「桃李」の意味と読み方とは?ヒントは「桃と・・・」
桃李って、なんと読むのかな??
「桃李」はね、「とうり」と読むんだよ。
桃李の意味
1 桃とすもも。また、桃の花とすももの花。
2 《唐の劉禹錫 (りゅううしゃく) の「満城の桃李春官 (しゅんかん) に属 (しょく) す」の詩句から》試験官が採用した門下生。自分がとりたてた人材。
出典 デジタル大辞泉(小学館)
桃李はここに注意
「李」も、じつは果物なんです。
言葉の難しさ・・・★★☆☆☆
読み書き自体は、はあまり難しくないため。
すぐ忘れてしまいそう?それなら・・・
つまり「桃李」の意味は、桃とすもものことであり、他に、自分が採用した人材ということなんだね。
俳優の名前で知っていたけど、ちゃんと意味があったんだ・・・!
上にあげたもの以外にも、使われ方しだいで他の意味を持てるみたいだよ。
「桃李」の「桃」は他に「もも」とも読みますよね。意味は、
- 木の名前。モモ。「白桃」など
となっています。果物である、モモのことですよね。
「李」は他に「すもも」とも読みます。意味は、
- すもも。「李下」など
- おさめる。「行李」
- 中国の唐代の詩人、李白。「李杜」など
となっています。果物である、すもものことなんですね。
単純に、桃と李をイメージして「桃李」と覚えておきましょう!
それに、試験官が採用した人ということは、きっと優秀な人なんでしょうね・・・!🧑🎓
他に、「桃李もの言わざれども下自ら蹊を成す」という言葉から、徳の高い、みんなから慕われる人という使い方もできます。
俳優の桃李さんの名前の由来は、これと「桜梅桃李」というものから来ているそうですよ。(下にも書いておきますね。)
「桃」は部首である「木」に「兆」という、前触れを意味する漢字が並んでいます。
「兆」は、カメの甲羅にできた割れ目から成り立ったそうです。前触れを占うために、カメでも使っていたのでしょうか・・・。🧐
2つに割れる木の実として、「桃」が成り立ったと言われていますよ。
「桃」の語源には、いくつかの説があります。
実が赤いところから、「燃実」より転じた説。
多くの実がなることから、「百」という説。
でも、モモの読み方が思い出せない、なんていうことはなかなか無いので大丈夫そうですよね。🍑
「李」は部首である「木」に、「子」となっています。
「子」を果実に見立てて、果実がたくさんなる「すもも」を意味して「李」が成り立ったそうですよ。
桃も李も美味しいからね・・・!
同じ読み方の熟語👀
- 党利・・・政党の利益のこと。
- 統理・・・統一しておさめること。
「桃李」の熟語・ことわざ・慣用句
- 桃李満門・・・桃やスモモが門に満ちている意味で、優秀な人材が一門に集まること。
- 桃李成蹊・・・桃やスモモの木の下に、美味しさに惹かれて集まる人たちにより道ができるように、徳が高い人のまわりには自然と人が集まるということ。
- 桃李門に満つ・・・優秀な門下生が多くいるということ。
- 桃李もの言わざれども下自ら蹊を成す・・・桃やスモモは何も言わないが、花や実を慕って多くの人が集まるので、その下に自然と道ができることから、徳の高い人のもとには自然と人が集まることのたとえ。
- 桜梅桃李・・・桜、梅、桃、李のことで、それぞれの美しい花を咲かせるように、自分を他人と比べないようにということ。
ただの果物かと思っていたけど、いろいろ使われているんだね・・・!
美味しさに惹かれて集まるように、優秀な人に惹かれるということなのかな。
まとめ
「桃李」は、桃と李であり、他に自分が採用した人材ということなんですね。
「桃李もの言わざれども下自ら蹊を成す」という言葉から、徳の高い、皆から慕われる人という使い方もできるみたいです。
「桃」は部首の「木」に「兆」という、前触れを意味する漢字になっていますね。
「兆」は、カメの甲羅にできた割れ目から成り立ったそうです。
占うために、カメを使っていたのかも。🐢
そこから、2つに割れる木の実として成り立ったと言われています。
「桃」の語源には、実が赤いから「燃実」より転じた説や、多くの実がなるから「百」という説などがあります。🍑
とは言っても、モモは日常にある食べ物ですから、読み方が分からなくなることは無さそうですね。
「李」は部首の「木」に、「子」です。
「子」を果実として、果実がたくさんなる「すもも」を意味して成り立ったみたいですよ。
桃と李のような美味しい食べ物のように、良い物や人物には、人が自然と集まるんですね!