰」が成り立ったそうですよ。
「厂」には崖や、人が住める岩穴の意味があるため、そこから崖でふたをされ、燃え尽きて灰になった火をイメージしてみても良さそうですね。🧐
「燼」は部首である「火」に、「盡」となっています。
「盡」には全て無くなる、終わる。という意味があるため、全てがなくなり、後には燃え残りの火のみがある、というイメージで「燼」を覚えてみましょう!
「盡」を分けると「⺻」と「れっか」と「皿」になっています。
「⺻」は聿部で、筆に関係するそうです。
「れっか」は火を、「皿」はお皿を意味していますね。皿の上の筆を火で燃やし、全て無くなったイメージはいかがでしょうか?🧐
後に残るのは、灰と火だけ・・・!
この言葉、どう使う?
- 昨日まで居た屋敷は、灰燼となってしまっていた。
- 落雷の影響で、豪華な家が灰燼に帰した。
- 子どもの頃に住んでいた家は灰燼となったが、思い出は残っている。
「灰燼」の類語
燃え尽きた後の残りかす、という意味の言葉が似ていますね。
- 藁灰・・・わらを焼いて出来た灰のこと。
- 余燼・・・燃え残った火。また、事件解決後にまだ残っているもの。
- 燠・・・まきなどが燃えて炭火になったもの。消し炭。
同じ読み方の熟語👀
- 灰塵・・・取るに足らない、価値がないものの例え。
- 怪人・・・正体が分からない、不思議な人。
- 海神・・・海の神さま。
- 海人・・・あまさんのこと。
「灰燼」の熟語・ことわざ・慣用句
- 灰燼に帰す・・・何も残らないくらい焼けてしまうこと。
なるほど、とは言っても灰と燃え残りがあっても何も嬉しくないね・・・。
そうだね。大事な物なら、火には十分に気をつけておこう!
まとめ
「灰燼」は建物などが燃え尽き、何も残らないことなんですね。
後に残るのは灰と燃えさしだけ、全てが燃えたイメージで覚えましょう!
「灰」は右手の象形と火の象形から、手で持てる冷たくなった火として成り立ったそうですね。
「厂」には崖や人が住める岩穴の意味があります。
崖でふたをされ、燃え尽きて灰になった火もイメージすることができますね。🧐
「燼」の「盡」には全て無くなるという意味があるため、全てがなくなり、後には燃え残りの「火」のみがあるイメージで覚えてみましょう!
「盡」を分けると「⺻」と「れっか」と「皿」です。
「⺻」は聿部といい、筆に関係するとのこと。
「れっか」は火を、「皿」はお皿を意味しています。
皿の上の筆を火で燃やし、全て無くなったイメージもできそうですね!