「拘泥」の意味と読み方とは？ヒントは「こだわり」

2022年7月21日2023年10月31日

拘泥こうでいの意味

［名］(スル)こだわること。必要以上に気にすること。「勝ち負けに―する」

出典　デジタル大辞泉（小学館）

拘泥こうでいはここに注意

どちらも音読みでそのまま読めるので、注意点はありません。

言葉の難しさ・・・★★☆☆☆

読み書きがカンタンなため。

すぐ忘れてしまいそう？それなら・・・

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「拘泥こうでい」の「拘こう」は他に「拘こだわる・拘とらえる・拘かかわる・拘とどめる」とも読みます。意味は、

• ひっとらえる。捕まえて自由をうばう。とどめる。「拘束こうそく」など
• かかわる。こだわる。「拘泥こうでい」
• まっすぐに伸びない。「拘攣こうれん」など

となっています。ここに、「拘泥こうでい」に使われているこだわるという意味がありますね！

「泥でい」は他に「でい・どろ・泥なずむ」とも読みます。意味は、

• どろ。「泥水どろみず」など
• どろ状のもの。「泥炭でいたん」など
• ふんぎりがつかず、こだわる。「拘泥こうでい」

となっています。実は、こちらにもこだわるという意味が含まれているんです。

泥は靴につくとベタッとくっついてしまい、なかなか取れないことがあります。しつこいですよね？

「しつこい」と「こだわる」は何となく近いイメージがあります、それで覚えましょう！🧐

どちらにもこだわるという意味があり、必要以上にしつこくこだわるということで「拘泥こうでい」と覚えてはいかがでしょうか？

書き方は、あまり難しくないですね。

「拘こう」は、「扌（てへん）」と「句く」を並べましょう。手で句にひっかけるイメージです！🖐️

「泥どろ」は水に関係した「さんずい」と「尼に」が使われています。「尼に」は人と人が近づきあっていることを意味しており、そこに水を足してねばりついてくるドロということで「泥どろ」が成り立ったそうです。

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この言葉、どう使う？

• 勝ち負けに拘泥こうでいするのも分かるが、危険なことはしないように！
• そんな小さなミスに拘泥こうでいしていたら、いつまでも作業が進みませんよ！
• そんなに気になるのかい？そこまで拘泥こうでいするなんて、君は変わっているね。

「拘泥こうでい」の類語

拘こだわる、という意味の言葉が似ていますね。

• こだわる・・・必要以上に気にする。とことん突き詰める。
• かかずらう・・・気持ちや考えがひっかかり離れなくなる、という意味もあります。
• 固執こしつ・・・自分の意見を曲げず譲ゆずらないこと。

「拘泥こうでい」の対義語

「拘泥こうでい」は拘ることなのに対して、こちらは拘らないことになります。

• 没却ぼっきゃく・・・気にせず、無視すること。

同じ読み方の熟語👀

• 膠泥こうでい・・・モルタル（セメントや石灰と砂を混ぜて、水で練ねったもの）のこと。

まとめ

「拘泥こうでい」は何かにこだわることなんですね。

どちらの漢字にもこだわるという意味があるため、必要以上にしつこくこだわるイメージで覚えてみましょう！

「拘こう」は手で句にひっかけるイメージを。🖐️

「泥どろ」の「尼に」は人と人が近づきあっていることを意味しており、そこに水を足してねばりついてくるドロということで「泥どろ」が成り立ったとのこと。しつこそうですね。😅

あなたは他の人よりも拘泥こうでいしてしまうようなこと、何かありますか？

拘こだわりたいということは、好きでそれに集中したいということでもあるので、拘泥こうでいすることが何かあるならそれはとても幸せなことだと思います！😆