「諧謔」の意味と読み方とは?ヒントは「気のきいた言葉」
諧謔って、なんと読むのかな??
「諧謔」はね、「かいぎゃく」と読むんだよ。
諧謔の意味
こっけいみのある気のきいた言葉。しゃれや冗談。ユーモア。「—を弄 (ろう) する」
出典 デジタル大辞泉(小学館)
諧謔はここに注意
「謔」は「虐」に似ていますが、意味はまったく違うため注意しましょう!
言葉の難しさ・・・★★★★☆
読み書きがなかなか難しいため。
すぐ忘れてしまいそう?それなら・・・
つまり「諧謔」の意味は、気のきいた冗談のように、人の心を和ませるような言葉のことなんだね。
「虐」に似ているから酷い意味なのかなと思っていたんだけど、違うんだ・・・。
勘違いしてしまいそうだよね。
「諧謔」の「諧」は他に「諧らぐ・諧う・諧う・諧れ」とも読みます。意味は、
- 調和する。ととのう。「諧調」など
- やわらぐ。「諧和」など
- おどける。たわむれ。冗談。「諧謔」など
となっています。空気を良くするために、冗談を言っているのでしょう。
「謔」は他に「謔れる」とも読みます。意味は、
- たわむれる。ふざける。「諧謔」など
となっています。「虐」とは違い、仲良くたわむれているようですね。😊
どちらも戯れているようです、楽しそうですね!
戯れといえば遊ぶこと、冗談を言うことです。
そこから、みんなで遊んでいる時に言うような、ユーモアのある言葉を発するイメージで「諧謔」を覚えてみましょう!🧐
「諧」は部首である「言」に、「皆」となっています。
「皆」は全部、みんなという意味がありますよね。
みんなで声を揃えて発言するということは、調和が取れていますよね。雰囲気も良さそうですし、これなら冗談を言い合うのも楽です。
ここから、気の合うみんなと一緒なので、みんなで戯れて気分も和らいでいるイメージで「諧」を覚えてみてはいかがでしょうか?🤝
「謔」は部首である「言」に、「虐」となっています。
「虐」によってイヤなイメージのある漢字かも・・・、と考えた方もいらっしゃるのではないでしょうか。
「虐」自体、どうやら虎がツメで人に酷いことをすることから成り立っているようです。
上の部分は「虍」で、これがトラの頭を意味しています。そう考えると、下の部分は「ツメ」と「人」ですね。
今回は、ここに「言」があります。
もしかしたら、誰かを虐めている人を、虎がツメで掴んでこう言っているのかも知れません。
「ふざけるのは良いが、仲良くしろよ🐯」と・・・。
ここから、良い方向に戯れるようになったイメージで「謔」を覚えてみてはいかがでしょうか?
どちらの漢字も、右側にある漢字と同じ音読みができますね!
冗談が言いあえるなら、きっと良い関係性なんだろうね!
この言葉、どう使う?
- 先生は、諧謔をまじえた話を始めた。
- キミも、諧謔を好んでとばす人になったね。
- 諧謔を弄することによって、今回の件に片をつける腹積もりらしい。
「諧謔」の類語
面白みのある気のきいた言葉や、冗談という意味の言葉が似ていますね。
- 洒落・・・気のきいた言葉。
- 戯言・・・たわむれにいう言葉。
- 道化・・・笑わせるような身振りや言葉のこと。または、それをする人。
「諧謔」の対義語
「諧謔」は、こっけいみのある気のきいた言葉なのに対して、こちらは気のきく言葉が言えないことになります。
- 野暮・・・言葉などが洗練されていないこと。また、人情の微妙な事情に通じないこと。
「諧謔」の熟語・ことわざ・慣用句
- 諧謔曲・・・スケルツォという、急速な三拍子の器楽曲。おどけた感じが特徴で、しばしばソナタや交響曲の一楽章に使われる。
良いね、僕も何か冗談を言おうかな・・・。
人を傷つけることもあるからね、内容には気をつけよう!
まとめ
「諧謔」は気のきいた冗談のように、ユーモアのある言葉のことなんですね。
どちらの漢字にもある戯れといえば遊ぶこと、冗談を言うことです。
皆で遊んでいる時に言うような、ユーモアのある言葉を発するイメージで覚えてみましょう!😁
「諧」は部首の「言」に「皆」で、「皆」には全部、みんなという意味がありますよね。
みんなで声を揃えて発言するということは、調和が取れています。
雰囲気も良し、これなら冗談を言い合うのも楽ですね。
気の合う皆と一緒なので、戯れて気分も和らいでいるイメージで覚えてみてはいかがでしょうか?🤝
「謔」は部首の「言」に、「虐」です。
「虐」のせいでイヤなイメージのある漢字か、と考えた方もいらっしゃるでしょう。
「虐」は、虎がツメで人に酷いことをすることから成り立っているようです。
上が「虍」で、これがトラの頭を意味しています。そうすると、下は「ツメ」と「人」ですね。
今回は、ここに「言」が追加されています。
誰かを虐める人を、虎がツメで掴んでこう言っているのかも知れませんよ。
「ふざけるのは良いが、仲良くしろよ🐯」と。
このおかげで、良い方向に戯れるようになったイメージで覚えてみてはいかがでしょうか?
どちらも、右側にある漢字と同じ音読みができることを覚えておきましょう!
こちらはいかがでしょうか?
こちらの本の作者さんは、なんと80歳を超えたご老人です。
最近親と会話をしていない方は、こちらのユーモアにあふれた本を一緒に読んで会話を楽しむのも、良い親孝行になります!
1枚の絵葉書で笑える物語や、4コマ漫画のように楽しめる物語。
理不尽なはずなのに、なぜか笑えてしまう・・・!
重さは約135gと、お年寄りの方にもやさしい本になっていますよ。😁
冗談に飢えている人にオススメ!