「久遠」の意味と読み方とは?ヒントは「いつまでも」
久遠って、なんと読むのかな??
「久遠」はね、「くおん」と読むんだよ。
久遠の意味
《「きゅうえん」とも》
1 仏語。長く久しいこと。遠い過去または未来。
2 ある事柄がいつまでも続くこと。永遠。「―の理想」
出典 デジタル大辞泉(小学館)
久遠はここに注意
「くおん」と「きゅうえん」をごちゃまぜにして覚えないように、注意しましょう!
言葉の難しさ・・・★★☆☆☆
読み書きがカンタンなため。
すぐ忘れてしまいそう?それなら・・・
つまり「久遠」の意味は、いつまでも続くことなんだね。
永遠と同じ感じかな。
そう、どちらも長~く続くからね!
「久遠」の「久」は他に「きゅう・久しい」とも読みますよね。意味は、
- ひさしい。長い間。「悠久」など
となっています。「久」の2画目までが、カタカナの「ク」に。
そして草書体が、ひらがなの「く」になったそうです。🧐
「遠」は他に「えん・遠い・おち」とも読みます。意味は、
- 空間的、時間的に遠い。「遠景」など
- 奥深い。「深遠」など
- とおざける。「遠慮」など
- 親しくない。「遠因」など
- 遠江国の略。「遠州」
となっています。草書体が、ひらがなの「を」になったそうです。
時間的にいつまでも続くほど長く、空間的にもどこまでも続くほど遠い。
それくらい、いつまで経っても終わらないほど長い時間をイメージして「久遠」と覚えましょう!🧐
「久」の部首は「丿」の「はらいぼう」で、「久」は人を引きとどめ、立ち止まる意味をあらわしているそうです。
横になっている病人の背後から、灸をすえている象形から来ているとも言われています。
意味を考えると、引きとどめて立ち止まらせる。つまり、そこに長い時間いるとして「人」と「丿」が使われていると覚えた方が良いかも知れません。⏰
「遠」は部首である「しんにょう」に、「袁」となっています。
「袁」は着物がゆったりとしていて長い、という意味を持ちます。
実際の成り立ちとは違いますが、ゆったりと長い着物を道に例えて、どこか遠くへ長い距離を歩いていくイメージで「遠」を覚えてみてはいかがでしょうか。🚶
いつまで続くかも分からない・・・、それくらい長いんだね。
この言葉、どう使う?
- この光景こそが、久遠の理想じゃないのか?
- 久遠の愛を、君にささげる。
- 久遠の幸福を得られるのであれば、安いものだ。
「久遠」の類語
いつまでも続く、という意味の言葉が似ていますね。
- 永遠・・・いつまでも続くこと。
- 万世・・・いつまでも続く長い世のこと。
- 万劫・・・とても長い年月のこと。
「久遠」の対義語
「久遠」はいつまでも続くことなのに対して、こちらはすぐに終わることになります。
- 一瞬・・・とても短い時間のこと。
- 刹那・・・とても短い時間。
「久遠」の熟語・ことわざ・慣用句
- 久遠劫・・・仏語で、とても遠い過去のこと。
- 久遠実成・・・仏語で、法華経思想というもののひとつ。
- 久遠仏・・・仏語で、とても昔から人々を教化した仏のこと。
幸せだったら、ず~~~っと続いていて欲しい!
実際、ずっと続く事って、どのくらいあるんだろうね・・・。
まとめ
「久遠」は、いつまでも続くことなんですね。
いつまでも続くほど長く、どこまでも続くほど遠い。いつまで経っても終わらない、長い時間をイメージして覚えましょう!🧐
「久」は横になっている病人の背中から、灸をすえている象形から来ているとも言われています。
ですが、意味を考えると引きとどめて立ち止まらせる。そこに長時間いるとして「人」と「丿」が使われている、と覚えた方が良さそうです。⏰
「遠」の「袁」は着物がゆったりとしていて長い、という意味を持ちます。
実際の成り立ちとは別ですが、ゆったりと長い着物を道に例えて、遠く長い距離を歩いていくイメージで覚えてみてはいかがでしょうか。🚶