「逼迫」の意味と読み方とは?ヒントは「余裕がない」
逼迫って、なんと読むのかな??
「逼迫」はね、「ひっぱく」と読むんだよ。
逼迫の意味
[名](スル)
1 行き詰まって余裕のなくなること。事態が差し迫ること。「情勢が―する」「財政が―する」
2 苦痛や危難が身に迫ること。
出典 デジタル大辞泉(小学館)
逼迫はここに注意
「逼」は書いたことが無い、という方もいらっしゃるでしょう。ここで、間違えないように覚えたいです。
言葉の難しさ・・・★★★☆☆
ニュースでも聞くことがある言葉ですが、「逼」の漢字が少し難しいため。
すぐ忘れてしまいそう?それなら・・・
つまり「逼迫」の意味は、余裕がなくなることなんだね。
電力逼迫、と最近聞いた気がするよ。
それはつまり、電力に余裕が無いということだよね。
「逼迫」の「逼」は他に「ひつ・ひょく・逼る」とも読みます。意味は、
- さしせまる。近づく。「逼迫」
- せばまる。身動きができない。「逼塞」
となっています。近づく。せまる。という意味を持っていますね。
「迫」は他に「はく・迫る・せる」と読みます。意味は、
- さしせまる。近づく。「迫力」など
- おいつめる。「迫害」など
となっています。こちらは近づく。さしせまる。という意味の他に、おいつめるという意味も持っていますね。
さしせまるという同じ意味の言葉の組み合わせで作られているので、よっぽど余裕がないほど追い詰められ、さしせまっているイメージということで「逼迫」と覚えましょう!🧐
「逼」は少々間違えやすいように見えます。
「しんにょう」が部首となっていますが、この漢字の場合は点が2つになっているようですね。
とは言っても、点が1つでも問題は無いようです。
少しだけとは言え、違いがあると混乱しますね・・・。😅
「しんにょう」の中にある「畐」には、満ちる、いっぱいになるまで迫る、といった意味があります。
「逼」に使われているのは、必然なのかも知れないですね・・・!
「迫」は、部首の「しんにょう」に「白」がのっているだけです。
ひっぱく、という言葉自体は覚えやすそうですが「逼迫」で読むのは少々難しいかも知れません。
ここでは、「ひっ!😱」とおどろく位に迫られているのをイメージしておきましょう!
たとえば電力逼迫と聞くと、焦ってしまうよね。
この言葉、どう使う?
- 今年の夏は電力が逼迫しているので、申し訳ないですが節電をお願いします。
- 伝染病で仕事も減り、生活が逼迫している。
- すでに状況は逼迫しております。
「逼迫」の類語
時間がない、余裕がない。といった意味の言葉が似ていますね。
- 一刻をあらそう・・・少しの時間も無駄にできず、急ぐ必要があること。
- 火急・・・まるで火がついたように、せまった状況にあること。
- 緊急・・・余裕がないので急いで対応する必要があること。
「逼迫」の対義語
「逼迫」は余裕がないことなのに対して、こちらは余裕があることになります。
- ゆとり・・・余裕があること。
僕は、できれば余裕をもっていたいな。
余裕がないとなると、焦ってミスが起こってしまうかもしれないからね。
まとめ
「逼迫」は余裕がなくなることなんですね。
とてつもなく余裕がないほど追い詰められ、さしせまっているというイメージで覚えましょう!🧐
「逼」は「しんにょう」が部首で、点が2つとなっています。
ですが、点は1つでも問題無いとのこと。ありがたいような・・・。
この中にある「畐」には、いっぱいになるまで迫るといった意味もあります。
満ち足りすぎて、狭まってしまうイメージをしましょう。
「迫」は「しんにょう」に「白」がのっているだけですね。
今年の夏は電力が逼迫しているので、節電をお願いします!と言われても、暑いのでクーラーを使いたい!
など必要なことはよくありますよね。
逼迫する前に、手をうっておきたいものです。