「驀地」の意味と読み方とは?ヒントは「突き進む」
驀地って、なんと読むのかな??
「驀地」はね、「まっしぐら」とも読むんだよ。
驀地の意味
[副]《古くは「まっしくら」か》激しい勢いで目標に向かって突き進むさま。いっさんに。「ゴールめざして—に走る」「出世街道を—に進む」
出典 デジタル大辞泉(小学館)
驀地はここに注意
「ばくち」とも読みます。
「ばくち」読みの場合、まっしぐらの他に、急に起こるさまを意味しているそうですよ。
言葉の難しさ・・・★★★★☆
2つの漢字が読めても、「まっしぐら」と読むことは難しいため。
すぐ忘れてしまいそう?それなら・・・
つまり「驀地」の意味は、いきおいよく目標に向かって突き進むことなんだね。
ゴールに向かってまっしぐら!とかの使い方は聞いたことがあるけど、漢字があったんだね・・・!
そうなんだ。「驀」の意味を知っていても、なかなかこう読もうとは思わないかも知れないね。
「驀地」の「驀」は他に「ばく・驀る・驀える・驀ち・まっしぐら」と読みます。意味は、
- 馬にのる。
- たちまち。まっしぐらに突き進む。「驀進」など
となっています。確かに馬に乗れば、突き進むのも速くなりそうですね!🐎
「地」は他に「ち・じ・つち・ところ」と読みますよね。意味は、
- 大地。「陸地」など
- 特定の土地。「領地」など
- 身分、立場。「地位」など
- 本来持つ性質。「地力」など
- その土地。「地酒」など
- 状況。「境地」など
- 語尾につける助辞。「驀地」
となっています。僕たちが立つ、大地のことでもありますよね。
「驀」は馬に乗って、なおかつまっしぐらに突き進んでいます。
そして、走るためには足をつける大地が必要ですよね。
そこから大地の上を、馬に乗りゴールに向かってまっしぐらに突き進んでいるイメージで「驀地」と覚えてはいかがでしょうか?
「驀」は部首である「馬」に、「莫」となっています。
「莫」は草むらと太陽の象形で、太陽が草むらに沈むことから日暮れを意味しています。
他には、広いや削るといった意味も持つそうです。
日暮れなら、家に帰るにはいいタイミングですよね。それに、例え土地が広くても・・・。
馬に乗れば、たちまち家に帰れることでしょう!
そこから、日暮れになったので、馬に乗り広くはてしない道を、ただひたすらまっしぐらに突き進んでいるイメージで「驀」を覚えましょう!
ちなみに、この「馬」に乗っているのが「莫」ですね。🐎
「地」は部首である「土」に、「也」となっています。
ここでの「也」は、ヘビの象形のようです。ヘビのようにうねうねと連なる地面を意味して「地」が成り立ったと言われています。
「まっしぐら」という言葉自体は、聞いたことがあるはず!
この言葉、どう使う?
- あいつなら、北へ向かって驀地に走って行ったぜ。
- ようやく見つけた出口へ向かって、驀地にかけだした。
- ゴールを目指して、驀地に走ろう!
「驀地」の類語
目標に向かいまっすぐ進む、という意味の言葉が似ていますね。
- 逸散・・・わき目もふらずに走ること。
- 一目散・・・わき目もふらずに走っていくこと。
- 一路・・・寄り道せず、ひたすらまっすぐ進むこと。
馬に乗って行けば、勢いよく突き進むことができそうだね!
まずは「まっしぐら」の意味を覚えておけば、漢字を見ても納得できるはず!
まとめ
「驀地」は、いきおいよく目標に向かい突き進むことなんですね。
「驀」は馬に乗りまっしぐらに突き進んでいます。そして、走るための大地もありますよね。
馬に乗り、ゴールに向かってまっしぐらに大地を駆け抜けているイメージで覚えてはいかがでしょうか?
「驀」は部首の「馬」に、「莫」です。
「莫」は太陽が草むらに沈むことから日暮れを意味しているそうです。他に、広いといった意味も持ちます。
日暮れの時間は、帰るにはいいタイミングです。帰り道が遠くても・・・。
馬に乗ればたちまち帰れそうですよね。「莫」を乗せて帰りましょう!🐎
日暮れの時間、馬に乗り、はてしない道をまっしぐらに突き進んでいるイメージで覚えましょう!
「地」は部首の「土」に、「也」です。
ここでの「也」は、ヘビの象形。そこから、うねうねと連なる地面を意味して成り立ったみたいです。
あなたは、今何か目標にしていることはありますか?🧐
あるなら、走れるうちに目標にむかって驀地に突き進んでおく方が良いかも知れませんね・・・!