「煢然」の意味と読み方とは?ヒントは「孤独」
煢然って、なんと読むのかな??
「煢然」はね、「けいぜん」と読むんだよ。
煢然の意味
[ト・タル][文][形動タリ]孤独なさま。たよりないさま。
「一人―として生きるに耐えざる淋しき魂が」〈倉田・愛と認識との出発〉
出典 デジタル大辞泉(小学館)
煢然はここに注意
「煢」は1級の漢字となっています。持つ意味は少ないですが、間違えないように注意しましょう!
言葉の難しさ・・・★★★☆☆
読み書きが少し難しいため。
すぐ忘れてしまいそう?それなら・・・
つまり「煢然」の意味は、1人で頼りないことなんだね。
「煢」って、見たこと無かったかも・・・?
そうなんだね。下で見てみよう!
「煢然」の「煢」は他に「ひとりもの・煢える」とも読みます。意味は、
- ひとり。「煢煢」
- 憂える。
となっています。1人で寂しいのかも知れませんね・・・。
「然」は他に「ねん・然り・然える」とも読みます。意味は、
- そのとおり。「当然」など
- 他の語のうしろにつけて、その状態をあらわす時に使う。「遽然」など
- 燃える。
となっています。状態をあらわすのにも使えるそうです!
1人であることを意味する「煢」があるため、1人でいる状態をイメージして「煢然」と覚えましょう!1人だと寂しいですし、どこか頼りないですからね😅
「煢」は「火」が2つに「冖」、それに「卂」となっています。「冖」は布などでおおう、「卂」には早いといった意味があります。
火が2つもありますので、火の回りが早いため、布でおおって1人で素早く逃げているイメージで「煢」を覚えてみてはいかがでしょうか🧐
読むことが少し難しいですが、同じ音読みでかつ似た漢字に「螢」があります。普段見る漢字とは少し違いますが、こちらもホタルのことなんですよね。
迷ったら、ホタルである「螢」と同じ音読みだと思い出しましょう!
「然」は成り立ちが少し残酷なのですが、カンタンに書くといけにえを燃やす、ということから成り立ったようです。確かに、下が「ひへん」ですね。
上に乗っているのはただの「タ」では無く、犬も「大」では無いことに注意しておきましょう。
「煢」を覚えるのが、少し難しいね。
この言葉、どう使う?
- 暗い路地の奥に、煢然として立っている人がいた。
- 今になって分かった。煢然として生きるのは、辛いものだ。
- 今夜は1人なのか、見張りが煢然として突っ立っている。
「煢然」の類語
1人、という意味の言葉が似ていますね。
- 孤独・・・ひとりぼっちなこと。
同じ読み方の熟語👀
- 惸然・・・煢然と同じ。
- 烱然・・・明るくかがやくようす。
1人だと、やっぱり寂しいよね・・・。みんなで行動したいよ。
頼れる人は、ほしいよね。
まとめ
「煢然」は1人で、頼りないということなんですね。
1人であることを意味する「煢」を忘れないようにしましょう!
「煢」は火の回りが早いため、布で隠れて1人でささっと素早く逃げているイメージで「煢」を覚えてみましょう。
「然」カンタンに書くといけにえを燃やす、ということから成り立ったようですね。
「煢」は持つ意味が少ないため、書くことも少ないでしょう。
ただ、この漢字さえ覚えてしまえば問題なく書くことができますね😆
あまり書かれていない、ということはもしかしたら寂しいかも知れません。孤独なままにせず、どちらも覚えたいです!