「辺鄙」の意味と読み方とは?ヒントは「不便」
辺鄙って、なんと読むのかな??
「辺鄙」はね、「へんぴ」と読むんだよ。
辺鄙の意味
[名・形動]都会から離れていて不便なこと。また、そのさま。「—な(の)地」
出典 デジタル大辞泉(小学館)
辺鄙はここに注意
実は、「鄙」は通常「ぴ」とは読まないので注意しましょう。
言葉の難しさ・・・★★★☆☆
熟語は知っていても、「鄙」を書くことは少し難しいため。
すぐ忘れてしまいそう?それなら・・・
つまり「辺鄙」の意味は、色んなものがある都会から離れていて不便なことなんだね。
コンビニくらいは欲しいところだけど、本当に何も無いのかな?
最寄りのコンビニまで、車で10分以上かかる地域もあるからね。
「辺鄙」の「辺」は他に「辺り・べ・ほとり」とも読みます。意味は、
- そのあたり。そば。「周辺」など
- はずれのほう。「辺境」など
- 多角形を作っている1つの線分。「底辺」など
となっています。ちなみに、旧字は「邊」となっています。とてもカンタンになってくれました!
「鄙」は他に「ひ・ひな・鄙びる・鄙しい・鄙しむ」と読みます。意味は、
- 都市から離れたところ。いなか。「都鄙」など
- いなかっぽい。素朴。卑しい。「鄙語」など
- 自分をへりくだっていう時の語。「鄙見」など
となっています。ちなみに、「鄙見」など「卑」に書きかえても問題無いものもあります。
近くにデパートなどは無くても、コンビニがあればまだ便利ですよね。
その便利なお店が近くには無い。都市部から離れた、さらに端っこの方をイメージして「辺鄙」と覚えてはいかがでしょうか?🧐
「辺」は、旧字と比べて随分とカンタンになりました。
「しんにょう」は歩くことに関係しており、これと「刀」ですので、その辺りを刀を持って歩いているイメージもできそうです。
もしくは、多角形の辺が刀のイラストで描かれているイメージをしてみるのもありですね!
「鄙」は、部首が右側の「おおざと」になっています。
「おおざと」は、人が住む場所に関する字に使われますね。
左は「啚」という、ケチケチする意味を持つ漢字となっています。さらに分けると、土地と倉から構成されているようです。
倉には華やかなイメージはありませんので、素朴。
つまり田舎っぽさが出てきます。
これに「おおざと」を並べて、人が住む素朴なところをイメージして「鄙」を覚えてみてはいかがでしょうか?
自分をへりくだる時にも使われます。確かに田舎出身の人は「周りに何もない・・・」と自分の環境を卑下することがあるかも知れません。
一度便利な状況に慣れると、後が大変ではあるけどね・・・!
この言葉、どう使う?
- 急に辺鄙な地へ飛ばされて、右往左往している。
- 兄さん、いまだに辺鄙な場所に住んでいるんだね。
- この町は辺鄙なところにあるので、車が無いとどうにもならないんだよね・・・。
「辺鄙」の類語
都会から離れていて不便な場所、という意味の言葉が似ていますね。
- 僻地・・・都会から遠く離れた土地のこと。
- 辺境・・・中央から遠く離れた地域のこと。
- 辺地・・・都会から離れた土地のこと。
初めから便利なものが無ければ、不満は出ないのかも知れないけど・・・。僕はやっぱり便利な方が良いなぁ!
少なくとも、今より不便なところに行きたい!ということはなかなか無いだろうね。
まとめ
「辺鄙」は、便利な都会から離れていて不便なことなんですね。
コンビニなどの便利なお店が近くに無い、都市部から離れたところをイメージして覚えてはいかがでしょうか?🧐
「辺」の「しんにょう」は歩くことに関係しており、これと「刀」なので、その辺りを刀を持って歩いているイメージもできそうです。
「鄙」は部首が右側の「おおざと」で、「おおざと」は人が住む場所に関する字に使われます。
左は「啚」で、ケチケチする意味を持つ漢字です。さらに分けると、土地と倉から構成されているみたいです。
倉には華やかなイメージはなく、素朴に感じます。
「鄙」は素朴=田舎っぽいので、「おおざと」を並べて人が住む素朴な場所をイメージして覚えてみてはいかがでしょうか?
田舎は静かですし、便利さとは違った方向で良い部分がありますよね。😁