「自若」の意味と読み方とは？ヒントは「落ち着く」

2022年11月7日2024年7月16日

自若じじゃくの意味

［ト・タル］［文］［形動タリ］重大事に当たっても、落ち着いていて、心や態度に少しの乱れもないさま。「―として座して待つ」「泰然―」

出典　デジタル大辞泉（小学館）

自若じじゃくはここに注意

漢字はどちらもカンタンなものです。意味だけ、間違えないように注意しましょう。

言葉の難しさ・・・★★☆☆☆

漢字だけだと、意味が少しわかりにくいため。

すぐ忘れてしまいそう？それなら・・・

---

「自若じじゃく」の「自じ」は他に「し・自みずから・自おのずから・自より」とも読みます。あまり見たことがないものもありますね。意味は、

• 自分で。「自賛じさん」など
• おのずから。「自明じめい」など
• ～から。「出自」など

となっています。読み書き自体はとてもカンタンな漢字となっています。

「若じゃく」は他に「にゃく・にゃ・若わかい・若もしくは・若しく・若ごとし・若もし・若なんじ」と読みます。思っていたより多いのではないでしょうか？意味は、

• 若い。「若年じゃくねん」など
• いくらか。「若干じゃっかん」など
• ～のよう。「傍若無人ぼうじゃくぶじん」など
• 状態を形容する語の助字。「瞠若どうじゃく」
• もしも。

などとなっています。若い、以外にもけっこうありますね。😅

「若じゃく」は状態をあらわすのに添える語ということですが、それだけだと覚えにくいので・・・。

「若じゃく」を「もしも」として、もしも何かがあっても「自分」を保たもち、落ち着いている。というイメージで「自若じじゃく」と覚えてはいかがでしょうか？

「自じ」は鼻をさして「じぶん」というところから、鼻の象形で「自」ができたそうです。👃

そして「若じゃく」は部首の「くさかんむり」と、「右」で作られていますね。

読み方が「弱じゃく」に通じて同じ読みができるため、「わかい」という意味もあらわすようになりました。

漢字自体はどちらもカンタンです、落ち着いて覚えましょう！

---

この言葉、どう使う？

• 自若じじゃくとして座して待つ。
• その泰然自若たいぜんじじゃくとしたさま、見習いたいものだ。
• たとえ何が起ころうと、泰然自若たいぜんじじゃくとする。

「自若じじゃく」の類語

落ち着いているという意味の言葉が似ていますね。

• 冷静れいせい・・・落ち着いているようす。
• 平静へいせい・・・落ち着いているようす。
• 従容しょうよう・・・ゆったりとしていて落ち着いているようす。

「自若じじゃく」の対義語

「自若じじゃく」は落ち着いているようすなのに対して、こちらは落ち着きを失うことになります。

• 動揺どうよう・・・心がゆれて落ち着きを失うこと。
• 狼狽ろうばい・・・急なできごとにあわてること。

同じ読み方の熟語👀

• 示寂じじゃく・・・高僧などが亡くなること。

「自若じじゃく」の熟語・ことわざ・慣用句

• 泰然自若たいぜんじじゃく・・・落ち着きがあり、どんなことがあっても慌てないようす。
• 神色自若しんしょくじじゃく・・・大きな問題が起きても慌てず、落ち着いているようす。
• 従容自若しょうようじじゃく・・・慌てず落ち着いているようす。
• 鷹揚自若おうようじじゃく・・・慌てず落ち着いているようす。

まとめ

「自若じじゃく」は大きな問題が起きても、落ち着いているということなんですね。

もし何かがあっても自分を保たもち、落ち着いていられるイメージで覚えてはいかがでしょうか？

「自じ」は鼻をさして「じぶん」というところから、鼻の象形で「自」が出来たみたいですね！👃

「若じゃく」は部首である「くさかんむり」と「右」です。

読み方が「弱じゃく」に通じ同じ読みができるところから、「わかい」という意味もあらわすようになりました。

初めて見たときは「若い人か～」と思っていましたが、そういうわけでもないんですね。😅

漢字は楽に書けますので、慌てず、落ち着いて書きましょう！

---

こちらはいかがでしょうか？

ゆったりと落ち着いている様子を目指しても、いつもそう居られるとは限りません。

１日の終わりくらいは、物に頼って安らぎを得ましょう！

エッセンシャルオイルの香りで、1日の終わりのバスタイムをよりゆったりと過ごすことができるもので、欧米では多くの家庭でバスタイムに愛用されています。

ラベンダーの香り、ユーカリ＆スペアミントの香りがあります、種類は少しものたりないかも知れませんね💦