「冥冥」の意味と読み方とは?ヒントは「闇」
冥冥って、なんと読むのかな??
「冥冥」はね、「めいめい」と読むんだよ。
冥冥の意味
[ト・タル][文][形動タリ]
1 暗いさま。「—たる闇」
「大雪海を圧して来り、航路—」〈独歩・愛弟通信〉
2 事情がはっきりせず、見通しの立たないさま。「行く先遠く—とした思い」
出典 デジタル大辞泉(小学館)
冥冥はここに注意
「冥」の部首に、注意しましょう!
言葉の難しさ・・・★★☆☆☆
読み書きがそこまで難しくないため。
すぐ忘れてしまいそう?それなら・・・
つまり「冥冥」の意味は、暗かったり、事情がはっきりとしないため見通しが立たないことなんだね。
確かに、暗いと先も見えにくくなってしまうなぁ。
そういうこと、「冥」が持つ意味も暗いものとなっているよ。
「冥冥」の「冥」は他に「みょう・冥い」とも読みます。意味は、
- 暗くて見えない。光がない。「昏冥」など
- 道理に暗い。「頑冥」
- あの世。「冥土」など
- 奥深い。「冥想」
- 目に見えない、人知を超えた神仏の働き。「冥護」など
となっています。暗い意味が多いですが、暗いからこそ目に見えないことも感じやすくなるのかも知れません。
「冥」が2つもあるので、それぐらい奥が深く、さらに光がないため暗くて先を見通すことができない様子をイメージして「冥冥」と覚えてはいかがでしょうか?🧐
「冥」は部首である「冖」の「わかんむり」に、「日」と「六」になっています。
「わかんむり」は、字形から文字を整理するために設けられた部首とのこと。
「冖」は、布などを上からかぶせる意味を持っています。
とある場所に、覆うものを両手でかけることを意味して、そこから暗いことを意味して「冥」が成り立ったと言われていますよ。
確かに、何かで覆われてしまったら暗くなるのも無理はないよね。
この言葉、どう使う?
- 冥冥とした思いを抱えている。
- 冥冥とした闇の中では、人の目でできることは限られている。
- 日常ではなかなか味わえない、冥冥とした世界の旅へと出かけよう。
「冥冥」の類語
暗い他に、見通しが立たないという意味の言葉が似ていますね。
- 暗澹・・・うす暗く、ハッキリしないさま。将来の見通しが立たず、希望が持てないさま。
同じ読み方の熟語👀
- 命名・・・名前をつけること。
- 銘銘・・・それぞれ。おのおの。
- 明明・・・ハッキリしているため、疑わしいところがないさま。とても明るいさま。心が晴れているさま。
- 瞑瞑・・・冥冥と同じ。
「冥冥」の熟語・ことわざ・慣用句
- 冥冥の裡・・・知らず知らずのうち。
- 冥冥裏・・・上と同じ。
- 薄暮冥冥・・・夕暮れ時の、うす暗いさま。
- 冥冥之志・・・他人に知られないように努力、決意すること。
そんなに暗いんだね、先が見えないとやっぱり怖いなぁ・・・。
2つも並んでいるから、とても暗いはずだよ。
まとめ
「冥冥」は暗かったり、事情がはっきりとしないため見通しが立たないことなんですね。
暗い意味の「冥」が2つもあるため、かなり奥が深く、光がないため暗く先を見通すことができない様子をイメージして覚えてはいかがでしょうか?🧐
「冥」は部首の「冖」の「わかんむり」に、「日」と「六」です。
「わかんむり」は、字形から文字を整理するために設けられた部首だそうですね。
「冖」は、布などを上からかぶせる意味を持っていますよ。
ある場所に、覆えるものを両手でかけることを意味し、そこから暗いことを意味して成り立ったそうです。
確かに、覆ってしまったら暗くなってしまいますからね。