「鬱陶」の意味と読み方とは？ヒントは「心をふさぐ」

2024年4月6日2024年6月7日

鬱陶うっとうの意味

心がふさいで晴れないこと。

出典　デジタル大辞泉（小学館）

鬱陶うっとうはここに注意

「鬱うつ」がとても難しいため、注意しましょう！

言葉の難しさ・・・★★★★☆

たまに聞く言葉ではありますが、読み書きがとても難しいため。

すぐ忘れてしまいそう？それなら・・・

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「鬱陶うっとう」の「鬱」は他に「うつ・鬱しげる・鬱ふさぐ・鬱さかん」とも読みます。意味は、

• 草木がしげる。「鬱蒼うっそう」など
• ふさぐ。気分がはれない。「憂鬱ゆううつ」など
• こもった気が盛さかんなさま。「鬱勃うつぼつ」
• かおりぐさ。

となっています。草で辺りが暗くなっているように、気分も暗くなっているのでしょう。

「陶とう」は他に「よう・すえ」とも読みます。意味は、

• 焼きもの。「陶器とうき」など
• 人を育てる。みちびく。「薫陶くんとう」など
• 楽しむ。うっとり。「陶酔とうすい」など
• もやもや。「鬱陶うっとう」など

となっています。良く目にするのは陶器だと思いますが、うっとり。という意味も持っているのですね！

気持ちが陶器とうきの中に閉じ込められてしまい、気分がふさいでいるイメージで「鬱陶うっとう」と覚えてみてはいかがでしょうか？

草木が茂しげっているような薄暗い中にずっと引きこもっていては、気分が晴れませんからね。🧐

「鬱」は部首が「鬯ちょう」で、他に「冖べき」「缶かん」「木」「彡さん」となっています。

「鬯ちょう」には、においざけという香りの良いお酒やウコン、のびのびとするという意味があるとのこと。

そして、「凵かん」には大きく口をひらく意味があるので、スプーンを意味する「匕ひ」で口の中に「※」のようなものを入れてあげましょう！

「鬱」の「鬯ちょう」のとなりには「彡さん」という、模様でもあり髪の毛が長いという意味の字があるようです。

その上には「冖べき」という布などを上からかぶせて覆おおう意味の字、さらに上に「缶かん」が「木」で挟はさまれていますね。

成り立ちを調べると、立ち込める良い香りがふさがる、または造った酒を酒つぼに入れていたら、周りの草木が生おい茂しげって覆おおってしまいフタが開かなくなった、という話があります。

使われている漢字を見るに、「彡さん」の模様が刻きざまれた「缶」の周りを「木」で覆おおわれ（「冖べき」を使います）、中のいい香りのするお酒（「鬯ちょう」を使います）が塞ふさがれてしまっているイメージで覚えておくと、パーツごとに覚えやすそうです！🌳🏺🌳

「陶とう」は部首である「こざとへん」に、「匋とう」となっています。「匋とう」には焼き物や、かまどの意味があります。

ここでは、人が陶器とうきを抱えているところから「（こざとへんのような）段のあるところで焼き物を焼くことを意味して「陶とう」が成り立ったそうですよ！

美しい陶器を見て、うっとりとしてしまう・・・。という気持ちと合わせてみると、覚えやすそうです。🧐

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この言葉、どう使う？

• 今日はなぜだか、彼からの言葉が鬱陶うっとうしく感じられた。
• いつもは鬱陶うっとうしいと感じている喧騒けんそうも、今だけは何も気にせずにいられた。
• 鬱陶うっとうな仕事ばかりで、やる気が出ない。

「鬱陶うっとう」の類語

心が晴れない、という意味の言葉が似ていますね。

• 気鬱きうつ・・・気分が晴れないこと。
• 憂鬱ゆううつ・・・気持ちがふさぎ、晴れないこと。また、草木が暗くなるほど茂しげること。
• グルーミー・・・陰鬱いんうつでうっとうしい感じがするさま。また、心が晴れないさま。

「鬱陶うっとう」の対義語

「鬱陶うっとう」は心が晴れないことなのに対して、こちらは心が晴れていることになります。

• 爽さわやか・・・気分が晴れ晴れとしていること。
• 清々すがすがしい・・・さわやかで気持ちがいいこと。

まとめ

「鬱陶うっとう」は気分がすっきりせず、晴れないことなんですね。

気持ちが陶器とうきの中に閉じ込められ、気分がふさいでいるイメージで覚えておいてはいかがでしょうか？

草木が茂しげる薄暗いところに引きこもっていては、気分が晴れないでしょうから。

「鬱」は部首が「鬯ちょう」で、他に「冖べき」「缶かん」「木」「彡さん」です。

「鬯ちょう」は、においざけという香りの良いお酒やウコン、のびのびとするという意味を持つみたいですね。

「凵かん」は口を大きくひらく意味を持つため、スプーンを意味する「匕ひ」で口の中に「※」に似たものを入れましょう！

「鬱」の「鬯ちょう」の右には「彡さん」という、模様でもあり髪の毛が長いという意味の字がありますよ。

上には「冖べき」という、布などを上からかぶせて覆おおう意味の字、さらに上では「缶かん」が「木」で挟はさまれているようです。

立ち込める良い香りがふさがる他に、造った酒をつぼに入れていたところ、周りの草木が生おい茂しげり覆おおってしまいフタが開かなくなった、という成り立ちがあるようですね。

使われている漢字を合体させて、「彡さん」の模様が彫ほられた「缶」の周りが「木」で覆おおわれ（「冖べき」）、中のいい香りがするお酒（「鬯ちょう」）が塞ふさがれているイメージだと、パーツごとに覚えやすそうではありませんか？🌳🏺🌳

「陶とう」は部首の「こざとへん」に「匋とう」で、「匋とう」には焼き物やかまどの意味があります。

ここでは、人が陶器とうきを抱えているところから「（こざとへんのような）段のあるところで焼き物を焼くことを意味して成り立ったそうです。

美しい陶器を見て、うっとりしてしまうという気持ちと合わせてみると、覚えやすそうですね。🧐