「安佚」の意味と読み方とは?ヒントは「気楽」
安佚って、なんと読むのかな??
「安佚」はね、「あんいつ」と読むんだよ。
安佚の意味
[名・形動]気楽に過ごすこと。何もせずに、ぶらぶらと遊び暮らすこと。また、そのさま。「―をむさぼる」「―な日を送る」
出典 デジタル大辞泉(小学館)
安佚はここに注意
「佚」は書くこと自体は難しくありませんが、あまり見かけないため注意しましょう!
言葉の難しさ・・・★★★☆☆
読み方が少し難しいため。
すぐ忘れてしまいそう?それなら・・・
つまり「安佚」の意味は、自由気ままに遊んで暮らすことなんだね。
う~ん、羨ましい・・・!
確かに・・・。意味もちゃんと見ておこうね!
「安佚」の「安」は他に「安い・安んぞ」とも読みます。意味は、
- やすらか。落ち着いている。「安全」など
- 値段が安い。「安価」など
- たやすい。「安易」など
- たのしむ。「安逸」
- いずくんぞ。どうして?という意味をあらわす。
となっています。実は、この「安」の草書体がひらがなの「あ」になったようですよ!
「佚」は他に「てつ・佚う・佚れる・佚しむ・佚いに」とも読みます。意味は、
- ぬけて無くなってしまう。「散佚」など
- 世の中から抜け出すこと。「佚民」など
- 気ままにすごす。「佚楽」など
となっています。「逸」と通用しているため、「安逸」と書くこともできます。
たのしむ、という意味も持つ「安」と気ままに、という意味も持つ「佚」を合わせて、世の中のあれこれから抜け出して、気ままに楽しみながらすごすイメージで「安佚」と覚えてはいかがでしょうか?
「安」は家の屋根の下に女性がいます。そこから、安らぐといった意味を持つ「安」が成り立ったそうです。
「佚」は「にんべん」に「失」となっていますね。「失」は手から物がそれていってしまった。そこから失うを意味する漢字が成り立ったと言われています。
それに、「失」には逃げるといった意味もあります。そのため、人のいるところから逃げ出した、または世俗を捨てて抜け出た人として「佚」を覚えてみましょう!🧐
抜け出したことで失うだけではなく、得られるものもあるんだね。
この言葉、どう使う?
- 僕はただ、安佚な日々を送っている。
- 彼は安逸をむさぼっている。
- 彼女は、安佚であることを嫌っていた。
「安佚」の類語
自由気ままに遊んで暮らす、という意味の言葉が似ていますね。
- 自適・・・縛られること無く、気ままに過ごすこと。
- 安気・・・苦しまずに、気楽でのんびりとしていること。
- 気楽・・・心配事がなく、のんびりとしていること。のんきなこと。
同じ読み方の漢字👀
- 安逸・・・安佚と同じ。こちらの方が、見る機会は多そうです。
「逸」の方が分かりやすい気がする・・・。
あえて、見慣れない方の漢字を使ってみたよ!
まとめ
「安佚」は、自由気ままに遊んで暮らすということなんですね。
たのしむという意味も持つ「安」と、気ままにという意味も持つ「佚」を合わせて、世の中のあれこれから抜け出て、気ままに楽しんでいるイメージで覚えてはいかがでしょうか?
「安」は家の屋根の下に女性がいるようです。そこから、安らぐといった意味を持って成り立ったそうですね。
「佚」は「にんべん」に「失」ですね。「失」は手から物がそれていった。そこから、失うを意味して成り立ったと言われています。
「失」には逃げるといった意味もありますので、人のいるところから逃げ出す、世俗を捨てて抜け出た人として覚えてみましょう!🧐
意味だけみると、悠悠自適ととても似ていますね!やはり、気楽に過ごせるのが理想なのでしょうか・・・。🧐