「嘆賞」の意味と読み方とは?ヒントは「感心」
嘆賞って、なんと読むのかな??
「嘆賞」はね、「たんしょう」と読むんだよ。
嘆賞の意味
[名](スル)すぐれたものとして感じ入ること。つくづく感心して褒めたたえること。称嘆。賞嘆。「作品の見事な出来栄えに—する」
出典 デジタル大辞泉(小学館)
嘆賞はここに注意
「嘆」は悲しむだけでは無いため、注意しましょう!
言葉の難しさ・・・★★★☆☆
「嘆」の意味を間違ってしまう可能性があるため。
すぐ忘れてしまいそう?それなら・・・
つまり「嘆賞」の意味は、優れたものに感心して、褒めたたえることなんだね。
「嘆」があるから、嘆いているんだろうなぁ。
そう思っていたら、全然違った・・・。
勘違いしやすいよね。
「嘆賞」の「嘆」は他に「嘆く・嘆かわしい」とも読みますよね。意味は、
- なげく。悲しむ。「愁嘆」など
- ほめる。感心する。「驚嘆」など
となっています。大きく分けて、2通りの意味を持っていますよね。
また、「歎」の書きかえ字でもあるそうです。
「賞」は他に「賞める・賞でる」とも読みます。意味は、
- ほめる。「賞賛」など
- ご褒美。たまもの。「賞与」など
- 楽しむ。「鑑賞」など
となっています。テンションが上がりそうな意味が、たくさんありますね!
褒めてもらったり、ご褒美をもらえたら悲しむことはまずありません。
そのため、今回は楽しませてもらい感心したお礼として、褒めてあげるイメージで「嘆賞」と覚えてはいかがでしょうか?😊
「嘆」の部首は「口」で、食べることや声を出すなどの口に関する字に主に使われますよね。
右側が災いにあって祈っている人の象形のようで、そこから苦しみに嘆いている意味で「嘆」が成り立ったという話があります。
右側は、難しいことや苦しみなどの意味をもっている「難」にも使われていますよね。
災難にあい、口から悲しみの声が出ているイメージで「嘆」を覚えてみてはいかがでしょうか。
「賞」の部首は「貝」で、貨幣などに関する字に主に使われるとのこと。
上部分が部首かなとも思いそうですが、違うのですね。
「貝」の上には、「尚」があるようにも見えますが・・・。
この「尚」には希望する、付け加える、尊ぶなどの意味があります。
褒めてもらったり、楽しめるご褒美を付け加えてもらったイメージで「賞」を覚えてみても良さそうですね。🧐
良い気分になれるものを貰ったみたいだね。
この言葉、どう使う?
- 彼女の作品の素晴らしい出来栄えに、嘆賞した。
- 嘆賞の声をあげる。
- 多くの人に嘆賞されるのは、気分が良い。
「嘆賞」の類語
優れたものに感心して褒める、という意味の言葉が似ていますね。
- 称嘆・・・感心して、褒めたたえること。
- 詠嘆・・・物事に深く感動すること。また、感動を声に出すこと。
- 称揚・・・褒めたたえること。
「嘆賞」の対義語
「嘆賞」は感心して褒めることなのに対して、こちらは罵ったりすることになります。
- 罵倒・・・激しい言葉で罵ること。
- 冷笑・・・あざ笑うこと。
同じ読み方の熟語👀
- 単称・・・簡単な呼び名のこと。また、1個の事物だけを言いあらわすこと。
- 単勝・・・競馬などで1着だけを当てる、単勝式の略。
- 探勝・・・景勝地に行き、その風景を楽しむこと。
- 短章・・・短い文章のこと。
- 嘆称・・・嘆賞と同じ。
- 嘆傷・・・なげき悲しむこと。
- 短小・・・短くて小さいこと。
確かに、褒める時にも使われていたね。
嘆くイメージが強いだろうから、間違えないようにしよう!
まとめ
「嘆賞」は優れたものに感心して、褒めたたえることなんですね。
お褒めの言葉をいただいたり、ご褒美をもらえたら嬉しいです。
なので、今回は感心して楽しませてもらったお礼として、褒めてあげるイメージで覚えてはいかがでしょうか?😊
「嘆」の部首は「口」で、食べたり声を出すなど、口に関する字に主に使われます。
右側は災いにあい祈っている人の象形のようで、そこから苦しみに嘆いている意味で成り立ったとのこと。
右部分は、難しいことや苦しみなどの意味を持つ「難」にも使われていますよね。
災難にあい、口から悲しみの声が出るイメージで覚えてみてはいかがでしょうか。
「賞」の部首は「貝」で、貨幣などに関する字に主に使われます。
上の部分が部首、という訳ではないのですね。
「貝」の上には、「尚」があるようにも見えます。
この「尚」は希望する、付け加える、尊ぶなどの意味を持っていますね。
褒めていただいたり、楽しめるご褒美を付け加えていただいたイメージで覚えてみても良さそうです!🧐