「陶酔」の意味と読み方とは?ヒントは「うっとり」
陶酔って、なんと読むのかな??
「陶酔」はね、「とうすい」と読むんだよ。
陶酔の意味
[名](スル)
1 気持ちよく酔うこと。「美酒に―する」
2 心を奪われてうっとりすること。「名演技に―する」
出典 デジタル大辞泉(小学館)
陶酔はここに注意
どちらもそこまで難しい漢字ではありませんが、「陶」の使い方を間違えないように注意しましょう!
言葉の難しさ・・・★★☆☆☆
何故この漢字なのか、見ただけだと分かりにくいため。
すぐ忘れてしまいそう?それなら・・・
つまり「陶酔」の意味は、うっとりとすることなんだね。
うっとり、ってどういう感じだったかな・・・。
美しいものを見て心を奪われたり、気が抜けることだね。
「陶酔」の「陶」は他に「よう・すえ」とも読みます。意味は、
- 焼きもの。「陶器」など
- 人を育てる。みちびく。「陶冶」など
- 楽しむ。うっとり。「陶然」など
- もやもや。「鬱陶」など
となっています。良く目にするのは陶器だと思いますが、うっとり。という意味も持っているのですね!
「酔」は他に「酔う」とも読みますよね。意味は、
- お酒や乗り物によう。「酔歩」など
- 意識を無くす。「麻酔」など
- 心を奪われる。「心酔」など
となっています。こちらも、酔ってしまうという意味の他に「心を奪われる」という意味もありますよね!
お酒に酔うと、気分が良くなる経験をした方は多いのではないでしょうか?(もちろん、大人の方に限りますが・・・!)
未成年の方でも、自己陶酔することで自分に対して自己満足し、自分に酔いしれている・・・といった感覚を持った方はいらっしゃるかも知れませんね。😆
その時の気持ちを思い出してください、気持ちよく酔う、うっとりとする・・・といった状態をイメージして「陶酔」と覚えましょう!
「陶」は「こざとへん」に「匋」となっています。「匋」には焼き物や、かまどの意味があります。ここでは、人が陶器を抱えているところから「(こざとへんのような)段のあるところで焼き物を焼くことを意味して「陶」が成り立ったそうですよ!
美しい陶器を見て、うっとりとしてしまう・・・。という気持ちと合わせてみると、覚えやすそうです。🧐
「酔」は部首である「酉」と、「卆」になっています。「酉」は鳥の他に、酒の意味も持っています。
「卆」はしもべ、という意味を持ちます。他に、終える。つまり、死ぬという意味も持っているようです。
そのため、お酒が終わる量をイメージしてみましょう。そのくらい飲めば、気持ちよく酔っていそうですからね・・・。😴
(飲みすぎには注意です!)
酔っても、良いことばかりじゃないよね。
この言葉、どう使う?
- 一種の自己陶酔にしか見えないそれは、周囲から見ると距離を置きたくなるものであった。
- いつの間にか、素晴らしい演技に陶酔していたようだ。
- 陶酔は突然、終わりをむかえた。
「陶酔」の類語
うっとりしている、お酒に酔う、という意味の言葉が似ていますね。
- 陶然・・・酒に酔い、良い気持ちになる。うっとりとする。
- 耽る・・・夢中になる。
- 傾倒・・・あるものに夢中になること。
同じ読み方の熟語👀
- 東垂・・・東の果て。
- 透水・・・水がしみとおること。
- 統帥・・・軍を指揮すること。
「陶酔」の熟語・ことわざ・慣用句
- 陶酔境・・・酔ったり、美しいものに接した時の、うっとりとした気持ちのこと。
うっとりする、という気持ちなら僕にも分かったよ!
それが分かれば、この言葉の意味も覚えられそうだね!
まとめ
「陶酔」はうっとりとする、ということなんですね。
気持ちよく酔う、何かを見てうっとりとする状態をイメージして覚えましょう!
「陶」の「匋」には焼き物、かまどの意味があります。ここでは、人が陶器を抱えているところから「(こざとへんのような)段のあるところで、焼き物を焼くことを意味して「陶」が成り立ったそうですね。
美しい陶器を見て、うっとりとしてしまうイメージをしてみましょう!
「酔」の「酉」は鳥、そして酒の意味も持ちます。「卆」はしもべ、という意味を持ちます。他に、終えるといった意味も・・・。
そこから、お酒を飲み終わる量をイメージしてみましょう!
お酒を飲むにしろ、名演技を見るにしろ、酔うなら「陶酔」のように気分よく酔いたいです。
お酒に酔うと気持ちいいかも知れませんが、飲みすぎたり、他にも乗り物酔いをしてしまうと、逆に気持ち悪くなりますよね。😅
あくまで「気持ちよく酔う」ことが「陶酔」なので、注意しましょう!
お酒は大人になってからですよ。😄
未成年の方は、自分に酔いしれましょう!