「舞文」の意味と読み方とは?ヒントは「自分勝手な文」
舞文って、なんと読むのかな??
「舞文」はね、「ぶぶん」と読むんだよ。
舞文の意味
1 自分勝手に言葉をもてあそんで自分に有利な文章を書くこと。また、その文章。「—を弄 (ろう) する」
2 自分勝手な解釈で法律を濫用すること。
出典 デジタル大辞泉(小学館)
舞文はここに注意
「舞」は、踊っているだけではありません。
言葉の難しさ・・・★★☆☆☆
読み書きはカンタンなため。
すぐ忘れてしまいそう?それなら・・・
つまり「舞文」の意味は、好き勝手に言葉をもてあそび、自分に有利な文章を書くことなんだね。
「舞」は良い意味を持っているものかと思っていたんだけど、違うのかな?
踊ったり励ましたりしてくれるからね。でも中には、勝手に取り扱うという意味もあるんだ!
「舞文」の「舞」は他に「む・舞う・まい・舞ぶ」とも読みます。意味は、
- 手足を動かしておどる。まう。「抃舞」など
- ふるい立たせる。はげます。「鼓舞」
- もてあそぶ。「舞文」
となっています。踊りで励ますイメージもできますよね。💃
「文」は他に「もん・ふみ・あや・文る」とも読みます。あや・文るはあまり知られていないかも知れませんね。意味は、
- あや。模様。「文様」など
- 本や記録。「文研」など
- 学問や芸術。「文化」など
- 文字を書いたもの。「拙文」
- 言葉。「文句」など
となっています。もしかしたら知らない意味もあったかも知れませんが、基本的な部分はご存じでしたよね。💦
わがまますぎて、自分が満足いくように他者のことなど考えずに踊るように、自分の好き勝手な解釈で有利な文章を書いているイメージで「舞文」と覚えてはいかがでしょうか?
同じく「ぶ」と読める漢字に「誣」があり、これには事実ではないことを本当のことのように言う意味があります。
今回のように、自分勝手に言葉をもてあそんで有利な文章を書くことにも似ていますよね。
そこから、「誣」のような「文」で「ぶぶん」と読み方を覚えてみても良さそうです!🧐
「舞」は、「舛」という「まいあし」が部首となっています。
「舛」には食い違う、入り混じるという意味があるとのこと。
「舞」自体は人が装飾のあるものをつけて舞っている象形からきているそうなので、下にある「舛」を足だと想定して、足が入り混じるように踊るイメージで「舞」を覚えてみてはいかがでしょうか?🕺
「文」は人の胸に入れ墨をするところから、模様を意味して成り立ったと言われています。
舞うのが楽しいとはいっても、他人のことも考えてしなければダメだよね!
この言葉、どう使う?
- 舞文を弄しても無駄だ。
- このような舞文など、我々には通用しない。
- 書いている本人は、提出した文章が舞文だとは考えてもいないだろう。
「舞文」の類語
自分に有利な文章を書く、つまり事実とは違う文を書くという意味の言葉が似ていますね。
- 曲筆・・・事実とは異なることを書くこと。
同じ読み方の熟語👀
- 部分・・・全体をいくつかに分けたものの1つ。
「舞文」の熟語・ことわざ・慣用句
- 舞文曲筆・・・いたずらに言葉をもてあそび、事実をねじ曲げて書くこと。
- 舞文弄法・・・法の条文を自分勝手に解釈し、乱用すること。
好き勝手に舞い踊る人って、他の人からしたら迷惑だよね。
そうだね。文章も同じで、自分勝手に書いても良いようには受け取られないと思うよ。
まとめ
「舞文」は、自分勝手に言葉をもてあそんで有利な文章をかくことなんですね。
自分だけが満足すればいい考えで、他者のことは気にせず踊るように、自分勝手な解釈で有利な文章を書いてしまうイメージで覚えてはいかがでしょうか?
同じく「ぶ」と読める「誣」には今回の意味に似て、事実ではないことを本当のことのように言う意味があります。
「舞」の読み方を間違えないように、「誣」のような「文」で「ぶぶん」と読み方を覚えてみるのもアリですね。🧐
「舞」は「舛」という「まいあし」が部首で、「舛」には食い違う、入り混じるという意味があります。
「舞」自体は人が装飾のあるものをつけ舞っている象形からきているので、「舛」を足だとして、足が入り混じるように踊るイメージで覚えてみてはいかがでしょうか?🕺
「文」は人の胸に入れ墨をするところから、模様を意味して成り立ったそうですよ!