「空虚」の意味と読み方とは?ヒントは「何も無い」
空虚って、なんと読むのかな??
「空虚」はね、「くうきょ」と読むんだよ。
空虚の意味
[名・形動]
1 内部に何もないこと。また、そのさま。から。
「—なる嚢袋 (ふくろ) は直上に立つこと能わず」〈中村訳・西国立志編〉
2 実質的な内容や価値がないこと。むなしいこと。また、そのさま。「—な論」「—な生活」
出典 デジタル大辞泉(小学館)
空虚はここに注意
「虚」の書き方に、念のため注意しましょう!
言葉の難しさ・・・★★☆☆☆
読み書きがそこまで難しくないため。
すぐ忘れてしまいそう?それなら・・・
つまり「空虚」の意味は、中身がないことや、価値がないことなんだね。
広い空のように、中身がないということかな?
「空」には、他にも意味があるよ!
「空虚」の「空」は他に「そら・空く・から・空ろ・空く・空しい・あな・うろ」とも読みます。意味は、
- そらのこと。「碧空」など
- 中身がない。「架空」など
- 航空機。「防空」など
- 空気。「空調」など
- 広い。大きい。「天空海闊」など
となっています。広い空のように、中身が無いことでも使われていますね。
「虚」は他に「こ・虚しい・虚ろ・うろ・虚ける」とも読みますよね。意味は、
- むなしい。中身がない。「盈虚」など
- うわべだけで中身がない。「虚勢」など
- うそ。「虚言」など
- よわい。気力がたりない。「虚弱」など
- 備えがない。「虚虚実実」
- 邪心を持たない。「謙虚」など
となっています。中身が無いためか、気力もたりていないようです。
どちらにも中身が無いという意味があるので、空のように大きくてうわべが立派でも、中身がないため価値もなく空しいことをイメージして「空虚」と覚えておきましょう。
「空」は部首である「穴」と、「工」ですよね。
実際の成り立ちとは少し違いますが、工具で穴をあけたら、空(空間)が見えた・・・!
といったイメージだと、意味も覚えやすそうです。🧐
「虚」の部首は、「虍」の「とらかんむり」となっています。
「とらかんむり」は、虎の頭の形にかたどるとのこと。
下の部分は変換で出てくれなかったのですが、仕事や行為の意味を持っているそうですよ。
虎の頭と丘の象形から、大きな丘と虚しいことを意味して「虚」が成り立ったと言われています。
中身が無かったら、がっかりしてしまうよね。
この言葉、どう使う?
- そのような空虚な論に、意味はない。
- 空虚な生活を抜け出したい。
- 空虚な複製品を見分ける。
「空虚」の類語
中身がない、という意味の言葉が似ていますね。
- 空疎・・・見せかけだけで、しっかりした内容がないこと。
- 虚無・・・むなしいこと。何物もないことなど。
「空虚」の対義語
「空虚」は中身がないことなのに対して、こちらは中身があることになります。
- 充実・・・中身がたくさん満ちていること。必要な物が十分に備わっていること。
- 満足・・・十分であること。心が満ち足りること。また、数学で、ある条件を満たしていること。
外側だけが立派でも、中身が無かったら確かに空しくなってしまうな~。
僕たちは少しずつ熟語を覚えて言っているから、中身が充実しそうだね!
まとめ
「空虚」は中身が無いことや、価値が無いということなんですね。
空のように大きくて立派でも、中身がないため空しいことをイメージして覚えておきましょう。
「空」は部首の「穴」と、「工」です。
工具で穴をあけたら空間が見えたイメージだと、覚えやすそうですね。🧐
「虚」の部首は、「虍」の「とらかんむり」です。
「とらかんむり」は、虎の頭の形にかたどるそうですね。
下の部分は、仕事や行為の意味を持っているとのこと。
虎の頭と丘の象形から、大きな丘と虚しいことを意味して成り立ったと言われていますよ。
できることなら、中身を充実させていきたいですね!