「鈍間」の意味と読み方とは?ヒントは「動き」
鈍間って、なんと読むのかな??
「鈍間」はね、「のろま」と読むんだよ。
鈍間の意味
1 動作や頭の働きがにぶいこと。また、そのさま。「―なやつ」
2 「野呂間人形」の略。
出典 デジタル大辞泉(小学館)
鈍間はここに注意
「鈍」は鈍感にも使われていますが、「鈍間」の場合は読み方が違うので注意しましょう。「鈍間」はそれぞれ「どん」と「かん」とも読めてしまい、「鈍感」という言葉もあるため紛らわしいですが、間違えないようにしましょう。
言葉の難しさ・・・★★★☆☆
読むのが少々難しいため。
すぐ忘れてしまいそう?それなら・・・
つまり「鈍間」の意味は、動きや頭の働きがにぶいことなんだね。
鈍感と同じような意味だよね。
そうだね、同じ漢字が使われていることもあってか、似ているね。
「鈍間」の「鈍」は他に「どん・とん・鈍い・鈍る・にび・鈍い」とも読みます。意味は、
- 鈍い、刃物の切れ味が悪い。「鈍器」など
- おそい。動作や頭の働きがのろい。「鈍感」など
- にぶくなる。「鈍磨」など
- 進むのが遅い。「鈍行」
- ゆるい。「鈍角」
となっています。動きや頭の働きがのろい、という意味も持っているのが分かりました。
「間」は他に「かん・けん・あいだ・はざま・あい・間う・間かに・間か」とも読みます。意味は、
- 物とのあいだ。「行間」など
- 2つの時間のあいだ。「期間」など
- ひそかに。隙をうかがう。「間諜」など
- ひま。のどか。しずか。「間暇」など
- 長さの単位。「間竿」など
となっています。
のどかでヒマになるくらい、動作がおそいイメージで「鈍間」と覚えてはいかがでしょうか?🧐
「のろま」という言葉を聞いたことがあればすんなり覚えられるとは思いますが、「鈍間」が「鈍感」とかぶってしまう・・・ということもありそうですよね。
意味も似ていますが、「鈍感」は「感じ方がにぶいこと」なので「感」の漢字が入っていますね。「鈍間」は「動きや頭の回転がにぶい」つまり、静かでのどかなイメージなので、「感」は使わずに「間」が使われています。「間」の方も「間」と読めてしまうためとても紛らわしいですが、今回は「間」の読み方になりますよ。
「鈍」の書き方ですが、刃物に関係する文字なので「かねへん」が使われています。その右側に「屯」を書くだけです。「屯」には多くのものが集まる、といった意味もあるため、金属が集まった結果重くなって遅くなってしまったイメージも面白いかも知れません。「鈍」は「とん」とも読むので、同じ読み方ができる「屯」を使うことを覚えておきたいですね。
「間」は「門」と欠けた月であり、門を閉じても隙間から月の光が漏れることから「間」が成り立ちました。
似たような言葉があるから読み方も間違ってしまいそうだけど、そこは正確に覚えたいところ!
この言葉、どう使う?
- いつもは鈍間なのに、今日はどうしてかよく動いている。
- あいつは鈍間だけど、いい奴だよ。
- 問題です!鈍間な動物といったら、な~んだ?
「鈍間」の類語
動作に対する反応がにぶい、のろのろしているというような言葉が似ていますね。
- 鈍重・・・動作やものごとに対する反応が遅く、のろいこと。
- とろい・・・動作や頭の働きがにぶい。
- 頓馬・・・言動にぬけたところがあること。まぬけ。
「鈍間」の対義語
「鈍間」は動きや頭の働きがにぶいことなのに対して、こちらはすばやいことになります。
- 機敏・・・その時に応じてすばやく判断して行動すること。
- 明敏・・・頭の働きが鋭いこと。
- 俊敏・・・判断・行動がはやいこと。
「鈍間」の熟語・ことわざ・慣用句
- 鈍間猿・・・ロリスのこと。
- 鈍間人形・・・操り人形の一種。
言葉は知っていたけど、漢字は知らなかったなぁ・・・!
これで覚えることができたかな?でも、あまり使わない方が良いと思うよ。
まとめ
「鈍間」は動きや頭の働きがにぶいということなんですね。
動作がおそすぎて、ヒマになるイメージで覚えてはいかがでしょうか?🧐
「鈍」の「屯」には多くのものが集まる、といった意味もあるため、金属が集まった結果重くなり、遅くなったイメージで。
「間」は「門」と欠けた月をあらわしているようなので、門を閉じても隙間から月の光が漏れる、と覚えてみましょう!
言葉自体は知っていても、漢字は知らなかった、書けなかった言葉かも知れません😀
言われた方はあまりいい気分では無いと思うので、誰かに対して使うのは抑えておいた方が良いでしょう。
こちらはいかがでしょうか?
「自分でも最近、頭の動きが遅くなっていると感じるなぁ・・・」と考えている方に、脳トレをおすすめします。前はゲームで脳トレのソフトもありましたね。僕も遊んだことがあります!
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チコちゃんはテレビで見たことがある方も多いのではないでしょうか?実はこの本以外にもいろいろ出版されているので、気になった方は調べてみましょう!
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読めない、書けない漢字はたくさんあるから、本などでも勉強してみようね。