「涵養」の意味と読み方とは?ヒントは「無理をしない」
涵養って、なんと読むのかな??
「涵養」はね、「かんよう」と読むんだよ。
涵養の意味
[名](スル)水が自然に染み込むように、無理をしないでゆっくりと養い育てること。「読書力を—する」
出典 デジタル大辞泉(小学館)
涵養はここに注意
「涵」は1級ということもあり、少しややこしい書き方をします。
言葉の難しさ・・・★★★☆☆
読み書きが、少し難しいため。
すぐ忘れてしまいそう?それなら・・・
つまり「涵養」の意味は、無理せずゆっくりと育てることなんだね。
ものによっては、急いで育てたいと思っちゃうなぁ。
そういう時もあるけど、今回は「涵」が使われているからね。
下で意味を確認してみよう!
「涵養」の「涵」は他に「涵す・涵す・涵れる」とも読みます。意味は、
- ひたす。うるおう。「涵泳」など
- いれる。用いる。
となっています。ひたすというのは、液体の中につけることですよね。
自分で無理やり水を含ませるのではなく、液体が自然に染み込むのを待っているイメージができます!
「養」は他に「養う」とも読みますよね。意味は、
- 世話をする。育てる。「扶養」など
- 飼う。「養殖」など
- 体を大事にする。「養生」など
- 心をゆたかにする。立派に育てる。「素養」など
- 義理の子を育てる。「養子」など
となっています。育てる、大事にするという意味で使われていますよね!
水の中にひたして自然と染み込むのを待つように、ゆっくりと養い育てるイメージで「涵養」と覚えてみてはいかがでしょうか?
きっと、心の広い寛容な人が育てているのでしょうね。😁
「涵」は部首である「さんずい」に、「函」となっています。
「函」といえば、函館にも漢字が使われていますね!
「函」は物や手紙などを入れる箱や、身体を包みこむ鎧の意味を持ちます。
水に関することに使われる「さんずい」も入るため、箱の中に水が入っていて、そこに物をひたしているイメージで「涵」を覚えてみてはいかがでしょうか?💧
「養」は部首が「食」で、その上に「羊」が乗っていますね。
とはいっても、「羊」は下の部分が無くなっているように見えます。🤔
調べたところ、羊の首の象形と、食器に食べ物が盛られていてそこに蓋もされている象形のようです。だから「羊」は下部分が無くなったのでしょうか・・・。
「食」の上にあるものは「羊」で、ヒツジを食べて育つイメージで覚えるのが楽そうです。🐑
焦らずとも、継続していればきっと育つはず!
この言葉、どう使う?
- 読書力を涵養する。
- 幼いころより涵養する必要がある。
- 今の環境では、涵養することはおそらくできないであろう。
「涵養」の類語
時間をかけて育てる、という意味の言葉が似ていますね。
- 教養・・・教え育てること。
- 練成・・・技術などを鍛えて、立派にすること。
- 育成・・・立派に育てる。
同じ読み方の熟語👀
多いので、ここでは5つだけ並べます。
- 寛容・・・心が広く、他人の欠点などをきびしく責めないこと。
- 簡要・・・手短にまとまっている要点のこと。
- 慣用・・・習慣的に使うこと。
- 寒羊・・・羊の一品種で、尾に脂肪を蓄えている。
- 官用・・・政府や国家機関で使うこと。
「涵養」の熟語・ことわざ・慣用句
- 涵養井・・・水や薬剤などを地下の帯水層などに注入するための、井戸のこと。帯水層とは、砂などからなる、地下水を含む地層。
急いで育てようとすると、失敗してしまう可能性が高くなっちゃうかな・・・。。
無理をすると後がこわいからね、できるだけ自然にできるスピードで育てる意識を持つと良いのかも。
まとめ
「涵養」は、無理せずゆっくり育てることなんですね。
水の中にひたして自然と染み込むのを待つように、ゆっくりと養い育てるイメージで覚えてみてはいかがでしょうか?
心の広い、寛容な人が育てているのかも知れませんね。😁
「涵」は部首の「さんずい」に、「函」です。
「函」は、函館にも使われていますね!
「函」は物や手紙などを入れる箱、身体を包む鎧の意味を持ちます。
水に関する「さんずい」もあるので、箱の中に水があり、そこに物をひたしているイメージで覚えてみてはいかがでしょうか?💧
「養」は部首の「食」の上に「羊」が乗っています。ですが、「羊」は下の部分が無くなっているように見えますね。🤔
どうやら羊の首の象形と、食器に食べ物が盛られてそこに蓋もされている象形のようです。「羊」の下部分が無いのは、このせいかも知れません。
「食」の上の「羊」で、ヒツジを食べて育つイメージで覚えるのが楽そうですね。🐑