「師走」の意味と読み方とは?ヒントは「12月」
師走って、なんと読むのかな??
「師走」はね、「しわす」と読むんだよ。
師走の意味
陰暦12月の異称。極月 (ごくげつ) 。臘月 (ろうげつ) 。太陽暦にもいう。《季 冬》「大空のあくなく晴れし―かな/万太郎」
出典 デジタル大辞泉(小学館)
師走はここに注意
年末に良く耳にするものではありますが、読み方には注意しましょう!
言葉の難しさ・・・★★☆☆☆
そのままでは読めませんが、割と聞く熟語のため。
すぐ忘れてしまいそう?それなら・・・
つまり「師走」の意味は、12月のことなんだね。
確かに、12月に聞くことがあるよね。
何でこう言うのかは、諸説あるようだよ!
「師走」の「師」は他に「みやこ・いくさ」とも読みます。意味は、
- 教える人。先生。「師匠」など
- 多くの人が集まるところ。みやこ。「京師」
- 軍隊。「師団」など
- 専門的な技術をもつ人。「医師」など
となっています。教えるなら人が多いところ。それに、技術もあったほうがいいですからね。
「走」は他に「そう・走る」と読みますよね。意味は、
となっています。逃げる時も、走りますからね。🏃♂️
「師走」はいくつか説がありますが、一番覚えやすいものだと下のものになるかと思います。
師である人がお経をあげるため、東西へ馳せることを意味して「師馳す」が転じたもの。
つまり、年末になりお師匠がお経をあげるためにいろんな所へ馳せていったイメージですよね。
そうなると、とっても忙しそうです。😅
今でも、師走は忙しいイメージがありますもんね。
「師」の部首は「はばへん」となっています。
右側の「帀」は広くいきわたるという意味を、左側の文字は丘を意味しています。
高い丘の上で、色んな人に広く教えをいきわたらせる先生がいるイメージもできますね。👨🏫
他に、神さまにそなえる肉と刃物の象形から、転じて軍隊を意味するこの漢字が成り立ったとも言われています。
「走」は走っているひと、そして止まっている足の象形からこの漢字が成り立ったそうです。🏃♂️
師走は何で忙しいのかを、イメージしてみよう!
この言葉、どう使う?
- 去年の師走に起きたことを忘れたのかい?
- 師走くらいにしか会わない人たちのことは、なかなか覚えられないものなんだ。
- 師走の夜に、外で寒そうにしているおじいさんがいました。
「師走」の類語
12月、という意味の言葉が似ていますね。
- 臘月・・・陰暦の12月の異称。
- 極月・・・12月の異称。
- 雪月・・・陰暦12月の異称。
「師走」の熟語・ことわざ・慣用句
- 師走油・・・師走に油をこぼすと火にたたられるとして、こぼした人に水をかける風習のこと。
- 師走狐・・・師走ころのキツネで、鳴き声がとくにさえて聞こえるらしい。
- 師走坊主・・・みすぼらしい身なりをした人のたとえ。
- 師走浪人・・・落ちぶれてみすぼらしい浪人のこと。
- 師走筍寒茄子・・・望んでも叶わないことのたとえ。
確かに、年末はいそがしいイメージが強いなぁ・・・。
師があちこち走り回るくらいの忙しさを、イメージしてみよう。
まとめ
「師走」は、12月のことなんですね。
「師走」はいくつか説がありますが、下のものだと覚えやすそうです。🧐
師である人がお経をあげるため、東西へ馳せることを意味しての「師馳す」が転じた。
年末、師匠がお経をあげるためにいろんな所へ馳せていったイメージができますよね。
とても忙しそうです。
今でも、師走は忙しいイメージがありますよね。
「師」の部首は「はばへん」です。
右側の「帀」は広くいきわたるという意味を、左側の文字は丘を意味しているみたいですね。
高い丘の上で、多くの人に広く教えをいきわたらせるために先生がいるイメージもできますよね。👨🏫
他だと、神さまにそなえる肉と刃物の象形から転じて、軍隊を意味して成り立ったとも言われていますよ。
「走」は走っているひと、そして止まっている足の象形からこの漢字が成り立ったみたいです。🏃♂️
年末にしかできないこともありますが、少しずつでも進められることは忙しくなる前にやっておきたいものですね。